海外わんLIFE Vol.1 【香港〜シンガポール編①】 香港での愛犬との出会い

海外での愛犬と暮らしは、その場所ごとの文化を反映していてとても興味深いですよね。 Pallyでは、実際に海外で犬と暮らす飼い主さんに、その暮らしを紹介してもらうコラム「海外わんLIFE」をスタートします。第1回目の今回は、現在シンガポールで愛犬2頭と暮らす Yoshikoさんの愛犬との出会いのお話です。

海外わんLIFE Vol.1 【香港〜シンガポール編①】 香港での愛犬との出会い
シンガポールで愛犬2頭と暮らす

segawa7/ PIXTA(ピクスタ)

みなさん、こんにちは。シンガポール在住のYoshikoです。
大学卒業後、外資系エアラインへの就職を機に香港に移住、20年以上の香港生活を経て3年前にシンガポールに移住し、今はオーストラリア人の夫、長男、メイドさん、そして2頭の愛犬ルーとモー(トイプードル)と一緒に暮らしています。
今回は愛犬との香港での出会いについて、お話したいと思います。

犬と暮らす楽しさを実感した3か月の里親体験

海外で生活している人にとって、動物を飼うのは気軽にできることではなく、とても勇気が要ることだと思います。
ほとんどの人が駐在の立場ですし、「いつ人事異動があるか分からないと」いうリスクが常にあるからです。

そんな中、当時香港で仲の良かった友人一家が日本に帰国することになりました。
その家では2頭のチワワを飼っており、もちろん彼らも一緒に連れて帰ることになっていたのですが、その手続きが非常に大変!
特に大変なのが狂犬病の抗体検査でした。
香港から日本に犬を連れて帰国するためには、この検査で抗体血が規定値をクリアしたことを示す証明書が必要なのですが、これになんと180日間もかかるのです。
証明書がない場合は、日本の検疫所に愛犬を係留しなくてはならなくなります。

180日前、つまり6ヶ月前から帰国がわかっていれば、証明書のための準備もできたはずですが、そんなに前に人事異動が伝えられることはまずありませんから、彼女たち一家には十分な時間がありませんでした。

そこで、家が近く、家族構成も近かった我が家に「3ヶ月間、犬の里親になってくれないか」と相談があったのです。
私も主人も、もともと動物が好きですし、子どもも大喜びでしたので、3ヶ月間、彼女の愛犬たちを我が家で預かることに。これが私たち一家とがのちに犬を飼うきっかけとなった出来事でした。

預かった2頭のチワワとHARUさんの息子さん

預かった2頭のチワワとYoshikoさんの息子さん

預かった2頭のチワワは、ともに10歳前後で穏やかな性格。
しつけもしっかりできていたので、特に問題なく一緒に暮らすことができました。
この犬たちが来てから、我が家の週末の過ごし方は一変し、愛犬たちとのおでかけがメインになりました。

そしてあっという間に3か月が経ち、2頭は無事に飼い主さんのもとへ。
犬のいる暮らしの楽しさを知った我が家にとって、別れはとても辛いものでした。
息子が一人っ子であるということ、主人の香港駐在が長くなりそうだということもあり、その時に本気で犬を飼うことを考え始めたのです。

愛犬ルーとモーが我が家に!香港は意外にも(?)犬に優しい街

ところが、香港でペット(特に犬や猫)を探すのは、日本と比べて簡単ではありません。
というのも、香港のペットショップで販売されている犬たちには、健康状態が万全でないケースが稀に見受けられるからです。

動物愛護団体から引き取ることも考え、問い合わせをしたのですが、「主人がアレルギーなので体毛が抜けにくい犬種を希望します」と伝えたところ、面談に落ちてしまいました。

