【横浜】 愛犬とお出かけ。日本最大級の犬と人のための大型複合施設 “WANCOTT(ワンコット)”
2017年、人気観光地・横浜中華街近くにオープンしたWANCOTT(ワンコット)は、日本最大級の犬と人のための大型複合施設。オープン以来、年々会員数が増え、今や地元・横浜だけでなく、全国から愛犬家が訪れる大人気施設となっています。どんなところが飼い主さんたちの支持を集めているのでしょうか?その理由を探ってみました。
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目次
明るく清潔、広々とした施設

エントランス
東急みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約8分、賑やかな中華街近くの一角に建つビルの3・4FにWANCOTTがあります。
4Fでエレベーターを降りて、まず目に飛び込んでくるのは優しい色合いが印象的なエントランス。
ここで受付を済ませたら、いよいよ施設の中へ。
ドアを入るとすぐに広々としたコミュニティスペースが広がっています。

コミュニティスペース
コミュニティスペースは通常、カフェスペースとして会員に開放されていて、愛犬と一緒にお茶を楽しんだり、持参したお弁当やおやつを食べたりすることができます。
広々としたスペースは飼い主さん同士のコミュニケーションの場に最適。
気の合う飼い主さんが集まるオフ会の会場や、愛犬家向けイベントの会場として使われることも多いそうです。

ドッグパーク
続いてWANCOTTの「顔」ともいえる大人気のスペース「ドッグパーク」へ。
明るい日差しが降り注ぐドッグパークの広さは、なんと約600㎡と国内最大級。
もちろん空調完備の全天候型パークなので、お天気や気温を気にせず、愛犬を思いっきり遊ばせてあげることができます。
特に高温で外遊びが難しい春夏には、お散歩がわりに毎日遊びに来る愛犬もいるそうです。
パーク内は中・大型犬エリアと小型犬エリアに分かれているので、大型犬が苦手な小型犬も安心。
パークに常駐しているトレーナーが愛犬たちの様子に目を配ってくれています。
※ドッグパークの利用料金: 1頭あたり1,100円(税込)/1時間
安心して預けられるトレーナー常駐のドッグホテル

ドッグホテル
施設だけではなく、愛犬用サービスが充実しているのもWANCOTTの魅力の一つ。
中でも地元のみならず全国の飼い主さんから支持を集めているのが、ドッグホテルです。
広々としたフリースペースを取り囲むように並ぶ「客室」は完全個室で、1頭で一部屋を使用することができます。
「ドッグホテルって狭くてストレスがたまるのでは?」と不安に思っている飼い主さんも、この広さなら安心ですね。
もちろん、「愛犬が寂しがってないかな?不安な思いをしていないかな?」という心配も御無用。
24時間常駐のスタッフが食事や排泄のチェックをはじめ愛犬の様子をしっかりと見守り、心身ともになるべくストレスのない状態で過ごせるように配慮してくれます。
事前に愛犬の性格や普段の暮らしぶりを伝えておけば、愛犬にぴったりの過ごし方を提案してくれるのも嬉しいところです。

トレーナーがー24時間常駐しているので安心
最近では、海外旅行に出かける前にWANCOTTのドッグホテルに愛犬を預けてそのまま空港へ…という使い方をする飼い主さんが増えていて、東海・近畿エリアはもちろん、遠くは東北や九州からの利用もあるそうです。
また、こちらのドッグホテルは「10時チェックイン、翌20時チェックアウト」という使い方もでき、1泊最長34時間のお泊まりが可能。
20時チェックアウトなら、1泊2日の旅行や出張帰りでも、余裕をもってお迎えに来ることができます。
※ホテル利用料金は宿泊プラン、ルームタイプによって異なります。公式HPでご確認ください。
パピーに人気の幼稚園型トレーニングも

トレーニングの様子
一方、地元の飼い主さんと愛犬のデイリーユースには、幼稚園のような通園型のトレーニングが人気。
パピークラス(~6ケ月齢未満)と思春期・成犬クラス」(6ケ月齢~)の2クラスに分かれており、週に2~4回のペースで通えば、犬同士のコミュニケーションや人との関わり方など、社会性を身につけるための基本的なトレーニングを受けることができます。

※トレーニング利用料金は愛犬のサイズ、回数によって異なります。
公式HPでご確認ください。
健康管理サポートも万全

ダイエットやストレス解消に効果的な水中トレッドミル
さらにWANCOTTには、愛犬の健康管理に役立つサービス「リハビリ・フィットネス」も用意されています。
太り気味の愛犬のための「ダイエットコース」や、ケガや病気、加齢によって運動機能が衰えた愛犬のための「機能回復コース」、若いうちから将来を見据えた体幹トレーニングを行う「筋力UPコース」など多彩なコースがあり、愛犬の年齢や健康状態に合わせて様々なトレーニングメニューを受けることができます。
多くのメニューが飼い主さん参加型で、飼い主さんと愛犬が一体となって取り組み、目標達成を目指す喜びを味わえるので、楽しみも倍増です。

