DOG@nature Vol.6【キャンプ編】愛犬と自然の中で過ごす癒しの時間

「愛犬と自然の中へ」。ドッグトレッキングの先駆者でありドッグトレーナーの峯岸徹さんが、自然の中での遊び方やお出かけ先情報を発信する「DOG@nature」。第6回は、愛犬との絆がグッと深まる「キャンプ」がテーマ。テントの設営から食事の支度、焚き火…大自然の中で同じ時間を共有する楽しさと醍醐味をお伝えします。

DOG@nature Vol.6【キャンプ編】愛犬と自然の中で過ごす癒しの時間

キャンプ場に到着!まずは何をする?

キャンプ場に到着!まずは何をする?

キャンプ場に向かう長いドライブの間、車の中で大人しく過ごしてくれていた愛犬も、到着すると思いっきり体を動かしたくなるもの。
車から降りたら、まずは愛犬と一緒にキャンプ場の中やその周辺をのんびり探検しましょう。

日常の散歩とは趣向を変えて、匂いをたくさん嗅がせてあげたり、気になる場所を行ったり来たりと本能の赴くままに、愛犬の好きに歩かせてあげてください。

一般的に犬は初めての場所や匂いに緊張しますので、この後のんびりとキャンプをするためにも、散歩を通してしっかりと愛犬に場所慣れしてもらうことが大切です。

すぐにでもテントの設営をしたい!という気持ちをぐっと抑え、愛犬の笑顔を見ながら探索を楽しみましょう。

いよいよ設営!設営時も愛犬を飽きさせない

いよいよ設営!設営時も愛犬を飽きさせない

キャンプ場の探検が終わり、いよいよテントやタープ、テーブルなどの設営に入ります。
その間も飽きさせないように、安全を確保しながら愛犬にもそばで設営を見ていてもらいましょう。

飼い主さんの一生懸命な姿を見て、もしかしたら愛犬はテントの設営に参加している気持ちになっているかもしれません。

愛犬が近くで見守ってくれることで、飼い主さんも楽しく、安心して設営が出来ることでしょう。
愛犬にもキャンプ道具に興味を持ってもらえると良いですね。

ひと息入れるのも、大切な時間

ひと息入れるのも、大切な時間

設営が終わると飼い主さんもひと息入れたくなる時間です。

愛犬も朝から幾度となく興奮して疲れてくる頃なので、お昼寝をしてしまうかもしれません。
めいっぱい楽しもうと、飼い主さんは愛犬を遊びに誘いたくなるかもしれませんが、ゆっくり昼寝をさせてあげることも大切です。

飼い主さんはこの後まだまだやることがありますので、足元でのんびり寝ている愛犬を見ながらコーヒータイムはいかがですか?
外で飲むコーヒーの味は格別で、「愛犬とキャンプに来て良かった」と思える瞬間のひとつです。

ところで、愛犬がお昼寝や夜の就寝時に使うベッドやブランケットですが、愛犬にとって自分の匂いがついたものが一番落ちつける場所です。

キャンプの為に張り切って新しいものを用意したくなりますが、ここは日常ご自宅で使っている物を持って行かれることをおススメします。
新品を購入した場合は、ご自宅で数回使ってからが良いでしょう。

「お腹が空いたよ!」キャンプディナー

愛犬も食べられるように考慮した、鶏胸肉と野菜の水炊き風

愛犬も食べられるように考慮した、鶏胸肉と野菜の水炊き風
※材料を考える際には、犬が食べてはいけない食材を事前に調べよう

日が傾きかける頃、キャンプのメインイベントと言っても過言ではない、楽しい夕食の時間がやってきます。

当然ながら愛犬だって夕食を楽しみにしていますし、飼い主さんと同じ食材で作ることができれば、余分な食材も省け時間も短縮できますので、ぜひとも工夫してみてください。

食材に火が通り始めると、湯気と共に良い香りが辺り一面に漂い、鼻孔をくすぐります。
愛犬もその匂いを嗅ぎつけ、「早く食べたい!」と言わんばかりに、首を伸ばして調理台に熱視線を送ってくることでしょう。

その真剣な眼差しといい表情といい、愛らしくもありおかしくもあります。
少しでも早く食べさせてあげたいと思ってしまいますが、やけどを防ぐために、適温になるまで冷ましてから食べさせて下さいね。

きっと、愛犬はあっという間に食べ終えてしまうでしょう。
もちろんこれは嬉しいことなのですが、一生懸命に作ったものだと、もう少しゆっくり味わって食べ欲しいなあ…と思うことがたまにあります。

1日の終わりに。愛犬と焚き火を囲む贅沢

1日の終わりに。愛犬と焚き火を囲む贅沢

美味しいディナーを終え片付けも済ませると、辺りはすっかり暗がりに。

さあ、赤々と燃える焚火のパチパチとはぜる音をBGMに、何もしない贅沢な時間の始まりです。
炎を見ながら何も考えずぼうっとできるこの時間のために、この1日を頑張ったんじゃないかと思うくらいです。

愛犬はたいてい焚火の近くで丸くなって眠ってしまいますが、たまに甘えて膝の上に乗ってきた時には、愛犬の身体をゆっくり撫でながら、今日あった楽しい出来事について語りかけ(声を出すのが恥ずかしかったら心の中で!)、楽しい時間を共有しましょう。

