DOG@nature Vol.4【アウトドア料理編】愛犬と分け合いながら食べるキャンプごはん

「愛犬と自然の中へ」をテーマとして、ドッグトレッキングの先駆者でありドッグトレーナーの峯岸徹さんが、自然の中での遊び方やお出かけ先情報を発信する「DOG@nature」。第4回は、「愛犬とのキャンプ」のメインイベント“キャンプごはん”の楽しみ方と、とっておきレシピをご紹介します。

DOG@nature Vol.4【アウトドア料理編】愛犬と分け合いながら食べるキャンプごはん

キャンプでの楽しみはやっぱりこれ!

キャンプでの楽しみはやっぱりこれ!

気の合う仲間と焚火を囲み、おしゃべりしながら、お酒を飲みながらのんびりワイワイと食事の準備をするのは、本当に楽しいものです。

焚火の横でうとうと気持ち良さそうにしている愛犬に癒されたりもします。

でも、お肉の香ばしい匂いを嗅ぎつけた途端、愛犬がおもむろに起き上がり、目にもとまらぬ速さで足元に駆け寄りお座りをしたら、それは「お肉のおすそ分け希望!」の合図です。

犬たちも美味しい匂いにワクワクしてよだれが止まらない!なんてことも。

人にも犬にもいつもとは違った楽しみがそこにはあります。
あまり細かいことは気にせず、大いに楽しみましょう。

1つのスキレットで飼い主さんと愛犬の分が一度に作れる

1つのスキレットで飼い主さんと愛犬の分が一度に作れる

せっかくキャンプに来たのだから、愛犬との遊びの時間をたっぷり取ろうとやる気満々だったにもかかわらず、様々な準備に追われて疲れ果て、愛犬と接する時間がいつもよりも短くなっている、なんてことがしばしばあります。

そんな時はぜひとも、飼い主さんと愛犬で同じものが食べられるようなメニューを選んでみましょう。
同じ食材を1つの鍋だけで調理ができれば、調理時間がグッと短縮されるだけでなく、洗い物も少なくて済みます。

さらに、キャンプで愛犬と同じものを分け合って食べると、“同じ釜の飯”ではありませんが、絆も強まった気がして嬉しくなってきます。

ただし、愛犬用の食材には犬が食べてはいけない、あるいは苦手な食材は使わないようにしてください。
また、塩コショウなどの調味料は必要ありません。

ここに挙げた食材以外のものでいろいろと工夫してみるのも、キャンプの面白さの1つと言えるのではないでしょうか。

スキレットで「ぎゅうぎゅう焼き」

スキレットで「ぎゅうぎゅう焼き」

肉や野菜を彩りよく詰める。一品で様々な食材を楽しめるのがこの料理の魅力です。

調理方法も簡単で、具材を食べやすい大きさにカットするだけ。
愛犬用には小さくみじん切りにして、食べやすい大きさにします(大きいと喉に詰まらせてしまう可能性があります)。

アルミホイルで包み、飼い主さん用の食材と混ざらないようにしてくださいね。
そうすることで、一度に調理ができて便利です。

飼い主さん用のにんにくやそら豆は皮を付けたままで構いません。
後は、スキレットの中にぎゅうぎゅうに詰められるだけ詰めてしまいましょう。

スキレットを使うことで、肉も野菜もパサパサすることなくジューシーに焼け、食材本来のもつ旨味を十分に味わうことができます。

思わず、「すごく簡単なのに、こんなに美味しくていいのか!」と言いたくなるほどの絶品メニューです。

今回は手羽元を使っていますが、お肉は愛犬の大好きなものを選んであげましょう。
また、材料を考える際には、犬が食べてはいけない食材を事前に調べてください。

今回使った材料

<愛犬と共通して食べられる材料>
・手羽元
・サツマイモ
・かぼちゃ
・パプリカ(赤・黄)
・アスパラガス
・紫キャベツ
・うずらのゆで卵
・プチトマト
・オリーブオイル  

<愛犬が食べてはいけない材料>
・にんにく
・ペコロス
・長ネギ 
・コショウ

※手羽元の骨は砕くと先が尖り、愛犬には危険です。必ず骨から外してあげてください
※飼い主さん用の味付けには最後に塩・胡椒を。愛犬には、腎臓や心臓に負担がかかることがあるため調味料は必要ありません

作り方

 さつまいも、カボチャ、パプリカ、紫キャベツは一口サイズのざく切りにしておきます。
長ネギ、アスパラガスは、少し長めに切ります。にんにく、ペコロス、そら豆は、皮つきのまま使います。
愛犬用は、みじん切りにしておきます。
(必ず犬が食べられる食材を確認し、アルミホイルを使って分けて調理してください)

 スキレットの中に材料をぎゅうぎゅうになるように詰め込みます。
愛犬用はアルミホイルで包み、一緒に詰めます。この時に、食材の彩りや大きさのバランスを考えて詰めると仕上がりが綺麗に見えて映えます。

 オリーブオイルをお好みでまわしながらかけて下さい。飼い主さん用の食材には塩、コショウも。

 スキレットを弱火にしてじっくり30分。蓋の上にも炭を乗せ、上下から加熱します。

※使用する肉は、鶏・豚・牛など愛犬の好きな種類でOK
※但し、鶏肉の骨は喉に刺さる危険性があるため、決して愛犬にはあげないでください
※犬が食べられる食材、食べられない食材は必ず事前にご確認ください

