【京都/祇園】 数寄屋造りの宿で、はんなり楽しむ雅な休日 “スモールラグジュアリーホテルそわか”

古都・京都の中でもひときわ華やかな空気が漂う祇園・八坂エリア。この街には長い年月をかけて育んできた歴史ある建物が軒を連ねています。2019年春にオープンした「スモールラグジュアリーホテルそわか」(以下、そわか)は、京都の中心部では貴重な、愛犬と泊まれるお部屋のある宿。数寄屋建築での贅沢な時間を、愛犬と一緒に味わいます。

【京都/祇園】 数寄屋造りの宿で、はんなり楽しむ雅な休日 “スモールラグジュアリーホテルそわか”

石畳の小道の先に広がる異空間

玄関まで続く美しい石畳のアプローチ

八坂神社本殿の石鳥居から南へ伸びる下河原通り。
通りの中でもひときわ目を引く、白い麻ののれん※を見つけたら、そこが「そわか」の入り口です。
のれんをくぐると、玄関まで続く美しい石畳のアプローチが。
外の喧騒が嘘のように、静かな異空間が広がっています。
(※秋冬は濃緑ののれんに変更されます)

随所におもてなしの心が感じられる、趣ある玄関

随所におもてなしの心が感じられる、趣ある玄関

玄関に着いたら靴を脱いで、ラグジュアリーなロビーラウンジへ。
黒い和紙畳の床と白いしっくいのコントラストが美しい上質な空間で、ウェルカムドリンクをいただきながらチェックインを済ませましょう。
(玄関、ロビーラウンジとも愛犬同伴不可)

ロビーラウンジの一角。天井の梁が見事

ロビーラウンジの一角。天井の梁が見事

ロビーラウンジの一角。窓からの借景が美しい

ロビーラウンジの一角。窓からの借景が美しい

随所に流れる「数寄の精神」

四季折々の表情を見せてくれる静かな中庭

四季折々の表情を見せてくれる静かな中庭

「そわか」の本館は、かつて料亭として使われていた数寄屋造りの建物を、大幅リノベーションしたもの。
数寄屋造りとは、数寄屋(茶室)風の建築様式のことで、茶室と同様に風流かつ繊細、質素でありながらも洗練された意匠が特徴。
リニューアル後も、先人たちが残した数寄の心は建物の随所に引き継がれ、「そわか」を訪れる私たちの目と心を楽しませてくれます。
(本館客室、中庭とも愛犬同伴不可)

趣きある数寄屋造りの客室

趣きある数寄屋造りの客室

部屋ごとに異なる意匠や素材を駆使。随所に日本ならではの高い技術と豊かな遊び心が感じられる

新たに設けられた、愛犬家専用の離れ

愛犬と過ごせる離れの1階リビング

愛犬と過ごせる離れの1階リビング

本館・新館含め全23室ある「そわか」の客室の中で、愛犬と宿泊できるのは、下河原通りに面した離れの一室のみ。
離れは、冒頭で紹介した白いのれんがかかる入り口のすぐ横にあり、共有スペースを一切通らずに外から直接入室できるので、他の宿泊客に気兼ねなく利用することができます。

離れの内部は1階にリビングと水回り、2階に寝室を配したメゾネット形式。
愛犬が利用できるのは1階部分のみですが、数寄屋造りの精神が行き届いたリビングは居心地が抜群で、ソファに座ってくつろいだり、窓から下河原通りの人並みを眺めたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

気が向いたら、愛犬と一緒に街歩きへでかけましょう。
なんといっても、ここは京都のど真ん中、祇園です。
一歩外に出れば、そぞろ歩きに最適な情緒あふれる町並みが目の前に。
少し歩くだけで、京都らしいお土産探しや八坂神社へのお参りもできてしまいます。

「そわか」の目の前にある和菓子屋さん「若菜屋」は栗のお菓子が名物

「そわか」の目の前にある和菓子屋さん「若菜屋」は栗のお菓子が名物。ついつい買いすぎてしまいそう…

おもてなしの心に癒やされるプライベート空間

「そわか」らしい洗練されたデザインの茶器

お部屋に戻ったら、再び愛犬と一緒に癒やしの時間を楽しみましょう。
お散歩途中に買ってきた京菓子と一緒に、お茶をいただいくのもいいですね。
「そわか」らしい洗練されたデザインの茶器でいただくお茶は、格別に美味しく感じられます。

贅沢なしつらえの浴室で、のんびり湯浴みを

もしくは、贅沢なしつらえの浴室で、のんびり湯浴みを楽しんでも。
ガラス越しに見える植栽の緑が、癒やしの時間に彩りを添えてくれます。

和の雰囲気を生かしつつ洋室にリニューアルしたベッドルーム

メゾネットの2階は、和の雰囲気を生かしつつ、使い勝手の良い洋室にリニューアルしたベッドルーム。

窓からは、こんな素敵な景色が広がっていました。
リニューアルされたとはいえ、大部分は料亭時代の古い建物を活かしたもの。
歴史を感じる木材の風合いに、不思議と心癒やされるのを感じます。

