【獣医師監修】愛犬との旅行に最適なキャリーバッグの選び方

愛犬との旅行では、多くの場合キャリーバッグが必要になります。小型犬から大型犬まで、マイカー利用をはじめ新幹線や飛行機利用など、旅のスタイル別にどのようなキャリーバッグが便利で安全かを知り、愛犬にベストマッチなバッグを旅行前に準備しておきましょう。

【獣医師監修】愛犬との旅行に最適なキャリーバッグの選び方
出典 : pixta_40585511

愛犬との旅行におすすめのバッグとは?選び方のポイントなど

愛犬との旅行におすすめのバッグとは?選び方のポイントなど

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愛犬との旅行では、キャリーバッグやクレートなどが必要になるシチュエーションがあるでしょう。
愛犬に快適で安全に過ごしてもらうには、愛犬のバッグ選びもとても重要です。

愛犬のサイズや体重はもちろん、季節によっても、キャリーバッグのチョイスは異なってきます。
夏であれば、なるべく通気性の高いバッグを使い、愛犬の熱中症を予防しなければなりません。

移動手段によっても、鉄道会社等でキャリーバッグやクレートのサイズ規定がある場合は従わなければならず、事前に準備が必要になります。
場合によっては、1回の旅行で複数の愛犬用バッグを使い分けると便利です。
旅のスタイル、愛犬のサイズ、季節を考慮してベストなキャリーバッグを用意しましょう。

おすすめバッグ①電車・新幹線移動

電車や新幹線では、愛犬の顔や体がケースから出ないようにしなければなりません。
また新幹線では、“手回り品”として持ち込める愛犬のケースは、長さ70センチ以内で、縦・横・高さの合計が90cm程度、愛犬を含めた重量が10kg以内という制限があります。
それを考慮すると、新幹線には小型犬用バッグしか持ち込めないでしょう。
(電車のペットの乗車制限は鉄道会社により異なるので、各社のホームページ等で確認してください。)

電車や新幹線での移動用には、ホームやエスカレーター等での移動時にも便利な、伸縮性のハンドルが付いているキャリーカートがおすすめです。

電車や新幹線では、愛犬のストレスをなるべく軽減させてあげたいものです。
愛犬がキャリーバッグ内で居心地の悪い思いをしないように、四つ足で立ち上がれる状態と伏せの姿勢が取れる大きさの、自立可能なキャリーバッグやキャリーケースを選んであげてください。
キャリーバッグやキャリーケースの中は意外と空気がこもるので、1面だけでなく、通気性を確保できるように2面以上のメッシュ加工が施されたタイプが理想です。

おすすめバッグ②車移動

おすすめバッグ②車移動

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マイカーでの移動中には、ブレーキやカーブの際に愛犬がバランスを崩して座席から転がり落ちないように、愛犬にはクレートに入っておいてもらうのが安心です。
シートベルトを装着できるタイプのクレートが、安全面ではベストでしょう。
中型犬や大型犬の場合、ワンボックスカーの後部スペースにケージを載せている飼い主さんも多いようです。
愛犬とのマイカー移動が多い生活を送っているのであれば、折り畳みできるクレートなどを、マイカーに常備しておけば便利でしょう。

おすすめバッグ③飛行機移動

おすすめバッグ③飛行機移動

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日本の航空会社を犬が利用する場合、航空会社の利用条件に適合するハードケース(クレートなど)に愛犬を入れてペット用の貨物室に預けなければなりません。
航空会社が用意するハードケースをレンタルできる可能性もあります。
(事前に航空会社に確認をしてください。)
空港まで、ソフトキャリーやキャリーバッグに愛犬を入れて公共の交通機関を利用する場合や、旅先では軽量なソフトキャリーを多用したい場合などは、飛行機に搭乗する際だけクレートをレンタルするのが便利でしょう。

おすすめバッグ④預け先(病院、ペットホテルなど)

愛犬を旅行には連れて行かず、ペットホテルや動物病院、実家や友人宅に預けるケースもあるでしょう。
預け先でも、愛犬が安心できる基地としてクレートを活用するなら、愛犬自身のにおいがついている使い慣れたクレートを持参したいものです。

預け先でクレートを使用しない場合、小型犬や中型犬であれば軽量なキャリーバッグに愛犬を入れて預け先まで向かい、バッグも含めて預かってもらえば飼い主さんにとっては便利です。
公共の交通機関はもちろん、タクシーで預け先まで向かう場合も、抜け毛や他の乗客のアレルギーなどへの配慮から、愛犬はバッグに入れておきましょう。

小型・中型・大型犬それぞれに合ったバッグとは?選び方のポイントなど

小型・中型・大型犬それぞれに合ったバッグとは?選び方のポイントなど

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体重が4~5kg以下の小型犬であれば、布製のショルダータイプのバッグを利用して愛犬と旅行をしても、飼い主さんは重さや疲労を感じないかもしれません。
ショルダータイプのバッグでは重くて飼い主さんの肩が痛くなってしまう場合、小型犬であればリュックタイプのキャリーバッグを利用するのも疲労感を軽減させるひとつの方法です。

