【静岡/御殿場】富士山を望む絶好の眺望、話題のグランピングを愛犬と一緒に楽しむ“藤乃煌 富士御殿場”
静岡県東部、富士山の麓に位置する御殿場は高原リゾートとして人気があります。 ここに2018年、絶景のロケーションでグランピングできる宿泊施設としてオープンしたのが、「藤乃煌(ふじのきらめき)富士御殿場」。“ドッグキャビン”では愛犬との宿泊が可能です。 大自然の中で、いつもと違うアウトドアな休日を過ごしてみませんか。
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目次
手ぶらでOK。グランピングは今いちばん熱い宿泊体験

“グランピング”とは、グラマラス+キャンプを合わせた言葉で“魅惑的にキャンプをする”という意味。
テント設営や食事の準備などは施設にお任せして、大自然の中でアウトドア気分を満喫できる体験のことです。
手ぶらで行って、気軽に自然体験が楽しめるグランピングは、欧米から火がつき、日本でも2010年代半ばごろから知られるようになりました。

遮るものが何もなく、富士山が正面に望める
2018年、静岡・御殿場にオープンした「藤乃煌 富士御殿場」はまさにグランピング体験ができるスポット。
広大な敷地面積に宿泊キャビンや遊べるテントなどが点在し、ゆるやかな勾配にゆとりを持って配置されているので、どこからも富士山が真正面に望める絶好のロケーションです。
愛犬と泊まれるキャビンも。アウトドア要素が満載

チェックインの際に渡される木製のキーケースには、アウトドアステイの必需品がずらり
チェックインすると木箱を手渡されます。
開けるとそこには宿泊キャビンの鍵・マグライト・栓抜きのほか、野鳥を呼び寄せるためのバードコールまで入っていて、これから始まるアウトドアライフへの期待が高まります。

宿泊キャビンは19棟あり、愛犬と宿泊可能なドッグキャビンも3棟用意されています。
コルゲート銅板のコンテナと木製の扉やウッドデッキで構成された建物は、スタイリッシュかつラグジュアリーな雰囲気。
キャビンの中央、大きな木製のドアを左右に開くと、そこはウッドデッキ仕様、居心地の良いアウトドア・リビングルームです。

アウトドア・リビングルームの両脇には2つの屋内スペースがあり、建物に向かって右手は広々としたベッドルームとなっています。
ダブルサイズのベッドが2台、ソファもベッドとして利用でき、最大で6名まで宿泊可能です。

愛犬用の寝室もアウトドアを意識したテントタイプ
愛犬用のおやすみスペースのほか、ケージやトイレシート、フードボウルなど必要なものは一通り揃っているので、愛犬連れでも手ぶらでグランピングができます。
(※愛犬用の食事は、食べ慣れたものをご用意ください)

ベッドの上で愛犬とリラックス
さらに「藤乃煌 富士御殿場」のドッグキャビンは、ベッドの上に愛犬が乗ってもOKなのです。
愛犬同伴宿でも、ベッドの上で愛犬がくつろげるところはなかなかないので、一緒にゴロリとできるのはうれしいですね。

アウトドア・リビングルームから夕日を眺める
中央のアウトドア・リビングルームでは、グランピングを満喫しながら格別の時間を過ごすことができます。
屋根は開閉式になっていて、晴れた日は全面開放、雨なら屋根を閉めるなど、天候や状況に応じて自在に操作が可能。
ダイニングテーブルの奥にはジェットバスがあり、天気が良ければ開放感いっぱいのお風呂タイムを楽しめます。
夜は満天の星を仰ぎながら、朝はさわやかな空気の中で入るお風呂は、日頃のストレスを吹き飛ばして、体も気持ちも思いっきり解きほぐしてくれることでしょう。

3棟あるドッグキャビンの中には、1棟のみ専用のドッグランがついたキャビンが。
ちょっと愛犬と一緒に体を動かしたいと思ったときに、すぐに利用できるのが嬉しいポイントです。

