【ビーグルまとめ】性格や特徴、しつけの方法を確認!平均寿命やお散歩量もご紹介
活発で明るい性格の持ち主であるビーグルは、人間と過ごすことが大好きです。人気キャラクター「スヌーピー」のモデルにもなっているビーグルは、手入れもラクで初心者でも飼いやすいと評判の犬種です。この記事では、ビーグルの特徴をまとめています。
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目次
ビーグルの歴史、性格や特徴

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ビーグルは臭いで獲物を探す、セント(嗅覚)ハウンドの一種。
フランス語で「小さい」ことを意味する「ペグル」に由来するという説もあるように、ハウンドの中で最小サイズの犬種です。
1880年代にアメリカに渡ると、類まれなる嗅覚と狩猟性能の高さ、協調性の良さから、瞬く間に人気犬種となります。
原産国のイギリスとは多少異なるタイプに改良が加えられ、1959年にアメリカン・ケネル・クラブ(AKC)の公認犬種になりました。
ビーグルの成犬の体高は「最小のハウンド」である点が重視され、約40cm以下、約33cm以上が理想的だとされています。
毛色は、黒と赤茶と白の3色から構成されるトライカラー(ブラック&タン&ホワイト)が一般的。
猟師の目印になるように尾の先端が白いのが特徴です。
群れを構成して野ウサギ猟を行ったビーグルは、協調性も抜群!性格も明るく友好的なので、多頭飼いをするにも、赤ちゃんのいる家庭にも安心して飼える犬種といえます。
ただし、獲物の居場所を猟師に知らせるための甲高く大きな鳴き声を持つことを忘れてはいけません。
ビーグルの平均寿命、かかりやすい病気

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体重が10kg以上で、中型犬に分類されるビーグルの平均寿命は、12~15歳ほどです。
ビーグルは、椎間板ヘルニアと頚椎ヘルニアにかかりやすい犬種のひとつ。
5歳以降は、ヘルニアに注意をしましょう。
さらに、内分泌疾患のひとつである甲状腺機能低下症や外耳炎になりやすい傾向にあります。
様子がおかしいなと感じたら、すぐにかかりつけの動物病院を受診してください。
ビーグルの暮らし、旅行のヒント

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ビーグルは頚椎のヘルニアを発症しやすいので、お出かけをする際は首輪よりもハーネスを着用するのがベストです。
ビーグルは短毛でお手入れが簡単な犬種ですが、アンダーコートを備えているので、春と秋にはごっそりと毛が抜ける換毛期があります。
その時期に旅行をするなら、洋服を着せて抜け毛の飛散防止に努めたいものです。
ビーグルのしつけは、いつからが最適?

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愛犬のしつけの開始時期は早ければ早いほどよく、理想としては「犬が家に来た日」から始めるのがベストです。
子犬の頃の学習スピードは私たちが思っているよりも非常に早く、「目にしたもの」「経験したもの」をどんどん吸収していきます。
特に生後3週齢から12週齢の期間は「社会化期」と呼ばれる期間で、この時期に触れ合ったり経験したさまざまな人やモノ、環境や状況は生涯を通じて慣れ親しむことができるようになるため、犬の一生の中でも非常に重要な期間といわれています。
一般的にビーグルの子犬を家族として迎える時期は、最短でも生後8週齢からです。
12週齢になるまでの期間は短く1ヶ月ほどしかありませんので、できればビーグルが家に来る前から、しつけのための準備をしておくといいでしょう。
ビーグルの社会化期にするしつけ

