DOG@nature Vol.3【神奈川/西丹沢】滝と清流、森林浴を友達と楽しむ欲張りトレッキング

「愛犬と自然の中へ」をテーマとして、ドッグトレッキングの先駆者でありドッグトレーナーの峯岸徹さんに、自然の中での遊び方やお出かけ先情報をご紹介いただく「DOG@nature」。第3回は、清々しい清流と迫力ある滝を同時に感じることができる「渓谷トレッキング」をご紹介。愛犬と一緒に、小さな冒険の旅に出発してみませんか。

DOG@nature Vol.3【神奈川/西丹沢】滝と清流、森林浴を友達と楽しむ欲張りトレッキング

友達と歩く

友達と歩く

愛犬とのソロトレッキングも十分に楽しいものですが、気の合う仲間達と自然を満喫しながら歩くことで、楽しさもさらに増えること間違いありません。

もし、愛犬同士が最初のうちは初対面で少し興奮していたとしても、一緒に歩いている間に少しずつ仲良くなっていき、帰るころにはまるで一つの群れのように見えることでしょう。

清流を楽しむ

清流を楽しむ

西丹沢は水が綺麗なことでも有名な場所です。
薄く青みがかった水面は、一瞬にして心を開放し、日々のことを忘れさせてくれます。

愛犬達も飼い主さんと同じように清流を楽しむことで表情がほぐれてきます。
水の中に足を入れて楽しむ犬もいるでしょうし、慎重な面持ちで水辺に近寄る犬もいます。

もし、愛犬が慎重になっているようなら、飼い主さんが率先して水遊びを楽しむ姿を見せることで、安心して水に近づけるようになるでしょう。

気の合う仲間とのドッグトレッキングで、水辺は最高の遊び場になること間違いありません。

愛犬がコースを見つけながら歩く

愛犬がコースを見つけながら歩く

沢づたいを歩くコースには、大きな岩がゴロゴロしていたり、倒木があったり、渡らねばならない沢が現れたりとたくさんの障害物が待ち受けています。

犬は、自分の歩きやすいコースを自ら探し、それら障害物を乗り越えていきます。
意外にも犬が選んだコースの後について歩くと足場がしっかりしていることが多いのに驚かされます。

時には沢の中もジャブジャブと音を立てながら突き進んで歩いたり、時には遠回りしたり。
まるで犬は自分の突き進む道が分かっているようにも感じます。

身体能力の高さを再認識

身体能力の高さを再認識

自然の中でドッグトレッキングをしていると、きっと今までに見たことのない愛犬の身体能力の高さを目撃することになるでしょう。

人が手足を使いながらやっと上ることができるような垂直に近い崖や階段を登ったり、犬の背丈より大きな岩を乗り越えたり、ジャンプしたり、水の中を泳ぎ始めたり、日常の生活では見られない行動が出てきます。
これは、犬の本能が目を覚ました証しなのかもしれません。

ドッグトレッキングは、飼い主さんにとっても愛犬にとっても新たな気づきに出会える自然遊びとも言えそうです。

愛犬をサポートする楽しみ

愛犬をサポートする楽しみ

犬は自ら通れるコースを探しながら歩いていますが、どうしても乗り越えられない大きな岩や台風などで倒された倒木など、トレッキングには様々な障害物も待ち受けています。

人は簡単に乗り越えることができても、犬にとっては乗り越えることが難しい場所もあります。
そんな時は、飼い主さんが愛犬をそっとサポートしてあげましょう。愛犬も飼い主さんのサポートに頼もしさを覚えるでしょう。

気の合う仲間が一緒であれば、お手伝いしてもらうことでチームワークも生まれてきます。
このようなサポートを重ねることで、よりかけがえのない思い出となっていくでしょう。

怖さを乗り超える木橋での渡渉

怖さを乗り超える木橋での渡渉

橋の下は流れの速いところもあり、岩に打ちつけられる水の音で声が聞こえないくらいの場所もあります。
その流れに目を向けると、人でさえも怖さを感じて早く渡り終えたいと思ってしまいます。

そして、その木の橋を愛犬達も歩いて渡ることになります。
最初は渡ることを怖がっていた犬も、何度か自分の足で渡ることで少しずつ自信がつき、帰るころには飼い主さんよりも先を歩いているかもしれません。

犬は経験をすることで学習していく動物だと、飼い主さんもきっと実感できるはずです。

飛び石での渡渉

飛び石での渡渉

水の流れが早い場所で、愛犬を抱きかかえながら飛び石での渡渉をすることも、思い出のひとつになります。

きっと、先に渡った友達は、後から来る友達をハラハラしながら見守ると思います。
胸に抱かれている愛犬も、飼い主さんの勇ましさに尊敬を抱いているかもしれません。

みんなで囲むランチ

みんなで囲むランチ

自然の中で友達とランチを取るのは本当に楽しい時間です。

一緒にランチを作ったり、それぞれが持ってきた食べ物をおすそ分けしたり、笑いが絶えることはありません。
朝から歩いてきた疲れも一気に忘れさせてくれます。
そして、この笑いこそが午後から歩くための体力回復を早めてくれます。