ベッドルームの窓から望む景色

目と舌で楽しむ、美しき京料理

「ラ・ボンバンス祇園」

愛犬がお部屋で落ち着いてくれたら、お食事はぜひ、飼い主さんだけで新館のレストラン「ラ・ボンバンス祇園」へ。
「大津磨き」という高度な技法を用いた壁と、黒くシックな壁が美しい店内では、モーニングからディナーまで、時間帯ごとに、さまざまなメニューを楽しむことができます。

「ラ・ボンバンス祇園」メニューの一例

メニューの一例

店名の「ラ・ボンバンス」は、フランス語で「ごちそう」を指す言葉。
日本料理の伝統を踏まえつつも、大胆かつ自由にアレンジした斬新な味わいの「ごちそう」が、目と舌を存分に楽しませてくれます。
中でも、おすすめは宿泊者限定のモーニング。
和・洋2種類が用意されているモーニングはいずれも削りたてのかつお出汁のスープがベースで、京都らしい滋味あふれる優しい味わい。
こんな温かなおもてなしを受けたら、気持ちよく新しい1日を始められそうです。

お部屋もラウンジもレストランも、どこを切り取っても絵になる美しくてラグジュアリーなホテル「そわか」。
サンスクリット語で「幸あれ」を意味するその名の通り、集う人を幸せで満ち足りた気持ちにしてくれるお宿でした。

何より、「愛犬と一緒に祇園に泊まる」という、これまでにない体験を提供してくれる「そわか」の試みは、大人の犬旅の新しい形として、これからますます話題を呼びそうです。

おわりに

年々、外国人観光客が増え続けている京都。
「そわか」のある祇園にも街歩きを楽しむ外国人観光客を多く見かけます。
愛犬を連れていると(日本犬の場合は特に)、急に写真を取られたり頭を撫でられたりすることがあり、人見知りをするタイプの愛犬の場合は、急に知らない人に触られて驚いてしまう可能性も。
街歩きをする際は、いつも以上に愛犬や周囲の様子に気を配り、リードをしっかり持って、愛犬の安全を守ってあげましょう。

編集部より

町家や料亭など歴史ある建造物をリノベーションし、趣あるホテルとして活用するケースが増えている、京都エリア。
ここ「そわか 」もそのひとつですが、京都を象徴する街・祇園で、愛犬同伴を可能にしたという希少性は最たるものと言えるでしょう。
祇園祭りで知られる由緒正しき八坂神社の至近という類稀なる立地と、清廉で奥ゆかしい佇まいの建造物…
ここに愛犬と一緒に泊まれるという“価値”を存分に味わいながら泊まっていただきたい、京の粋な風情が溢れる素敵な宿です。

愛犬を連れて京都旅行というのは、受け入れ宿の件数からしても未だ難しいイメージがありますが、「そわか 」のように門戸を開いてくれる宿が出てきた事は愛犬家にとって嬉しい動きであり、今後さらに増えてくれる事を期待するばかり。
今度の旅行は、愛犬を連れて “古都の文化に浸る旅”など趣向を変えてみるのもいかがでしょうか。

施設基本情報

スモールラグジュアリーホテルそわか

【住所】〒605-0821京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル清井町480
【電話】075-541-5323
【チェックイン/アウト】15:00/11:00
【公式HP】https://sowaka.com/

ペット宿泊基本情報

・同伴可能種別  犬のみ
・同伴可能サイズ  制限なし
・頭数制限  1室2頭まで
・宿泊料金  1頭目は宿泊代金に含む。2頭目は8,316円(税サ込)
・同伴条件  狂犬病予防注射および伝染病混合ワクチン接種を受けており1週間以上1年未満であること/基本的なしつけが出来ていること
・客室への同伴  可(1階のみ)
・客室でフリーにする  可(浴室、ベッドの上は不可)
・レストランへ同伴  不可
・共有スペースへ同伴  不可
・立ち入り遠慮区域  専用客室(111号室)以外は全て立ち入り不可
・ペット食事  なし
・備え付け備品   ケージ(50×55×77.5cm)/脱走防止用ゲート/食器2枚(フード用・水用)/消臭除菌剤/蓋付専用ゴミ箱/足拭きタオル/トイレトレー(ワイドサイズ)/トイレシート/犬用ベッド
・持参するもの  ペットの食事、手持ちゲージ、リード、寝具、おもちゃ、その他普段利用しているもの
・その他  入室の際は必ず専用のタオルでペットの足を拭くこと

アクセス

○車の場合
JR京都駅から15分

○電車の場合
京阪祇園四条駅徒歩約10分、阪急河原町駅徒歩約14分

○駐車場・送迎情報
駐車場:なし
送迎:なし

ライタープロフィール

相山 華子 Hanako Aiyama

相山 華子 Hanako Aiyama

報道記者を経てフリーのライターに。雑誌、企業広報誌、Webなどで主にインタビュー記事を手がけている。仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。

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