めいっぱい動き回れて、愛犬も大はしゃぎ!
ドッグランにはアジリティも備わっており機能十分。
各キャビンにはフリスビーやバドミントンなどのグッズが用意されているので、愛犬を交えて楽しむのも良いですね。
夕食はワイルドかつ豪華に! アウトドア気分を堪能

富士山の向こうに沈む夕日を眺めながら、乾杯!
旅の大きな楽しみといえば、もちろん食事。
「藤乃煌 富士御殿場」では気軽にアウトドアならではの豪快かつリッチな食事が楽しめます。
さらに、食事の途中でスタッフが来て焚火に火を灯せば、キャンプ気分はいっそう盛り上がることでしょう。

ディナーは前菜から始まる本格的なコース料理。
紅富士マスと鮪のたたきや、フランス産鴨肉のコンフィなどの冷製の前菜のあとは、バーベキューグリルを使ってお鍋やステーキなどを楽しみます。
骨つきの大きいお肉をドンと焼くダイナミックな料理体験も、グランピングならでは。
楽しさだけでなく、アウトドアで食べるご馳走はもちろん味も最高です。
設置されている大型のバーベキューグリルは、初心者にとってはちょっと難しそうに思えますが、心配は無用。
スタッフがていねいに説明してくれます。

前菜で登場する、マスとマグロのタタキ、鴨のコンフィ

前菜のひとつ、馬鈴薯とカマンベールのグラタン

丸鶏の旨味がしっかり出た鍋のシメはリゾットで

夕食のハイライト。見た目も豪快な、骨つきのトマホークステーキ

自分で焼き上げたステーキは最高のおいしさ
ディナーメニューは季節によって変わりますが、ある日の夕食メニューは以下のとおり。
【前菜】紅富士マスと鮪のたたき、フランス産鴨肉のコンフィ、馬鈴薯とカマンベールのグラタン
【鍋】丸鶏1羽、マッシュルーム、野菜を使った鍋(世界一辛いと認定された辛子味噌を好みでつけて)
【メインディッシュ】ブラックアンガス牛100%トマホークステーキ、白身魚のグリル、焼き野菜
【デザート】スモア(マシュマロとフルーツ、チョコレートソース)
食材には、その季節ごとに魚介類、野菜や果物など、地元の静岡産が使われています。

オリジナルのクラフトビールも
別料金になりますが、お料理は追加やアラカルトのオーダーもでき、ワインやビールなどのドリンクメニューも充実しています。
食事と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

デザートは、マシュマロとフルーツをチョコレートソースで

焚き火で炙ったマシュマロは、思わず笑顔がこぼれる美味しさ
食事も終盤となると、火をつけた焚き火もそろそろ残り火となって、やわらかい明るさを放ちはじめます。
そうなると、いよいよデザートタイム。
アウトドアのデザートの定番、マシュマロを焼いていただきます。

お腹もいっぱいになったら、後はのんびりして寝るだけ。
たっぷり遊んで、ごちそうを食べていい夢が見られそうですね。
朝はぐっと爽やかに。自ら仕上げる朝食も絶品

翌朝、澄んだ空気とまぶしい光の中で清々しく目覚めたら、充実の朝食から一日を始めましょう。

朝食のメインであるホットサンドは、アウトドア用のガスバーナーを使って作ります。
日常生活では絶対に体験できないだけに、作るプロセスも貴重な思い出になりそう。
アウトドア料理初心者の方でも簡単に作ることができますよ。

できたて熱々のホットサンドのおいしさは格別。
スープやサラダ、ヨーグルトや果物などもついた盛りだくさんの内容で、1日の元気の源をチャージできます。
ドッグランをはじめ、設備や体験プログラムも充実

大自然と一体化したようなドッグラン
「藤乃煌 富士御殿場」は5,000坪もの広大な敷地面積を誇り、宿泊施設以外にも設備が整っています。
ゆるやかな斜面のいちばん高いところ、駐車場の近くには広々としたドッグランがあります。
愛犬のサイズによって利用できる時間が決まっているので、スタッフの方に確認してから利用しましょう。

