【獣医師監修】犬に優しい街はどこ? 犬が喜ぶ街旅行の秘訣

愛犬と旅行をするならば、ドッグフレンドリーな街や宿泊施設を選びたいものです。今回は、国内外の犬に優しい街についてや、犬が喜ぶ交通手段、旅行プランなどを詳しく解説します。頭に入れて、ぜひ愛犬との旅行をさらに楽しいものにしてください。

【獣医師監修】犬に優しい街はどこ? 犬が喜ぶ街旅行の秘訣
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愛犬との旅行 犬に優しい街はある?

愛犬との旅行 犬に優しい街はある?

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愛犬と“街”を一緒に旅行したい場合、なるべく犬に優しいところを選びたいものです。
国内外を問わず、ドッグフレンドリーな街はいくつも存在します。
そのような街を知り、愛犬との旅行プランを立てるのも楽しみのひとつと言えます。

ただし、どんなに愛犬に優しい街であっても、マーキング癖があったり、粗相が多かったり、吠えやすかったりというマナー面での不安要素があると、肩身が狭いものです。
愛犬との旅行前には、トイレトレーニングをはじめ、いわゆる問題行動と呼ばれるような愛犬の困った行動の改善を行っておきましょう。
そうすれば、どんな街でも快適に過ごせ、愛犬とのかけがえのない思い出が増えていくに違いありません。

愛犬との旅行 犬に優しい【国内】エリア

吠えることも少なくトイレトレーニングも万全で、犬が苦手な方への配慮ある行動を飼い主さんができていれば、東京、大阪、京都、名古屋、福岡、仙台、広島など、日本国内ではどの都市でも犬連れ旅行が楽しめるでしょう。

犬に優しい都市では、犬が宿泊できるシティホテルも少なくありません。
愛犬と少しだけ自然を満喫したくなったら、都市部から電車で30分もあれば行けるような温泉地などに足を延ばすのもおすすめです。

愛犬との旅行が初めてであれば、愛犬と気軽に旅行できる日帰りバスツアーを利用するのも良いでしょう。
犬の扱いに慣れたスタッフとともに、厳選された、犬に優しい施設や観光地だけをめぐることができて安心です。

愛犬との旅行 犬に優しい【海外】エリア

愛犬との旅行 犬に優しい【海外】エリア

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数十年前に比べて、犬連れの海外旅行も各国での検疫規制が緩和されてハードルが低くなりました。

全般的に犬好きな人々が多いエリアと言えば、ヨーロッパ。
なかでも、犬が家族の一員としてのポジションを確立しているフランス、ドイツ、イギリスは犬と旅行しやすい国と言えます。
例えば、ドッグフレンドリーな街であるパリを愛犬と旅した場合、デパート(食品コーナーをのぞく)や路面店のブティックなど、リード引きのままで愛犬とショッピングを楽しむことも可能です。
パリには、犬が宿泊できるホテルも多数あります。

ヨーロッパ以外では、ハワイも愛犬との海外旅行で人気の場所です。

いずれにしても、愛犬を連れて海外旅行をするには、マイクロチップの装着と、狂犬病のワクチン接種と抗体検査が必須です。
その他にも、事前準備は多数必要で、ほとんどのケースで帰国前に現地で獣医師による健康診断をしてもらわなければなりません。
国により動物検疫のルールが異なるので、しっかりと下調べと事前準備をしてから旅行計画を練りましょう。

犬が喜ぶ旅行プラン 行き先・宿泊先はどんなところがおすすめ?

犬が喜ぶ旅行プラン 行き先・宿泊先はどんなところがおすすめ?

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愛犬が喜ぶ旅先がどこかは、愛犬の性格にもよります。
おとなしくて飼い主さんと一緒にいられるだけで満足できるタイプの愛犬であれば、どこを旅しても喜んでくれるでしょう。

体を動かすことが大好きなテリア犬種やボーダー・コリーといった牧畜犬種であれば、ドッグランが併設されている宿泊施設がおすすめです。
泳ぐのが好きなラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーなどのレトリーバー犬種やプードルなどの水猟犬種であれば、犬用プールが併設されているペンションやホテルが最適です。

都市への旅行がメインだとしても、途中で1~2泊、コンクリートではなく土や草の上を歩けて愛犬が自然と親しめるような宿泊地へ足を延ばすと、飼い主さんも愛犬もほっとできる旅行になるでしょう。

犬が喜ぶ旅行プラン 旅先ではどんなアクティビティがおすすめ?

犬が喜ぶ旅行プラン 旅先ではどんなアクティビティがおすすめ?

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愛犬にも、旅行で非日常の楽しみを味わわせてあげたいものです。

旅先では、広々としたドッグランで思い切り走らせてあげたり、海や川で泳がせたりすれば、アクティブなタイプの愛犬はきっと喜んでくれるはず。
泳がせる場合、安全面でライフジャケットやロングリードは必携です。
愛犬と一緒に湖でカヌーに乗るのも、近頃は人気のアクティビティのひとつ。

景色(愛犬にとっては初めてのにおいなど)を愛犬と楽しむならば、犬も乗車可能なロープウェイがおすすめです。
終着駅付近の山頂や高原では、澄んだ空気のもとで愛犬と散策すればリフレッシュできるでしょう。

また、日ごろ食べたことのない犬用のスペシャルおやつやごはんを、旅先のドッグカフェや宿泊施設などで与えてあげれば、おとなしいタイプの愛犬やシニアドッグなどすべての犬たちが満足してくれるに違いありません。

犬が喜ぶ旅行プラン 交通手段は何がおすすめ?