そんな中で知り合ったのが、アマチュア・ブリーダーのフランクさんでした。
フランクさんのところで出会ったのが、最初に家族になったオスのトイ・プードル、ルーです。
フランクさんは犬たちに対する愛情がとても深く、安心できましたし、何より家族みんながルーに一目惚れしてしまったのです。
こうしてルーは、家族の一員となりました。
ルーは気性もおとなしく、繊細な子で、すぐに我が家に馴染んでくれました。

生後3ヶ月のころのルー

生後3ヶ月のころのルー

それから1年近く経ったころにフランクさんから「ルーの妹が生まれたのだけど、とても可愛い子だよ。会ってみては?」と連絡があり、「おとなしいルーの妹なら安心」とすぐに我が家に迎えることにしました。
これが、我が家の2頭目の愛犬・モーです。
ところが、モーはルーとは違って、かなりのお転婆な女の子で、モーがやってきてからしばらくの間、ルーはとっても迷惑そうにしていました。

生後3ヶ月のころのモー

生後3ヶ月のころのモー

こうして始まった、愛犬との香港生活は、とても楽しいものでした。
意外かもしれませんが、実は香港はとても自然豊かな土地で、ハイキング・トレイルや沢山のビーチ、小さな島々などが点在しています。
愛犬家に人気のスポットはビクトリアピークのトレイル。ここで散歩した後、カフェでランチをする方が多いです。
ここのアイスクリーム屋さんでは、犬用のアイスクリームも売っています。

我が家がよく出かけたのは、西貢(サイクン)というエリアです。
ここもビーチやトレイルがあるのですが、海辺の海鮮レストランでは愛犬も一緒に円卓を囲んで飲茶を楽しむ家族連れが、ごく普通に見られました。
ここの近くには、ドッグランやプールもあり、このプールでは犬用のセーフティージャケットも用意されていて、ガードさんが常にプールの中で犬の安全を監視していてくれるので、安心して遊ばせることができました。

香港の犬用プールにて

香港の犬用プールにて

他の島のビーチにもよく連れて行きました。島が多い香港では犬がフェリーに乗るのも普通のこと。
タクシーも当時1匹につき5ドル(約70円)で快く乗せてくれました。

犬友達もたくさんでき、香港のドッグライフを楽しんでいた頃、我が家も主人の仕事の都合でシンガポールへの引っ越しが決まりました。もちろん急な話です。
助かったのは香港からシンガポールへ入る際の検疫は日本に入る時ほど厳しくなく、引っ越し前に、なんとかいろいろな手続を終えることができ、ルーとモーも一緒にシンガポールへ。
これが3年前のことです。

犬友達のお家で(真ん中がルー)

犬友達のお家で(真ん中がルー)

次回はシンガポールのドッグライフをお話します。お楽しみに!

<Yoshikoさんプロフィール>

幼少時代から海外に興味を持ち、大学時代には様々な国をバックパッカーで旅行。
中でも中国を始めアジアの将来性に興味を持ち、海外のエアラインに就職したのをきっかけに香港に移住。
20年以上の香港での生活を経て、2017年からシンガポールで暮らす。
家族はオーストラリア人のご主人と長男、2頭のトイ・プードル(ルーとモー)。
現在は専業主婦で、趣味は書道(中国書道、日本書道どちらも), 水墨画、太極拳など。

ライタープロフィール

相山 華子 Hanako Aiyama

相山 華子 Hanako Aiyama

【経歴】 1997 年慶應義塾大学卒業。同年、株式会社山口放送(日本テレビ系列)に入社、テレビ報道部記者として各地を取材。99 年、担当したシリーズ「自然の便り」で日本民間放送連盟賞(放送活動部門)受賞。同社退社後、2002 年から拠点を東京に移し、フリーランスのライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修、翻訳(英語→日本語)も手掛ける。 【受賞歴】 サントリー「横浜開港150周年記念エッセイコンテスト」最優秀賞受賞、 JR東日本「列車の旅エッセイコンテスト」最優秀賞受賞 など 【資格】 英検1級、ファイナンシャル・プランナー(AFP) 【暮らし】 仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。

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