スキレットでチーズケーキ

スキレットでチーズケーキ

キャンプでも美味しいデザートが食べられたらいいのにな、と思ったことはありませんか?
濃厚なチーズケーキを、入れたてのコーヒーと一緒に自然の中で味わえたら、嬉しいことこの上ないですよね。

実は、スキレットを使えば実に簡単に作ることができてしまうのです。

慣れていないと端が少し焦げたりすることもありますが、それもまたキャンプの楽しい思い出の1つに。
下準備もフリーザーバッグを使って混ぜるだけなので、小さなお子さんでも簡単に調理が可能。

そして何より、犬が食べられる食材しか使わないため、愛犬と一緒に楽しむことができます。
思わず愛犬に「あ~ん」としたくなるかもしれませんね。

チーズケーキを初めて食べる愛犬は、眺めたり匂いを嗅いだりしてなかなか食べないかもしれませんが、一口食べたらその美味しさに気付き、飼い主さんの膝に足をかけて、「もっともっと」とおねだりをしてくるはず。
チーズケーキが飼い主さんと愛犬の笑顔を増やしてくれるでしょう。

今回使った食材

・クリームチーズ 200g
・無糖ヨーグルト 150g
・クッキー 5枚程度
・卵 2個
・薄力粉 大さじ2杯
・はちみつ 適度
・レモン汁 適度

※いずれも愛犬が食べても良い食材ですが、たくさん与えるのは禁物。少量をおすそ分けしてくださいね

作り方

 フリーザーバッグにクッキーを入れて小さく砕き、スキレットに敷き詰めます
 別のフリーザーバッグにクリームチーズを入れ、手でなめらかにします
 ②の中に無糖ヨーグルト、卵、薄力粉、はちみつ、レモン汁を入れ、よく混ぜます
 ①の中に③で混ぜた材料を流し込みます
 蓋をして、弱火~中火で20分程度加熱します。蓋の上にも炭を乗せると更に美味しくできます

※炭などで加熱する場合は、火加減がまちまちになるので、途中で様子を見ながら調理することをおすすめします
※愛犬が小麦アレルギーを持っている場合は、あげないでください

同じご飯を食べる気持ちの良さ

同じご飯を食べる気持ちの良さ

今回作った2品は、どちらも犬と一緒に食べることができます。

キャンプという非日常を共有するだけでなく、「愛犬と同じものを食べる」ということにチャレンジすることで、さらに思い出深い経験になることは間違いありません。

メニューを考え始める時から愛犬のことを想い、共に楽しめる調理法を考えることで、飼い主さんの愛犬とキャンプを楽しもうという気持ちがぐんと高まります。

愛犬にとっても、楽しい時間を共有し愛情のこもった暖かい食事を一緒に食べることは大きな喜びとなり、家族としての絆がさらに強くなっていくことでしょう。

おわりに

愛犬との楽しい食事が思い出の1ページに

アウトドア料理は、あらかじめ自宅で下準備をしておくことで、現地では余裕をもって調理することができ、その分愛犬と楽しむ時間も増えます。

できれば、料理をする前に愛犬と散歩をしておくのがおすすめ。
そうすると、飼い主さんが料理に集中しても、愛犬はのんびりと過ごしてくれるはずです。

火起こしが苦手な方はガスでの調理でも問題ありません。

また、犬が食べてはいけない食材もあるので、食材選びは事前に調べながら慎重に行ってください。

キャンプでの愛犬との思い出は、フィールドで遊ぶことがメインになりがちですが、愛犬との楽しい食事が思い出の1ページに加わることで、次のキャンプへの励みにもなります。

ライタープロフィール

峯岸 徹 Akira Minegishi

峯岸 徹 Akira Minegishi

株式会社ワンフラップ代表取締役 ドッグトレーナー 【経歴】 2013年に外資系IT企業を退職し、横浜市六角橋に株式会社ワンフラップを起業。ドッグトレーナーとして子犬のしつけから噛み犬、吠え犬の問題行動の改善に取り組む。起業当時から犬と一緒にトレッキングをする「ワントレ」を立ち上げ、賛同してくれるドッグトレーナーと問題行動を抱えている犬を連れ自然の中でドッグトレッキングを行う。その時に経験した犬達の表情や行動の改善を目の当たりにして、現在では飼い主さんと愛犬が一緒に参加するプログラム「みんなでワントレ」を展開している。 【愛犬との暮らし】 愛犬はフレンチブルドッグ(10歳)。3歳の時に頚椎ヘルニアで手術、5歳で左後ろ足の十字靭帯断裂の手術をする。手術の度にハードなリハビリを乗り越えて、今でもドッグトレッキング、キャンプなどのアウトドアを一緒に楽しむ。 【趣味】 愛犬と一緒にドッグトレッキングやキャンプをすること。少しの時間を見つけては愛犬とザックを車に積み山へ向かいます。暗闇を歩くナイトトレッキングも楽みの1つ。 【しつけへの想い】 犬の肉体的な健康、精神的な健康を飼い主さんが提供することが犬のしつけで大切なことだと考えています。日々の忙しい生活の中で散歩が疎かになるだけでもこのバランスが崩れてしまいます。バランスを崩す原因の多くは飼い主さん側にあります。飼い主さんが犬のしつけについての意識を変え知識を身につけることで犬と深い絆が生まれてくると考えています。

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