中型犬や大型犬をキャリーバッグに入れて移動しなければならない場合、キャスターとハンドルが付いているタイプがおすすめです。
バギーと呼ばれるような、愛犬が入っているバッグ部分を飼い主さんがハンドルで押すタイプのキャリーが、旅先では使い勝手が良いでしょう。

中型犬や大型犬が飛行機を利用する場合、キャスターやハンドルが取り外せるクレートが持ち運びしやすく便利です。

まとめ

まとめ

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愛犬との旅行では、キャリーバッグが欠かせないシチュエーションも多くあります。
愛犬が安心して安全に過ごせて、飼い主さんも持ち運びに便利なキャリーバッグを選び、シーンに合わせてバッグを使い分けるなどして快適な旅行を楽しみましょう。
愛犬がキャリーバッグ嫌いにならないように、旅行前には愛犬にバッグ内でおやつを食べさせるなどして慣らしておくことも重要です。

監修者情報

箱崎 加奈子(獣医師)

箱崎 加奈子(獣医師)

・学歴、専門分野 麻布大学獣医学部獣医学科 ・資格 獣医師、トリマー、ドッグトレーナー、アニマルアロマセラピスト ・職業 獣医師 ペットスペース&アニマルクリニックまりも ・所属団体、学会 一般社団法人女性獣医師ネットワーク(代表理事) ・著書(一部) 1 最新版 愛犬の病気百科 著者名: 愛犬の友編集部 編 2 愛犬をケガや病気から守る本 著者名: 愛犬の友編集部 編 ・職業上でのペットとの関わり 普段犬猫の診察をしています。 飼育放棄や動物愛護センター収容の犬猫の保護譲渡活動をしています。 ・飼っている動物 シーズー ・ペット歴 ハムスター、うさぎ、ハリネズミ、犬(シーズー、ヨークシャテリア) ・ペットへの想い 18歳でトリマーとなり、以来ずっとペットの仕事をしています。 ペットとその家族のサポートをしたい、相談に的確に応えたい、という想いから、トリマーとして働きながら、獣医師、ドッグトレーナーになりました。 現在は東京でペットのためのトータルケアサロンを経営。 毎日足を運べる動物病院をコンセプトに、病気の予防、未病ケアに力を入れ、気になったときにはすぐに相談できるコミュニティースペースを目指し、家族、獣医師、プロ(トリマー、動物看護士、トレーナー)の三位一体のペットの健康管理、0.5次医療の提案をしています。 プライベートでは一児の母。 愛犬はシーズー。 家族がいない犬の一時預かり、春から秋にかけて離乳前の子猫を育てるミルクボランティアをやっています ・ペットに関するエピソード シーズー2頭、ヨークシャの全部で3頭の多頭飼いをしていました。 2頭は天寿を全うし、今はシーズーの澪(みお)が1頭です。 動物を飼育する習慣のない家庭に育ちましたので、この仕事に就こうと決めた時に初めて犬を飼いました。 犬初心者からトリマー、トレーナー、獣医と、飼い主目線で自分の愛犬に必要なスキルを身につけました

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ライタープロフィール

臼井 京音 Kyone Usui

臼井 京音 Kyone Usui

フリーライター、ドッグジャーナリスト 【経歴】 日本文学を専攻しバックパッカーもしていた大学卒業後、旅行ガイドブックの編集プロダクション勤務を経て、フリーライターに。30代前半でオーストラリアにドッグトレーニング留学をしたのち、現在はドッグジャーナリスト。 2007年から2017年まで東京都で“犬の幼稚園Urban Paws”の園長&家庭犬トレーニングインストラクターとしても活動。 東京都中央区 動物との共生推進員。 【執筆歴】 小学生時代から愛読していた雑誌『愛犬の友』をはじめ、多数の書籍や媒体で犬をはじめペットに関する執筆活動を行う。Webサイト「ニッポン放送ニュースオンライン」にて『ペットと一緒にby臼井京音』連載中。 著書:タイの犬の写真集『うみいぬ』、『室内犬の気持ちがわかる本』 これまでの執筆・編集歴は、毎日新聞の「臼井京音の幸せ犬ぐらし」連載コラム、AllAbout「犬の健康」、『週刊AERA』、季刊誌『BUHI』、書籍『フレンチブルドッグ生活の家計簿』、書籍『きみとさいごまで』、書籍編集『愛犬をケガや病気から守る本』、書籍編集『最新版 愛犬の病気百科』など。 【ペット歴】 小学生時代からシマリス、カメ、ミジンコ、カエル、ハムスター、メダカ、最初の愛犬ヨークシャー・テリアなどと生活し、現在はノーリッチ・テリア2頭と暮らしています。 室内外で保護犬やブリーダーから迎えた犬を多頭飼育していた祖父母や、獣医師の叔父、シャム猫を溺愛していた祖母の影響で、生まれた時からずっと動物に囲まれてきました。人と動物のよりよい関係を願い、日々取材と執筆を行っています。

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