【獣医師監修】犬連れ旅行でのトイレトレーとペットシーツはどうする?

犬連れ旅行の際、トイレトレーやペットシーツは持参したほうが良い? もし持参するのであれば、旅行中はどんなタイプが便利なのでしょうか? 旅行中の愛犬の粗相対策も、グッズなどのハード面からしつけなどのソフト面まで、事前に知っておきましょう。

【獣医師監修】犬連れ旅行でのトイレトレーとペットシーツはどうする?
出典 : pixta_32276931

旅行に行く時、愛犬のトイレトレーは持って行く?

旅行に行く時、愛犬のトイレトレーは持って行く?

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旅行に行く時に、愛犬のトイレトレーを持参するか迷う飼い主さんもいるでしょう。
結論から言えば、愛犬のタイプによって状況は違ってきます。
荷物が重くなるので、基本的にはトイレトレーを無理して持って行かなくても良いでしょう。

ペットシーツ(ペットシート、トイレシーツ)だけを床にじかに敷くと、シーツを動かしてしまったり、引っ掻いてビリビリに破いてしまう愛犬の場合、トイレトレーが必要かもしれません。
旅行時の携帯用であれば、折りたたみ式トイレトレーが便利です。

また、環境が変化すると緊張しやすく、特定のトイレトレーでしか排泄しないといった愛犬には、自宅で愛用しているトイレトレーを持参したほうが安心でしょう。
ペットホテルに愛犬を預ける際も同様です。

宿泊先でのトイレトレーとペットシーツは?

宿泊先でのトイレトレーとペットシーツは?

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犬連れ客専用のホテルやペンションの場合、客室内にトイレトレーはもちろん、ペットシーツも完備されていて、自由に使えることが多いものです。
ペットシーツを多量に持参するのは荷物になるため、愛犬のトイレ事情が気になるようであれば、宿泊先に事前に確認をすると良いでしょう。

筆者は小型犬2頭と暮らしていて、普段はレギュラーサイズのペットシーツを使用しています。
けれども、旅行に行く際はワイドサイズや大型犬用のスーパーワイドサイズのシーツも持って行き、客室に備えられているトイレトレーの下に敷いたりして、愛犬がもしシーツからおしっこをはみ出しても床を汚さないように気をつけています。
トイレトレーがない場合も、大きめのシーツを敷いておけばトイレを失敗する確率が減るのでおすすめです。
お出かけ用のペットシーツでは、消臭機能がついたものや、いい匂いがついているもの、表面がすぐにサラサラになっておしっこが逆戻りしないものなど、自宅で使っている薄手のものではなく、におい対策などの機能性の高いものを持参すると安心かもしれません。

お留守番の時、トイレトレーはどうする?

お留守番の時、トイレトレーはどうする?

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宿泊先に一時的に愛犬を留守番させるケースもあるでしょう。
飼い主さんの入浴時など、短時間であれば、持参したクレートに愛犬を入れておくのが最良です。
知らぬ場所で飼い主さんと離れて不安になった犬は、ドアを開けようとガリガリ引っ掻きがち。
けれども、クレートに入れておけば、客室を傷つけたり汚したりする心配がなくなります。
宿泊先にサークルが用意されているのであれば、サークルに愛犬を入れて、トイレトレーに真新しいペットシーツを敷くようにしましょう。
汚れたシーツをそのままにしていると、閉め切った部屋ににおいが籠ってしまいます。

いずれにしても、吠え対策と脱走防止のため、飼い主さんの留守時は愛犬をクレートかサークルに入れておくようにしてください。
客室の窓を閉めたら、熱中症予防のためにエアコンをつけておくことも忘れずに。

トイレトレーやペットシーツと合わせて必要なものは?

トイレトレーやペットシーツと合わせて必要なものは?

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旅行にトイレトレーを持参しない場合や、宿泊先にトイレトレーやペットシーツが完備されている場合でも、ペットシーツは宿泊先に到着するまで、そして旅行中はいつも携行するようにしましょう。
日常的な散歩コースではない旅先では、屋外にいる時間も長くなりがちでいつもと勝手も違うため、愛犬がうっかり粗相をしてしまう可能性も高まります。
もし粗相をしてしまったら、すぐにその場でおしっこをペットシーツに吸収させて拭き取れるので便利です。
使用済みのペットシーツを一時的に保管しておくのに、においの漏れない加工がされたビニール袋や消臭機能付きポーチなども役立ちます。

マーキングすることのあるオスの愛犬には、マナーベルトをしておけば安心です。
マナーベルトにセットする、マナーパットも必携です。

宿泊先にペットシーツの用意がないのに、ペットシーツを忘れてしまった!という場合は、新聞紙がペットシーツの代用になります。
新聞紙であれば、宿泊先やコンビニで簡単に手に入るでしょう。

旅行先で愛犬が粗相をしないためには?

