チワワを迎えたら始める子犬からのしつけ

犬種ランキングで毎年上位に入るチワワ。小さい体に大きなつぶらな瞳が愛くるしいチワワですが、適切な飼い方をしないと「噛む・唸る」などしつけが大変になることもあります。ここでは飼い始めの子犬期からできるしつけをお伝えします。

チワワを迎えたら始める子犬からのしつけ
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チワワの適切な飼い方

チワワの適切な飼い方

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子犬を迎えるとなるとまず大切なのがお家の環境設定です。

ケージはどこに置くか、トイレの場所、寝床の場所、それから部屋の中に噛まれたり壊されたりしては困るものが置かれていないかなど確認しましょう。

環境が整っていないと、トイレを失敗してしまったり夜落ち着いて寝られないないこともあります。

きちんと整った環境で迎えることで犬も安心できますし、しつけもしやすくなります。

チワワには整った環境が大事

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また、他の犬種と同様に犬としての欲求を満たしてあげることも飼う上で大切なことになります。

食事、睡眠、運動(遊び)は当たり前のことのようですが、特に意識してほしいのが運動(遊び)です。

運動(遊び)とは、犬が本来、狩りなど生きるために持っている身体機能を使わせてあげることが目的です。

そのため、運動させると言っても家の中を走らせるのと、お散歩やドッグランで走るのとでは得られる刺激が変わってきます。

チワワは小さいから散歩は必要ないと考える人もいるかもしれませんが、犬の大きさに関係なく散歩は必要です。

外には五感を刺激することがたくさんあり情報量も多いです。

地面を踏みしめる、草木や風のにおい、町中の音、犬同士の挨拶...どれも犬にとって必要な刺激です。

家の中でも遊び方を工夫することで良い遊びをしてあげることができます。

投げたボールなどを飼い主の元に持ってくる「もってこい遊び」は獲物を追う行動に近いですし、ロープを使った「引っ張りっこ」は獲物を力強く噛んで仕留めて自分の物にするという疑似遊びができます。

「引っ張りっこ」など噛む遊びは、甘噛みをしやすい子犬の時期にはピッタリな遊びでもあるのでおすすめです!

チワワは口が小さいので、軽くて咥えやすいおもちゃを選んであげるといいですね。

子犬期からのしつけ

チワワに限らずしつけは迎えたその日からやるという気持ちが大切です。

特に生後3〜12週齢の期間は吸収しやすい時期といわれているため、子犬を迎える8週齢〜12週齢のうちに優先してするべきしつけがあります。

いろいろな刺激に慣れさせる

子犬期からのしつけ

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しつけ」というとトイレのしつけやオスワリ・フセなどをイメージするかもしれませんが、「刺激に慣れさせる」というのはその子の心を豊かにするためのしつけでもあります。

チワワは飼い主への愛着は強く持つ犬種ですが、警戒心が強い分見知らぬ人への吠えなど攻撃性が出やすい犬種でもあります。

そのため、子犬の頃から「外の刺激」や「人から触られること」に慣れさせておくことが望ましいです。

生後3〜12週齢というのは社会化期と呼ばれる特別な期間で、恐怖心が芽生える前の好奇心が強い時期であるため、いろいろな刺激に慣れさせるのに重要な期間といえます。

この期間にどんな経験ができるかで、その後のしつけのしやすさにも影響してきます。

しかし、子犬の時期というのは免疫力が弱く、抗体を作るために2〜3回のワクチン接種が必要とされています。

一般的にワクチンプログラムと呼ばれるこの期間が終わる頃にお散歩デビューになります。

ですが、ワクチンプログラムが終わる頃には12週齢も過ぎ恐怖心が芽生えてくる時期でもあります。

どちらを優先させるかは飼い主さんの判断に委ねられますので、獣医師さんとよく相談して決めるのがいいでしょう。

トレーナーとしておすすめしたいのは、抱っこ散歩です。

ワクチンプログラムが終わるまでは外を歩かせずに、抱っこで外の刺激に慣れさせることです。

抱っこでも十分外の刺激を受けることができます。

チワワは子犬のうちに触ることに慣れさせましょう。

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また、体を触られることに慣れさせるのも子犬の頃からしていきましょう。

犬にとってお腹や尻尾、耳、足先、鼻先は敏感だったり急所であったりするため、触られたくない部分でもあります。

しかし、健康チェックや散歩後の足拭きなどでどうしても触る機会があります。

触ろうとすると怒るようだと、病気の発見が遅れたり治療のときの負担が大きくなってしまうので、子犬のうちに体中をたくさん触ってあげましょう。

できたときには褒める

チワワは警戒心が強い犬種です。

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子犬の頃は吸収が早い分、知らないうちに覚えなくていいことを勝手に覚えてしまうことがあります。