愛犬が環境の変化にまったく動じないタイプであれば、電車から飛行機まで、交通手段のチョイスの幅は広がります。
ただし、公共の交通機関を利用する場合、犬の顔や体が隠れるキャリーバッグやクレートなどに愛犬を入れておかなければなりません。
そのため、移動中に飼い主さんとのコミュニケーションが取りにくくなります。
飼い主さんと触れ合えて、休憩時間もフレキシブルに取れるマイカーでの旅行が、愛犬にとっては最もうれしい交通手段と言えるでしょう。

もし愛犬が乗り物酔いをするようであれば、事前に動物病院で酔い止めを処方してもらえれば安心です。

まとめ

まとめ

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愛犬と“街”を旅行するのであれば、国内外を問わずドッグフレンドリーな都市を選ぶようにするのが、愛犬と飼い主さんがストレスフリーで楽しく旅行できるための秘訣となります。
街ばかりでアクティブな愛犬が退屈しそうな場合、全旅行期間中の数泊だけ、郊外の温泉地など自然豊かな場所に足を延ばすのもおすすめです。
移動中も含めて、なるべく愛犬と過ごす時間が長くとれるようにプランニングをしてあげましょう。
旅行中は、愛犬にとっても非日常の生活を満喫できるよう、飼い主さんも愛犬の五感を刺激できるように工夫をしてあげてくださいね。

監修者情報

箱崎 加奈子(獣医師)

箱崎 加奈子(獣医師)

・学歴、専門分野 麻布大学獣医学部獣医学科 ・資格 獣医師、トリマー、ドッグトレーナー、アニマルアロマセラピスト ・職業 獣医師 ペットスペース&アニマルクリニックまりも ・所属団体、学会 一般社団法人女性獣医師ネットワーク(代表理事) ・著書(一部) 1 最新版 愛犬の病気百科 著者名: 愛犬の友編集部 編 2 愛犬をケガや病気から守る本 著者名: 愛犬の友編集部 編 ・職業上でのペットとの関わり 普段犬猫の診察をしています。 飼育放棄や動物愛護センター収容の犬猫の保護譲渡活動をしています。 ・飼っている動物 シーズー ・ペット歴 ハムスター、うさぎ、ハリネズミ、犬(シーズー、ヨークシャテリア) ・ペットへの想い 18歳でトリマーとなり、以来ずっとペットの仕事をしています。 ペットとその家族のサポートをしたい、相談に的確に応えたい、という想いから、トリマーとして働きながら、獣医師、ドッグトレーナーになりました。 現在は東京でペットのためのトータルケアサロンを経営。 毎日足を運べる動物病院をコンセプトに、病気の予防、未病ケアに力を入れ、気になったときにはすぐに相談できるコミュニティースペースを目指し、家族、獣医師、プロ(トリマー、動物看護士、トレーナー)の三位一体のペットの健康管理、0.5次医療の提案をしています。 プライベートでは一児の母。 愛犬はシーズー。 家族がいない犬の一時預かり、春から秋にかけて離乳前の子猫を育てるミルクボランティアをやっています ・ペットに関するエピソード シーズー2頭、ヨークシャの全部で3頭の多頭飼いをしていました。 2頭は天寿を全うし、今はシーズーの澪(みお)が1頭です。 動物を飼育する習慣のない家庭に育ちましたので、この仕事に就こうと決めた時に初めて犬を飼いました。 犬初心者からトリマー、トレーナー、獣医と、飼い主目線で自分の愛犬に必要なスキルを身につけました

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ライタープロフィール

臼井 京音 Kyone Usui

臼井 京音 Kyone Usui

フリーライター、ドッグジャーナリスト 【経歴】 日本文学を専攻しバックパッカーもしていた大学卒業後、旅行ガイドブックの編集プロダクション勤務を経て、フリーライターに。30代前半でオーストラリアにドッグトレーニング留学をしたのち、現在はドッグジャーナリスト。 2007年から2017年まで東京都で“犬の幼稚園Urban Paws”の園長&家庭犬トレーニングインストラクターとしても活動。 東京都中央区 動物との共生推進員。 【執筆歴】 小学生時代から愛読していた雑誌『愛犬の友』をはじめ、多数の書籍や媒体で犬をはじめペットに関する執筆活動を行う。Webサイト「ニッポン放送ニュースオンライン」にて『ペットと一緒にby臼井京音』連載中。 著書:タイの犬の写真集『うみいぬ』、『室内犬の気持ちがわかる本』 これまでの執筆・編集歴は、毎日新聞の「臼井京音の幸せ犬ぐらし」連載コラム、AllAbout「犬の健康」、『週刊AERA』、季刊誌『BUHI』、書籍『フレンチブルドッグ生活の家計簿』、書籍『きみとさいごまで』、書籍編集『愛犬をケガや病気から守る本』、書籍編集『最新版 愛犬の病気百科』など。 【ペット歴】 小学生時代からシマリス、カメ、ミジンコ、カエル、ハムスター、メダカ、最初の愛犬ヨークシャー・テリアなどと生活し、現在はノーリッチ・テリア2頭と暮らしています。 室内外で保護犬やブリーダーから迎えた犬を多頭飼育していた祖父母や、獣医師の叔父、シャム猫を溺愛していた祖母の影響で、生まれた時からずっと動物に囲まれてきました。人と動物のよりよい関係を願い、日々取材と執筆を行っています。

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