まとめ

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犬連れ旅行の前には、トイレのしつけをしっかり行っておきたいものです。
「ワンツー」などという言葉の合図でおしっこをするようにしつけておけば、飼い主さんも愛犬も快適に過ごせるのではないでしょうか。
人間の赤ちゃんに「しーしー」と言えば、排泄行為と連想しておしっこが出やすくなるのと同様、犬にも「ワンツー」といった言葉で排泄を促すことは可能です。
合図トイレのトレーニング方法を簡単に紹介します。
まず、愛犬がトイレでおしっこを始めてから終わるまで、バックミュージックのようにそばで「ワンツー、ワンツー、ワンツー」と繰り返します。
数日~数週間それを繰り返し、「ワンツー」の音と排泄行為を愛犬に関連付けるのです。
次のステップでは、愛犬がトイレに行きたそうにしている時に「ワンツー」と声かけをして、その合図に従って愛犬がトイレに行って排泄をしたら、ほめておやつをあげてください。
この方法で、合図でトイレができるようになっていれば、旅先でも安心です。

犬がおしっこをしたくなるタイミングは、起床直後、飲食をした直後、遊んだり運動をしたりしたあとです。
旅行中も、そのタイミングを見計らってトイレに連れて行くようにすれば、愛犬の排泄の失敗は防げるでしょう。

まとめ

旅行先で愛犬が粗相をしないためには?

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愛犬と一緒の旅行でトイレトレーを持参するかは、愛犬の性格次第と言えます。
けれども、旅行中なにかと便利なトイレシーツは、たとえ宿泊先に備えられているとしても持参しましょう。
消臭機能付きのトイレシーツ、においの漏れないビニール袋やポーチ、男の子であればマナーベルトなども役立ちます。

監修者情報

箱崎 加奈子(獣医師)

箱崎 加奈子(獣医師)

・学歴、専門分野 麻布大学獣医学部獣医学科 ・資格 獣医師、トリマー、ドッグトレーナー、アニマルアロマセラピスト ・職業 獣医師 ペットスペース&アニマルクリニックまりも ・所属団体、学会 一般社団法人女性獣医師ネットワーク(代表理事) ・著書(一部) 1 最新版 愛犬の病気百科 著者名: 愛犬の友編集部 編 2 愛犬をケガや病気から守る本 著者名: 愛犬の友編集部 編 ・職業上でのペットとの関わり 普段犬猫の診察をしています。 飼育放棄や動物愛護センター収容の犬猫の保護譲渡活動をしています。 ・飼っている動物 シーズー ・ペット歴 ハムスター、うさぎ、ハリネズミ、犬(シーズー、ヨークシャテリア) ・ペットへの想い 18歳でトリマーとなり、以来ずっとペットの仕事をしています。 ペットとその家族のサポートをしたい、相談に的確に応えたい、という想いから、トリマーとして働きながら、獣医師、ドッグトレーナーになりました。 現在は東京でペットのためのトータルケアサロンを経営。 毎日足を運べる動物病院をコンセプトに、病気の予防、未病ケアに力を入れ、気になったときにはすぐに相談できるコミュニティースペースを目指し、家族、獣医師、プロ(トリマー、動物看護士、トレーナー)の三位一体のペットの健康管理、0.5次医療の提案をしています。 プライベートでは一児の母。 愛犬はシーズー。 家族がいない犬の一時預かり、春から秋にかけて離乳前の子猫を育てるミルクボランティアをやっています ・ペットに関するエピソード シーズー2頭、ヨークシャの全部で3頭の多頭飼いをしていました。 2頭は天寿を全うし、今はシーズーの澪(みお)が1頭です。 動物を飼育する習慣のない家庭に育ちましたので、この仕事に就こうと決めた時に初めて犬を飼いました。 犬初心者からトリマー、トレーナー、獣医と、飼い主目線で自分の愛犬に必要なスキルを身につけました

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ライタープロフィール

臼井 京音 Kyone Usui

臼井 京音 Kyone Usui

フリーライター、ドッグジャーナリスト 【経歴】 日本文学を専攻しバックパッカーもしていた大学卒業後、旅行ガイドブックの編集プロダクション勤務を経て、フリーライターに。30代前半でオーストラリアにドッグトレーニング留学をしたのち、現在はドッグジャーナリスト。 2007年から2017年まで東京都で“犬の幼稚園Urban Paws”の園長&家庭犬トレーニングインストラクターとしても活動。 東京都中央区 動物との共生推進員。 【執筆歴】 小学生時代から愛読していた雑誌『愛犬の友』をはじめ、多数の書籍や媒体で犬をはじめペットに関する執筆活動を行う。Webサイト「ニッポン放送ニュースオンライン」にて『ペットと一緒にby臼井京音』連載中。 著書:タイの犬の写真集『うみいぬ』、『室内犬の気持ちがわかる本』 これまでの執筆・編集歴は、毎日新聞の「臼井京音の幸せ犬ぐらし」連載コラム、AllAbout「犬の健康」、『週刊AERA』、季刊誌『BUHI』、書籍『フレンチブルドッグ生活の家計簿』、書籍『きみとさいごまで』、書籍編集『愛犬をケガや病気から守る本』、書籍編集『最新版 愛犬の病気百科』など。 【ペット歴】 小学生時代からシマリス、カメ、ミジンコ、カエル、ハムスター、メダカ、最初の愛犬ヨークシャー・テリアなどと生活し、現在はノーリッチ・テリア2頭と暮らしています。 室内外で保護犬やブリーダーから迎えた犬を多頭飼育していた祖父母や、獣医師の叔父、シャム猫を溺愛していた祖母の影響で、生まれた時からずっと動物に囲まれてきました。人と動物のよりよい関係を願い、日々取材と執筆を行っています。

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