リラックステントでのんびり
ほかにも、リラックスや読書用などのテントもあり、アウトドアならではのさまざまな体験ができます。

日本庭園風のエリアを愛犬と散策
宿泊キャビンが並ぶエリアの道や、チェックアウトで立ち寄るフロントキャビン近くの日本庭園風エリアは、お散歩にぴったり。
どこも愛犬連れOKなので、思いっきり運動したり、歩いたり、くつろいだり、楽しい思い出がたくさん作れそうですね。

ペンケースやコインケースなどの手作り体験も

フロントキャビンでは、アウトドアグッズも販売
キャンドルやペンケース、ウクレレなどの手作り体験のプログラム(別料金)も充実。
レンタサイクルやアウトドアグッズのショップもあり、やってみたいことが盛りだくさんで、否が応でも好奇心が刺激されます。
おわりに

海外の有名旅行雑誌でも「いま日本で泊まるべき4ホテル」として紹介されたことのある「藤乃煌 富士御殿場」。
アウトドアの進化系、グランピングを満喫できるのは、充実の設備やプログラム、ホスピタリティあふれるおもてなしがあってこそ。
愛犬と一緒でも手ぶらでOK、かつリードをつけていればほとんどの場所が自由に利用できるのはありがたいですね。

御殿場は標高の高位場所に位置します。
夏場でも朝晩は冷え込むことがありますが、暖をとる衣類や器具の貸し出しが行われているので(一部有料)、困ったことがあったらスタッフに気軽に相談しましょう。

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編集部より
「藤乃煌 富士御殿場」を手がけるのは、立派な日本庭園で知られる「ホテル椿山荘東京」のほか、「箱根小涌園」「ワシントンホテル」など、数多くのホテルやレストラン、レジャー施設を有する藤田観光の子会社、株式会社アウトドアデザイン&ワークス。
その藤田観光がアウトドア領域に初めて踏み込んだ同施設は、これまでに培われてきたホテルのノウハウと、キャンプの要素が見事に融合。特に、アウトドア施設でありながら細かな配慮が行き届いたホスピタリティと、設備の充実ぶりはまさにホテルライクのひとことに尽きます。
これならアウトドアが初めてな人でも、安心かつ快適に過ごすことができるはずです。
また、近年のアウトドアブームや愛犬とのお出かけ需要で、3室あるドッグキャビンは常に満室状態だとか。
さらに、大型犬の受け入れが開始されたことで、ますます人気が高まっているようです。
中でもドッグラン付きのキャビンは、1室のみと希少性も高くすぐに埋まってしまうため、早めに予約するのが良さそうです。
愛犬を連れてのアウトドア体験は、道具を揃えたり飼い主さんのスキルに合わせて環境を選んだりと、何かとハードルが高く感じられそうですが、「藤乃煌 富士御殿場」はそんな不安とは無縁にアウトドアライフを満喫することが可能です。
「ちょっとやってみたいな」と思っている初心者の方は、是非アウトドアをはじめるきっかけとして、またベテランの方もいつもとは違うリッチな楽しみを存分に味わうことのできる、ハイグレードなグランピング施設と言えるでしょう。
施設基本情報
藤乃煌(ふじのきらめき) 富士御殿場
【住所】〒412-0026 静岡県御殿場市東田中3373-25
【電話】0550-75-9111(予約:050-3504-9933)
【チェックイン/アウト】15:00/11:00
【公式HP】https://www.fu-ji-no.jp/kirameki/
ペット宿泊基本情報
・同伴可能種別 犬のみ
・同伴可能サイズ 制限なし
・頭数制限 キャビン1室につき2頭まで
・宿泊料金(税込) 小型犬(7kg未満)2,200円、大型犬(7kg以上)4,400円
・同伴条件 1年以内に狂犬病予防注射および伝染病混合ワクチン接種を受けていること/基本的なしつけが出来ていること
・客室への同伴 可 (ドッグキャビンのみ)
・客室でフリーにする 可(浴槽は不可)
・共有スペースへの同伴 敷地内フィールド、アウトドアデッキはリードを着用すれば可
・ペット食事 なし
・備え付け備品 ドッグサークル・トイレシート・消臭スプレー・カーペット用クリーナー・汚物専用ごみ箱・新聞紙・フードボウル・水飲みボウル・散歩用バッグ・布巾・クッションマット
・持参するもの リード・首輪・ペットの食事・おもちゃ・ブランケットなど普段利用しているもの
アクセス
○車の場合
東名高速道路 御殿場ICから約5分
○電車の場合
JR御殿場駅からタクシーで約10分
○駐車場・送迎情報
駐車場:20台
送迎:JR御殿場駅から無料送迎あり
ライタープロフィール