体幹トレーニングに最適なバランスボール
※リハビリ・フィットネス利用料金は愛犬の体重や内容によって異なります。
公式HPでご確認ください。
シニア犬に寄り添う誠実で優しい介護・老犬ケア

介護・老犬ケアの様子
そして、愛犬の一生に寄り添うWANCOTTには、若くて元気な愛犬のためのサービスだけでなく、体力・認知力ともに衰えたシニア犬のためのサービスも充実しています。
介護・老犬ケアに特化したスペースを設け、各種検査機器を備えた診察室も併設。
長期の預かりだけでなく、一時預かりやデイケア、シャンプートリミングなど多彩なサービスを提供。
シニア期を迎えた愛犬が心身ともに穏やかに、苦痛なく快適に過ごせるよう、医療スタッフが24時間常駐で介護を行い、「仕事があるので日中だけ預けたい」、「病気で入院するので、数週間預かってほしい」など、シニア犬の飼い主さんのあらゆるニーズに応える体制が整っています。

介護・老犬ケア専用のスペース
心のこもったケアが受けられるだけでなく、他の犬たちとの交流が心身に良い刺激となって、利用中はいつもよりもイキイキとした表情を見せるシニア犬も多いそうです。
安心しきってスタッフに身を委ねる愛犬の様子が、とても印象的でした。
幼犬からシニア犬まで、愛犬の一生に寄り添うサービスが受けられるWANCOTT。
愛犬のライフステージに応じて必要なサービスを使い分けることによって、愛犬との暮らしをより豊かで充実したものにすることができそうです。

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獣医師によるケアも受けることが可能
おわりに

介護ケアを受けるシニア犬たち
都市部では他に類をみないほどの大規模複合施設・WANCOTT。
その規模からは想像できないほど、細やかで丁寧なサービスで愛犬と飼い主さんを迎えてくれます。
特に心に残ったのは、スタッフのみなさんがまるで自身の愛犬と接するときのように優しく愛情たっぷりの口調で話かけていたこと。
リハビリや介護ケアを受けていたシニア犬も、すっかり安心した表情でスタッフに身を委ねていました。
「うちの子はもう高齢だからおでかけは無理かな?」「怖がりだから他の犬とは仲良くできないかも」…、そんな悩みを抱えている飼い主さんは、ぜひ一度WANCOTTに出かけてみてください。
愛犬一頭一頭に最適な過ごし方を提案してもらえるはずです。
なお、利用には利用料の他に年会費1,100円(税込)が必要ですが、無料で見学をすることも可能です。

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<DATA> WANCOTT
【住所】〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町168−1 レイトンハウス 4F
【電話】045-264-8730
【営業時間】10:00〜20:00(ドッグパークの最終受付は18:00まで)
【定休日】年末年始(ドッグホテル、介護ケアを除く)
【年会費】1,100円/1頭(税込)
【利用料金】ドッグパーク、フィットネスなど各サービスの利用には別途料金が必要。下記公式HPでご確認ください。
【アクセス】
電車の場合:みなとみらい線「元町・中華街駅」徒歩8分、JR京浜東北・根岸線「石川町駅」徒歩6分
車の場合:首都高速3号狩場線「横浜公園」出口から車で3分
【駐車場】地下にコインパーキング(Times)あり。WANCOTT施設内にて合計5,000円以上ご利用で
「600円サービス券」、10,000円以上のご利用で「900円サービス券」を発行(施設隣接のショップ「ジョーカー」との合算可能)
【公式HP】https://wancott.com/
ライタープロフィール

相山 華子 Hanako Aiyama
【経歴】 1997 年慶應義塾大学卒業。同年、株式会社山口放送(日本テレビ系列)に入社、テレビ報道部記者として各地を取材。99 年、担当したシリーズ「自然の便り」で日本民間放送連盟賞(放送活動部門)受賞。同社退社後、2002 年から拠点を東京に移し、フリーランスのライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修、翻訳(英語→日本語)も手掛ける。 【受賞歴】 サントリー「横浜開港150周年記念エッセイコンテスト」最優秀賞受賞、 JR東日本「列車の旅エッセイコンテスト」最優秀賞受賞 など 【資格】 英検1級、ファイナンシャル・プランナー(AFP) 【暮らし】 仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。
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