【ドッグトレーナー監修】犬のしつけのおやつ、おすすめや適量は? 注意点やポイント

犬のしつけやトレーニングに欠かせないのがご褒美です。ご褒美に愛犬の大好きなおやつを用意している飼い主さんはきっと多いでしょう。でも、どんなものを、どのくらいあげたらいいのか、きちんと考えてみたことはありますか?ここでは、おすすめのおやつや選び方、適量、与える際のポイントについてお伝えしていきます。

【ドッグトレーナー監修】犬のしつけのおやつ、おすすめや適量は? 注意点やポイント

犬のしつけのおやつ、おすすめは?

犬のしつけのおやつ、おすすめは?

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犬にも人にも舌の上には味蕾という味を感じる細胞があります。
人の味蕾の数が1万個なのに対し、犬は2,000個と少なく、人ほど味覚を感じていないと考えられています。
そのため、犬の食べ物に対する嗜好性は味よりも、においや食感によって左右する傾向があります。

水分を多く含んでいる食べ物は水分が蒸発することで匂いの分子が嗅覚でとらえやすくなるため、匂いを強く感じ嗜好性が高まる傾向があります。
チーズなどの発酵食品を多くの犬が好んで食べるのはそのためです。

また、犬は雑食と言われていますが、元来は肉食だったためお肉のように弾力のあるものを好む傾向もあります。

一般的に、植物性の原料を主体に作られているビスケットやボーロなど、乾燥してにおいが少なく、カリカリした食感のものはのど越しもあまりよくないので、前述したようなものよりも嗜好性が低い傾向があります。

また、主食に与えている総合栄養食(ドライフード)をおやつやご褒美として与えることは栄養バランスがとれておすすめですが、普段食べ慣れているものなので、ご褒美としてのモチベーションが低くなりトレーニングなどの学習効率が下がってしまうというデメリットもあります。

犬のしつけのおやつ、適量は?

犬のしつけのおやつ、適量は?

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カロリーを目安に適量を算出します。
1日に摂取するカロリーを設定して、おやつを食べた分だけ主食を減らすように調整します。
必要なカロリー摂取量は犬によって違うため、かかりつけの病院で確認すると良いでしょう。

基本的には、主食の量に大きな影響が出るほどは与えないこと。
トレーニングのご褒美もなるべく少量におさえ、栄養補給はバランスのとれた食事から行なうようにします。

犬のしつけのおやつ、注意点・ポイント!

犬のしつけのおやつ、注意点・ポイント!

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総合栄養食をおやつにも

おやつと主食を明確に区別する必要はありません。
主食のドライフードが大好きで食いつきがよい場合は、ドライフードをおやつとしても活用しましょう。
総合栄養食のドライフードは栄養が偏る心配がなく、カロリー計算もしやすいのでおやつにぴったりです。
1日分のフードから、ご褒美に使う量だけ分けておきましょう。

大好きなおやつで効果アップ

ご褒美は好きなものであればあるほど、しつけやトレーニングの効果が高いとされています。
犬が最上級に好きなおやつを使うようにしましょう。

チーズ、ジャーキー、ドッグフード、さまざまな素材、種類から愛犬の好みのものを探してみてください。

量は少なく、回数は多く

量は少なく、回数は多く

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犬は満腹中枢が鈍いため、与えた分だけ食べてしまいます。
しかもほとんど噛まずに丸飲みにする習性があり、一回分が多くても少なくても飲み込む時間や満腹感に大きな違いはありません。
そう考えると、一回分のおやつはなるべく少量に抑えるべきでしょう。

犬はおやつをもらったことに対して喜びを感じるので、回数を増やすことが大事です。
小さく分割して数回に分けて与えてください。
細切れにして回数を増やせば、犬は回数分の喜びが感じられ、おやつの与え過ぎも防げます。

主食についても同じことがいえます。
1日分の主食を朝晩2回に分けて与えている飼い主さんは多いと思いますが、主食も回数を分けるほど犬は喜びます。
しつけやトレーニングをたくさん行うなら、1日分のドライフードをすべてご褒美に使っても問題ありません。

犬のしつけのおやつ、まとめ

犬のしつけのおやつ、まとめ

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しつけのためのご褒美のおやつは、好きなものであればあるほど、意欲が高まってより良い効果が期待できます。
しつけの前に、まずは愛犬の好みのおやつを見つけることからはじめてみるのもいいでしょう。
実際にご褒美をあげるときは、おやつをいかに小さく、回数を増やして与えられるかがポイントです。適したものをきちんと選び、適切な量を守って、ほめる機会をたくさん作ってあげてくださいね。
くれぐれも、与え過ぎには注意しましょう。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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ライタープロフィール

石川 明加 Haruka Ishikawa

石川 明加 Haruka Ishikawa

フリーライター 【経歴】 1977年生まれ神奈川県出身。目白学園女子短期大学国語国文科卒。編プロ勤務を経て2005年より独立。以来、雑誌や広告、webメディアなどで取材執筆。美容と健康、ウエディングからペットとの暮らしまで、より豊かな毎日を過ごすための女性のライフスタイル提案などを多く取材。おもにウェディング系、ペット関連の分野にて長く取材を続けており、ペット記事の執筆歴は10年以上。 【執筆歴】 ペット系フリーマガジン『ONE BRAND』、ウェディング情報誌『Wedding collection』、雑誌『ESSE』、webメディア『ourage』ほか 【ペット歴】 犬、猫、ハムスターなど。現在は、元保護犬のはな(メス、シニアの洋犬ミックス)と暮らす。 【ペットへの想い】 その短い命で、私たちの人生をどれほど豊かにしてくれるのでしょう。いつでも愛してくれて、希望をくれて、最高に笑わせてくれます。仲良くしてくれてありがとう。 【愛犬とのエピソード】 リビングのソファで「はな」と一緒に寝ているとき、だいたいは私の頭と反対側に「はな」が寝ています。たまに、太ももやお腹の上に乗っかっていて、私が体の向きを変えた拍子に仰向けにひっくり返ります。起き上がると「またやったの?」というような顔をして(もしくは何もなかったように)耳を片方ひっくり返したまま私を見ます。「はな」には悪いですが、その様子が面白く「ごめん、ごめん」と言いながら笑ってしまいます。それから、はなが水を飲むとき、水入れの周りがいつも水びたしになります。その水びたしの光景が「はなが水を飲んだのね」と安心できて好きです。

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