愛犬達も朝から歩き続けているので、飼い主さんの笑い声を耳にしながら、足もとでのんびり寝てしまうかもしれませんね。

迫力のある滝に興奮

迫力のある滝に興奮

落差のある滝に近づくにつれ、滝の音がだんだんと大きくなってきます。
そして、滝のさらに近くまで行くと感じる水しぶきや風圧に圧倒されながらも、そのダイナミックさに自然と笑顔が溢れ出てきます。

愛犬は、見たこともない滝に最初は驚くかもしれませんが、飼い主さんの楽しんでいる姿と笑顔につられて、犬達もきっと興奮してくれることでしょう。

おわりに

気の合う仲間達と会話をしながら、小さな冒険ができる場所

気の合う仲間達と会話をしながら、小さな冒険ができる場所がここにはあります。

コースはとても変化に富んでいて、飛び石での渡渉や大きな岩を乗り越えるなど苦労する場面もあるかもしれません。
その分、飼い主さんも愛犬も楽しめること間違いなしです。

そして、少し暑くなってきた季節には愛犬と水遊びをするだけでもこのコースは楽しめます。

【今回歩いたコース】

滝・清流・森林浴が楽しめる欲張りなコース

今回歩いたのは、西丹沢ビジターセンター(旧・西丹沢自然教室)から西沢渓谷を歩く、下棚の滝を経由して本棚の滝までを往復するコース。
約4kmの短い距離でありながら、滝・清流・森林浴が楽しめる欲張りなコースです。

大きな花崗岩(かこうがん)や木橋があったり、さらには飛び石で渡渉をするなど、なかなかの冒険心をくすぐります。

苔生した場所など滑りやすいので、足元には注意して歩いて下さい。

【コースの詳細はこちら】西丹沢(西沢)滝めぐりコース

西沢渓谷

西沢渓谷

西丹沢ビジターセンター横の西丹沢公園橋を渡ると、ミツマタの木々があり春先には黄色い綺麗な花を咲かせます。

西沢渓谷は、西丹沢の中でも有数の渓谷美を誇る景勝地。
青く澄みきった清流と白い花崗岩、さらには木々や苔の優しい緑が、とても綺麗な情景を作り出しています。

下棚の滝・本棚の滝

下棚の滝・本棚の滝

下棚の滝へのアクセスは、西沢渓谷を歩き進め、権現山分岐を過ぎ、左に折れる支流の先にあります。
木々の間から落差40mの美しい滝が見え、滝の近くまでは比較的簡単に愛犬と一緒に行くことができます。

下棚へ向かう支流から本流へ戻り、しばらく沢沿いを歩くと本棚の滝に近づくことができます。
最初に目に入る滝は水がほとんど流れていませんが、その左の岩陰に落差60mの雄大な滝が見えてきます。

この滝にも滝壺はなく近くまで行くことができますが、滝に近づくには足場が悪く苦労します。
そのため、愛犬も一緒に近くまで連れて行くときは、飼い主さんのサポートが必要。
しかし、その水しぶきと風圧が生み出す迫力は、苦労してでも行く価値があるでしょう。

西丹沢公園橋

西丹沢公園橋

緑色の西丹沢公園橋は、ドッグトレッキングのスタートとゴールをする際に通ることになります。

ここを通るたびに思うことは、まるで冒険の出入り口の役割をしてくれているかのよう。

安全にドッグトレッキングをするための心のスイッチになっているようにも感じられます。

ライタープロフィール

峯岸 徹 Akira Minegishi

峯岸 徹 Akira Minegishi

株式会社ワンフラップ代表取締役 ドッグトレーナー 【経歴】 2013年に外資系IT企業を退職し、横浜市六角橋に株式会社ワンフラップを起業。ドッグトレーナーとして子犬のしつけから噛み犬、吠え犬の問題行動の改善に取り組む。起業当時から犬と一緒にトレッキングをする「ワントレ」を立ち上げ、賛同してくれるドッグトレーナーと問題行動を抱えている犬を連れ自然の中でドッグトレッキングを行う。その時に経験した犬達の表情や行動の改善を目の当たりにして、現在では飼い主さんと愛犬が一緒に参加するプログラム「みんなでワントレ」を展開している。 【愛犬との暮らし】 愛犬はフレンチブルドッグ(10歳)。3歳の時に頚椎ヘルニアで手術、5歳で左後ろ足の十字靭帯断裂の手術をする。手術の度にハードなリハビリを乗り越えて、今でもドッグトレッキング、キャンプなどのアウトドアを一緒に楽しむ。 【趣味】 愛犬と一緒にドッグトレッキングやキャンプをすること。少しの時間を見つけては愛犬とザックを車に積み山へ向かいます。暗闇を歩くナイトトレッキングも楽みの1つ。 【しつけへの想い】 犬の肉体的な健康、精神的な健康を飼い主さんが提供することが犬のしつけで大切なことだと考えています。日々の忙しい生活の中で散歩が疎かになるだけでもこのバランスが崩れてしまいます。バランスを崩す原因の多くは飼い主さん側にあります。飼い主さんが犬のしつけについての意識を変え知識を身につけることで犬と深い絆が生まれてくると考えています。

続きを読む

今週の「お出かけ」記事ランキング