羽根 則子 Noriko Hane
【経歴】 1992年から約4年間、出版編集プロダクション 株式会社ティアンドティで、主に国内外のガイドブックを担当。その後、広告制作会社 株式会社クリエイティブ・キャップにて、主に国内の旅行パンフレットを担当。企画、構成、取材、執筆、校正、進行管理など編集業務全般、国内外取材も経験。 2000年からイギリス滞在後、食を中心としたフリーランス・ダイレクター、エディター&ライター、フードアドバイザーにとして活動。 プロの“書き手”“編集者”として、媒体プロデュース・寄稿・セミナーや講座で登壇も経験。イギリスの食研究家としては、「グレーテルのかまど」などでメディア出演&情報提供・監修・協力、大学やイベントにおけるイギリスの食情報についての講義や講座で登壇。ヴァージン アトランティック航空サイト、イギリス関連ウェブサイトやFBページへ、イングリッシュワインなどイギリス食情報を寄稿も担当。 【執筆歴】 ■ 雑誌 『料理王国』、『料理通信』、『dancyu』、『日経レストラン』、『ワイン王国』、『OZmagazine』『OZmagazine TRIP』『Metro min.』、『Discover Japan』、『Grazia』、『REBOOT』 ■ ムック本 『ワイン&ソムリエ』、『郷土菓子』、『ハピ☆キャリ!』、『絶品! 大人の定番スイーツ 夏』『絶品! 大人の定番パン』 ■ 単行本 『東京おいしい店ガイド』、『るるぶ福岡』『るるぶタイ』『るるぶシンガポール』『るるぶ子どもと行きたいグアム・ハワイ・サイパン』、『わがまま歩きタイ』『てくてく歩き湯布院・阿蘇・別府』、『旅の手帖別冊 高山・飛騨路』『旅の手帖別冊 日本の小京都』 『ドイツパン大全』(2018年グルマン世界料理本大賞・パン部門グランプリ受賞)、『ドイツ菓子図鑑』『ポルトガル菓子図鑑』『生地』、『トラスパレンテのパンづくり』『トラスパレンテのパン哲学』、『リリエンベルグのコンフィチュール』『アントルメ・グラッセの技法』、『ベーグル レシピ ハンドブック』『グラス・スイーツ・バリエーション』、『サラダ バリエーション ブック』、『チーズの選び方・楽しみ方』『おいしい紅茶の図鑑』『お茶大図鑑』、『初歩からかわる超ワイン入門』『初歩からわかる新大陸のワイン入門』、『英会話最強フレーズ』、『英語ドリル』、『リキュールでひけるカクテルの本』『女性が選ぶ東京おしゃれなレストラン』、『知識が身につく インテリアコーディネーター試験短期集中テキスト』、『食育講座〜畜産編〜』、『英語ドリル2006』 ■ PR誌 パンフレット JR東海ツアーズ国内外旅行パンフレット,JR東日本旅行パンフレット 『リエール』『yomy』,SECOM『GLORIO』、『Cu-Cal』 ■ ウェブサイト フードマガジン、食品メーカー、トイレタリーメーカー、銀行系、通販&おとりよせサイト 【著書】 『イギリス菓子図鑑』、『増補改訂 イギリス菓子図鑑』 【暮らし】 ライフワークは“イギリスの食”。散歩中の大型犬によく駆け寄られる。
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