【ドッグトレーナー監修】「ブルドッグ」散歩が嫌い?毎日必要?適切な時間・距離・運動量!

恐そうなイメージのブルドッグ。実はとっても甘えん坊で、優しい性格の持ち主。忠実で、知らない人や犬に攻撃することもあまりありません。そんなブルドッグですが、実は「運動が嫌い」な子が多く、散歩に連れ出すのに苦労している飼い主さんも多くいます。ここでは、ブルドッグに必要なお散歩の時間や距離、注意点などについて解説します。

【ドッグトレーナー監修】「ブルドッグ」散歩が嫌い?毎日必要?適切な時間・距離・運動量!
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【ブルドッグ】お散歩は何のためにするの?

一般的に「散歩」には、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くという意味がありますが、犬の散歩に関しても、犬と飼い主さんに両方にとっての運動や気晴らしを目的とする人が多いと思います。

しかしこのような目的があったとしても、犬の散歩では公道を通ったり公園に行ったりするので、場所によって多くの人に迷惑がかからないように、飼い主さんの配慮と日頃からのしつけが必要となります。

また、運動のために散歩に連れていく飼い主さんも多いですが、犬は人が思っている以上に体力があります。リードに繋がれて歩くだけでは身体的な欲求は満たすことが出来ないことが多く、欲求不満な犬が多い傾向があります。

運動を通して犬の身体的欲求を満たすためには、ただ歩くだけでなく、飼い主さんが一緒に遊んであげる時間も設けたほうが良いでしょう。

【ブルドッグ】TPOに合わせたお散歩の仕方を心がけよう

犬の散歩の時は「家を出てから目的地まで移動する時間」→「目的地で遊ぶ時間」→「家まで帰る時間」といったように時間を区切って考え、それぞれの時間の中で必要となる散歩の仕方を心がけると良いでしょう。

まず「家を出てから目的地まで移動する時間」と「家まで帰る時間」は公道を歩くので、犬の自由気ままに歩かせてしまえば周りにも迷惑が掛かりますし、犬が嫌いな人にとっては脅威に感じることもあります。そのため、理想としては以下に挙げられるような飼い主さんの配慮やしつけが必要になります。
・犬の自由に歩かせない
・リードを短めに持つ
・すれ違う人や犬と距離を取るようにする
・犬の自由に排泄をさせない
・吠えさせない
・落ち着いた行動をとる

そして「目的地で遊ぶ時間」には、
・リードは離さない
・他人に迷惑になるような場所デロングリードを使わない
・犬の自由に排泄をさせない(人の迷惑にならない場所でさせてきちんと処理する)
・公園など、その場所で決められているルールを守る

などの配慮をしましょう。

【ブルドッグ】散歩はいつからしていいの?

【ブルドッグ】の散歩はいつからしていいの?

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ブルドッグに限らず、犬は生後3週齢から12週齢は社会化期と呼ばれる時期で、五感、運動神経が発達し、様々なものに好奇心を持つ時期です。初めて見たものに対して恐怖心や警戒心が低い時期なので、この時期に経験したり触れ合ったりした人や犬、物事、場所などに対して愛着を形成し、適切な振る舞いを身につけることができます。

この時期に適切な経験をしていないものに対しては、将来、恐怖心を持ったり適切な行動が取れなくなってしまう問題が生じる可能性が高いため、社会化期から様々な経験をさせることが問題行動の予防には重要です。

感染症の面から考えると、ワクチン接種が終わる前にお散歩をすると病気に感染してしまうリスクがあるため、「ワクチンプログラムが終了してから」お散歩を始めたほうが良いのですが、ワクチンプログラムが終了するのは生後4ヵ月頃で社会化期が過ぎてしまうため、それまで家の中にだけいては経験不足になってしまいます。

そこで、ワクチンの接種が終了する前から散歩には連れて行った方が良いですが、他の犬と触れ合わないよう地面におろして歩かせるのではなく、「抱っこ」をして外の様々な刺激を経験させましょう。

【ブルドッグ】初めてお散歩する時はどうしたらいい?

実はブルドッグには、運動があまり好きではない子がよく見られます。
マズルが短く呼吸がしづらいので、激しい運動をし過ぎると呼吸困難になることがあるため、運動による体の負担が大きいのかもしれません。

とはいえ、子犬の時期は遊ぶことが大好きでよく動く子も多いため、しっかりとリードを付けてお散歩を楽しみましょう。

外の世界には刺激がたくさんあります。
ブルドッグは力が強く、興奮して走り回ると事故に繋がったり飼い主さんも怪我をしてしまう可能性があるため、リードはしっかりと握っておきましょう。

ただ、マズルが短く呼吸がしづらいことから興奮して首が閉まると体に大きな負担がかかってしまうため、ハーネスを利用すると犬の負担が軽減できます。

見た目からは想像しにくいですが、ブルドッグは、実はとっても甘えん坊ですが、頑固な一面も持っているため、しっかりとしつけをする必要があります。
しつけを怠ると、成犬になってから全くお散歩に行きたがらなくなるおそれも。
お散歩デビューをするのと同時に、しつけもしっかりとしていきましょう。

【ブルドッグ】散歩は毎日必要?しなくていい?

【ブルドッグ】の散歩は毎日必要?しなくていい?

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運動が嫌いなブルドッグですが、運動不足になると肥満になるおそれがあります。
愛犬がもし、肥満になってしまうと足や腰に負担がかかるだけでなく、鼻が低いため呼吸困難に陥ることも。

そのため、できれば毎日お散歩をするのが理想です。
お散歩を嫌がることも多いため、工夫をしながら外に連れ出しましょう!

雨の日、忙しい時。お散歩が難しい時は?