例えば、警戒吠えです。

チワワは警戒心が強く、自分より大きな相手にも立ち向かう勇敢さを持つ犬でもあるため、吠えという行動が出やすい犬種でもあります。

そのため、知らない犬や人を見ると吠えてしまうという子も多いです。

散歩中であれば、すれ違う人や犬は通り過ぎて行きますがこの時に吠えてしまうと犬は「自分が吠えたからいなくなった」と思い、人や犬を見るたびに吠えるようになってしまいます。

そうならないためには、人や犬とすれ違うという一見何気ない出来事でも、吠えずにすれ違えたらおやつをあげて褒めたり、すれ違う前にオスワリをさせて意識を飼い主さんの方に向ける練習をするようにしましょう。

まとめ

チワワは小さく愛くるしい犬種でもありますが、その外見とは裏腹に気の強い部分があります。

子犬期は可愛く楽しい日々でもありますが、同時にしつけの重要な時でもあります。

子犬の時期はあっという間です。

事前にきちんと環境を整えてあげることと、しつけ方やおやつをあげるタイミングなど家族の中でルールを決めておくことで、慌てることが少なくなります。

チワワの子犬と素敵な時間を楽しんでくださいね。

ライタープロフィール

長根 あかり Akari Nagane

長根 あかり Akari Nagane

【経歴】 2017年 帝京科学大学 アニマルサイエンス学科卒業。 卒業後、株式会社シロップで約2年間勤務。ウェブメディア『ペトこと』や、保護犬猫とのマッチングサービス『OMUSUBI』で犬猫の飼い方を中心に執筆。 ペットイベントへの取材・編集、「犬猫との暮らし」「犬とのお出かけ」などをテーマとした連載記事も担当。 退職後は犬のしつけ・トレーニングのアドバイスをする傍ら、都内にある犬猫の保護シェルターで勤務。犬猫のお世話だけでなく譲渡会へも参加し保護の現場を学ぶ。 【資格】 2017年2月 ドッグトレーナー 2017年3月 動物介在教育アドバイザー 2018年3月 愛玩動物飼養管理士 【ペット歴】 幼少期は、金魚をはじめオタマジャクシ、カエル、アゲハチョウ、ザリガニなどを飼育。 祖母の家に行けば4匹の猫と遊び、休日は公園に集まる散歩中の飼い主さんに声をかけ犬に遊んでもらっていました。小学4年生から中学3年生までシマリス「シママ」と暮らし、大学3年生になり保護犬のアルを迎え現在に至ります。 【愛犬とのエピソード】 幼い頃から犬と暮らすことが夢だった私にとって、アルとの出会いで昔からの夢が一つ叶いました。 これまでたくさんの犬と触れ合ってきましたが、実際、四六時中一緒にいるとそれまで意識したことがなかったことも気になって不安になる夜もありました。 家に帰ると乳歯が落ちていて驚いたり、撫でているときに「あれ?ここって骨出っ張ってたっけ?」と急に心配になったり・・・。 寝息を立てているアルの隣で寝ようとしたときに、自分の呼吸のリズムがわからなくなって一緒に寝るのを諦めたこともありました。 まだ学生でしたので、お留守番前の朝はしっかり散歩をして授業が終われば帰って一緒に遊ぶ日々。週2日は朝の部活にも一緒に行ってトレーニングをして、時には一緒に授業に行って実習を受けることもありました。 そんなアルとの生活ですが、アルは警戒心が強く人や環境に慣れるのに時間がかかりました。行動学やトレーニングを学んでいるとは言え、性格はそれぞれなので後はお互い手探りしながら、アルのペースでゆっくり一緒に成長してきたように感じています。 人から学べることもたくさん有るけれど、結局は犬から教えられることの方が多いなと毎日が学びの日々です。 【趣味】 多趣味なのでインドアもアウトドアも好きですが、やっぱり動物や自然に触れ合える場所に行くことが多いです。 友達と犬連れで車を走らせて、油壺マリンパークやマザー牧場などに日帰りの弾丸旅行をすることもしばしば。(犬なしで行くなら、横浜動物園ズーラシア・京都水族館・名古屋港水族館がおすすめです!) 最近ではペットOKの観光地も増えていますし、何よりドッグランのあるサービスエリアが増えているので、気になってわざわざ寄り道しちゃいます。 【ペットへの想い】 私にとってペットは、友であり、兄弟であり、子供であり、かけがえのない存在です。 家族や友達には相談できないこともペットには相談できる。辛いことがあったとき、悲しいことがあったとき、ただそばにいてくれるだけで安らぎ、乗り越える力をくれるのもまたペットたちです。 犬でも猫でも鳥でも、ヘビやトカゲであっても人とペットの繋がりは変わらないと思います。 年齢に似合わず『世界名作劇場』のシリーズが好きなのですが、作品の多くが主人公とパートナーである動物が支え合って一緒に困難を乗り越える物語です。 また、現代では動物を介在させることで治療やリハビリ、子供教育にも大きな影響を与えることがわかっており、さまざまな場面で動物との活動が行われています。 そんな切っても切れない人とペットとの関係が、今後もっともっと良くなることを願っていますし、暮らしやすくなるように活動していきたいと思っています。

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