焚き火の暖かな炎が飼い主さんの心を落ちつかせてくれることで、愛犬も自然と穏やかな表情になっていきます。

楽しかった1日の終わりにキャンプならではの、のんびりとした穏やかな時間の流れを味わいましょう。

テントに潜り込んで

テントに潜り込んで

焚き火には時間の流れを忘れさせてしまう不思議な魔力があるようで、あっという間に夜が更けていきます。
キャンプ場の朝は早いですから、早めに寝袋に潜り込んで寝てしまいましょう。

愛犬はというと、これまたあっという間に「グゥゥ~グゥゥ~」と夢の中…。
どんな夢をみているのかな?と想像しているうちに、ランタンの灯りを消すことも忘れ、愛犬と並んですぐに眠りに落ちてしまうかもしれません。
なにせ、朝早くから散歩に設営、食事作りと体をめいっぱい動かしていますから。

都会では味わえない静寂の中で、いつもとは違う眠りを満喫してください。

緑の香りと鳥のさえずりで目を覚ます、1日の始まり

緑の香りと鳥のさえずりで目を覚ます、1日の始まり

普段はスマートフォンのタイマーが鳴ってもなかなか起きられませんが、キャンプ場では鳥のさえずりで目が覚めることがあります。

眠い目をこすりながら起き上がると、テントの外はすでにうっすらと明るくなっていて、熟睡していた愛犬も目を覚ます頃です。
もしかすると、愛犬が先に起きて飼い主さんの顔をぺろぺろと舐めてくるなんてこともあるかもしれません。

テントの外に一歩出れば、朝の澄んだ少し冷たい空気が胸の中にスーッと入ってきて、バッチリ目が覚めます。
緑の香りが一段と強い早朝は、愛犬にとっても野生を感じられるとても良い時間です。

せっかく早起きしたのですから、日常の散歩では味わえない自然の中を愛犬と一緒にのんびり歩いてみて下さい。

早朝散歩、そして朝食を

早朝散歩、そして朝食を

愛犬と早朝の散歩を楽しんだ後は、温かいコーヒーを淹れて朝ごはんタイム。

爽やかな風と柔らかな木漏れ日の中、鳥の声に耳を傾けながら愛犬と一緒に外で食べる朝食は、なによりも贅沢な気持ちになれるひと時です。

片付けの時だって

片付けの時だって

楽しいキャンプであればあるほど、あっという間に撤収の時間になります。

キャンプ場はチェックアウトの時間が決まっているので、余韻を楽しみながら後片付け、とはなかなかいきませんが、後片付けの間にも少し手を休め、愛犬と遊ぶ時間を持つように。

「終わりよければ全てよし」で、楽しいイメージのままキャンプを終えることができれば、愛犬にとって「キャンプ=楽しいもの」としてインプットされるでしょう。
最後の最後まで愛犬に楽しかったと思ってもらうためにも、もうひと頑張りです。

「キャンプ」と飼い主さんが口にした時、耳をピンと立てて尻尾を嬉しそうに振ってくれれば、今回の愛犬とのキャンプは大成功です。

おわりに

愛犬とのキャンプで大事なことは、愛犬と一緒に楽しむこと

愛犬とのキャンプで大事なことは、キャンプ場に到着してから帰るまで、愛犬と一緒に楽しむことを念頭に置いてスケジュールを組むことだと考えています。

キャンプには設営や食事の支度など、やるべきことがかなりあるため、気を配ってはいるものの、どうしても愛犬を繋いだままにしてしまうことがあります。

キャンプの主人公は、飼い主さんであり愛犬です。
アウトドアという非日常の空間の中で、同じものを食べ、くつろぎ、多くの時間を共に楽しむことにより、普段以上に愛犬との絆を強く感じられる本当に有意義な時間になりますので、ぜひ頑張ってみてください。

今回のキャンプでも、愛犬といつも以上に話をして笑って遊びました。
愛犬もきっと、またキャンプに行きたい!と思っていてくれていると思います。

キャンプとは不思議なもので、自宅に戻った途端、次はどこでキャンプをしようか計画を立ててしまうのです。

ライタープロフィール

峯岸 徹 Akira Minegishi

峯岸 徹 Akira Minegishi

株式会社ワンフラップ代表取締役 ドッグトレーナー 【経歴】 2013年に外資系IT企業を退職し、横浜市六角橋に株式会社ワンフラップを起業。ドッグトレーナーとして子犬のしつけから噛み犬、吠え犬の問題行動の改善に取り組む。起業当時から犬と一緒にトレッキングをする「ワントレ」を立ち上げ、賛同してくれるドッグトレーナーと問題行動を抱えている犬を連れ自然の中でドッグトレッキングを行う。その時に経験した犬達の表情や行動の改善を目の当たりにして、現在では飼い主さんと愛犬が一緒に参加するプログラム「みんなでワントレ」を展開している。 【愛犬との暮らし】 愛犬はフレンチブルドッグ(10歳)。3歳の時に頚椎ヘルニアで手術、5歳で左後ろ足の十字靭帯断裂の手術をする。手術の度にハードなリハビリを乗り越えて、今でもドッグトレッキング、キャンプなどのアウトドアを一緒に楽しむ。 【趣味】 愛犬と一緒にドッグトレッキングやキャンプをすること。少しの時間を見つけては愛犬とザックを車に積み山へ向かいます。暗闇を歩くナイトトレッキングも楽みの1つ。 【しつけへの想い】 犬の肉体的な健康、精神的な健康を飼い主さんが提供することが犬のしつけで大切なことだと考えています。日々の忙しい生活の中で散歩が疎かになるだけでもこのバランスが崩れてしまいます。バランスを崩す原因の多くは飼い主さん側にあります。飼い主さんが犬のしつけについての意識を変え知識を身につけることで犬と深い絆が生まれてくると考えています。

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