健康を維持するためにも毎日お散歩をするのが理想ですが、天候や飼い主さんの都合で外に出られないこともあります。
その場合は、室内で遊んであげましょう。

フローリングの部屋で遊ぶと、滑ってしまうため踏ん張れず、足や腰を痛めてしまう危険があります。
愛犬と遊ぶ時には、絨毯が敷いてある部屋で遊ぶ、またはマットを敷くなどの対応をとり、ブルドッグが安全に遊べる空間を作ってあげましょう。

また、ブルドッグは室内でも動きたがらない場合があります。
好きなおもちゃを見つけてあげたり、ご褒美を入れて遊べる知育玩具などを活用して、少しでも楽しんで運動できるように工夫してください。

【ブルドッグ】散歩の「回数」「時間」「距離」の目安は?

【ブルドッグ】の散歩の「回数」「時間」「距離」の目安は?

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運動が嫌いなブルドッグですが、1日2回はお散歩に行くようにし、犬の様子を見ながら無理をせず、長時間や長距離の散歩は避けるようにしましょう。

どうしてもお散歩が進まない場合や一回の時間が短くなる場合は、その分回数を増やしてみてください。
嫌がるからといってお散歩をしないと、肥満になってしまうこともあります。
根気強く、ブルドッグのお散歩に付き合ってあげましょう。

また、呼吸困難になるおそれも出てくるため、運動のしすぎにも注意が必要です。

【ブルドッグ】散歩に適切な「時間帯」「季節」

他の犬種同様、ブルドッグも季節によってお散歩をする時間帯に気を付けなければいけません。
体調不良にならないためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

夏対策が必須!「熱中症」に要注意

ブルドッグは暑さが苦手な犬種でで、特に気温や湿度には注意が必要です。
人間よりも地面に近い場所を歩くため「照り返し」の影響を受けやすく、飼い主さんが感じている以上の暑さを感じているはずです。

また、熱いアスファルトを歩くことで、足の裏が火傷してしまうおそれもあります。
暑い夏は、暑くなる前の「早朝」または暑さが引いた「夜」にお散歩をしましょう。

寒さも苦手。冬のお散歩時間にも注意を

暑さに弱いブルドッグですが、実は寒さも苦手としています。
そのため、寒さが厳しい冬の期間は、夏の逆で「早朝」や「夜」のお散歩は避けましょう。

冬には、太陽が出ている時間帯のお散歩がおすすめです。
日中も寒さが厳しい地域である場合お散歩は中止し、室内遊びに切り替えてもいいかもしれません。

嫌がらないようであれば、犬用の防寒具などの寒さ対策グッズを活用するのもありでしょう。

【ブルドッグ】散歩する際のトイレ(排泄)はどうする?

【ブルドッグ】を散歩する際のトイレ(排泄)はどうする?

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犬が外での排泄をしないように「お家で排泄してから散歩に出掛けよう」と呼びかける声が大きくなってきた最近。
排泄は家のみで行うようにしつけることができれば、お散歩中のトイレマナーを気にする必要はないでしょう。

お散歩の際には、「ウンチ袋」と「水」は必ず持ち歩きましょう。
ブルドッグに限らず、お散歩時に排泄した場合持ち帰るのが基本です。
必ず持ち帰るためにも、お散歩時にウンチ袋を持って出かけてください。

外で排泄した場合は、おしっこは水で流し、できる限り跡を残さないように。

下痢気味だなと感じる日には、ウンチ袋と一緒に新聞紙を持って出かけるのがおすすめです。

排泄する仕草を見せたら、サッと新聞紙を敷きましょう。
ウンチの処理が楽々できるはずです。

【ブルドッグ】散歩を嫌がる(歩かない)場合の理由と対処法は?

【ブルドッグ】が散歩を嫌がる(歩かない)場合の理由と対処法は?

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運動が嫌いなブルドッグは、お散歩を嫌がって歩かなくなることも多いでしょう。
地面に寝そべって、全く動かなくなることもあるかもしれません。
しかし、運動不足はブルドッグにとって大敵です。
しつけ同様、根気強く、またできるだけ楽しく感じられるようなお散歩をしていきましょう。

お散歩に出かけて数分で歩かなくなってしまう場合は、お散歩時間を短めに設定してみてください。
その分お散歩の回数を増やし、運動不足を解消しましょう。

【ブルドッグ】散歩から帰った後のお手入れ方法!

愛犬とお散歩から帰宅したら、家に入る前に足を拭いてあげましょう。
基本的には、乾いた布で拭く・汚れが気になる所を濡れた布やウェットティッシュで拭くだけで問題ありません。

草むらを歩いたり、水たまりに入ってしまったなど汚れが気になる場合は、ぬるま湯で優しく洗いましょう。
濡れたまま放置すると、指の間や肉球のスキマに雑菌が繁殖することもあるため、水分がなくなるまでしっかりと拭く・ドライヤーで乾かすなどをしてあげてくださいね。

また、ブルドッグの特徴でもある「皮膚のヒダ」は、炎症が起こりやすい構造です。
定期的にスキンケアもおこなってあげましょう。

【ブルドッグ】散歩のまとめ

ブルドッグは、見た目からは想像できないほど甘えん坊な性格の持ち主で、マイペースな犬種です。
運動が嫌いなため、飼い主さんはお散歩をさせるのに苦労してしまうかもしれません。

しかし、運動不足は愛犬の肥満の原因にもなりかねないため、ブルドッグの興味をそそるような工夫を施しながら、根気強くお散歩に連れ出しましょう。
無理やり連れ出すのでなく、できれば双方楽しい雰囲気でお散歩できると良いですね。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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