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犬の「社会化」とは、犬が人間社会の中で暮らしやすくなるようさまざまな刺激に慣れさせることをいいます。
犬は「社会化期」を過ぎた頃から恐怖心が芽生え始めます。
例えば、これまでは初めて見るものでも好奇心でどんどん近づくことができたのに、恐怖心が芽生え始めると、近寄ることさえできなくなるといった様子がみられるようになるでしょう。
子犬を家族として迎えることが多い生後8週齢頃から12週齢は社会化期の真っただ中であることが多いので、日常生活の中で出会ういろいろな「音」「物」「人」「環境」などを経験させてあげる必要があります。
あわせて、この時期には体を触られることにも慣れさせておきましょう。
また、トイレトレーニング、ハウストレーニング、「おすわり」や「マテ」などのコマンドトレーニングも社会化期に訓練していきます。
ビーグルの子犬・成犬・性別によるのしつけの違い

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基本的なしつけ方に違いはありませんが、一般的に子犬と成犬では子犬の方がしつけがしやすいでしょう。
性別の違いで言えば、どちらかというとオスの方が警戒心が強い傾向があります。
男性ホルモンによって攻撃性や縄張り性が強く出やすいので、獣医師と相談し、時期を見て去勢を検討したほうが良い場合もあるかもしれません。
ビーグルに起こりやすい問題行動

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猟犬としての気質で、もともと吠えやすい犬種のビーグルは、飼い主さんに何かをしてほしいという「要求吠え」が目立ちます。
ビーグルの吠え声は大きくよく通るため、家の中だけでなくご近所さんにも届いてしまい、トラブルになってしまうことも。
また、嗅覚を使って何かを探し当てるという能力に長けているため、お散歩中の執拗なニオイ嗅ぎによって引っ張りも強くなってしまいがちです。
ビーグルの「ニオイを嗅ぎたい」という欲求を満たしてあげるには、ただ歩いてお散歩をするだけでなく、嗅覚を使ったゲームを取り入れるのがおすすめ。
吠えに関しては、環境を見直して整えることが最善と言えます。
ビーグルは刺激に対して過敏に反応しやすいため、例えば窓から外の様子が見えないようにガラスフィルムを張る、外からの音を聞こえにくくするために部屋の中で音楽を流すなど、まずは吠えを誘発させる刺激を受けないような工夫をしてみましょう。
ビーグルのしつけ&トレーニングの工夫・コツ

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ビーグルとしての気質や愛犬の性格を知ることで、しつけやトレーニングをより良く工夫することができます。
「できなかった、失敗してしまった」ことを叱るよりも、「失敗させないための予防」と「飼い主さんにとって望ましいこと」をたくさん褒めることが大きなポイントです。
また、犬にとっての「褒め」はおやつだけではありません。
愛犬が好きなおもちゃで遊んであげたり、愛犬の好む行動をするというのは、時としておやつ以上のご褒美にもなります。
おすすめできるしつけやトレーニングのグッズは「引っ張り防止用のハーネス」「コング」「フードポーチ」「ロングリード」が挙げられます。
これらを活用して、ビーグルのトレーニングを進めていきましょう。
ビーグルのお散歩は、いつからが最適?

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ビーグルに限らず、どの犬種でもお散歩デビューは《ワクチンプログラムが終了してから》が基本です。
ワクチン接種が終わっていないのにお散歩に出かけてしまうと、病原菌や細菌に感染してしまう危険があります。
ワクチンプログラムが終了して初めてのお散歩に出かけるときは、リードは短めにしっかりと握っておくのがポイントです。
ビーグルは、好奇心旺盛な犬種です。
お散歩中には、興味のある方へリードをグイグイと引っ張ることもあるため、注意しましょう。
さらに、ビーグルは食いしん坊!好奇心が前に出て、飼い主さんが気づかぬうちに食べてはいけないものを口に入れてしまう危険もありますので、こちらも注意しながらお散歩を楽しみましょう。
ビーグルに必要なお散歩の量や時間帯

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ビーグルは、お散歩がとっても大好きです。
できれば、毎日お散歩をしてあげるのが好ましいでしょう。
体の大きさのわりに運動量を必要とする犬種でもあるため、1日2回のお散歩・それぞれ1回につき30分ほど、距離にすると2~3km程度のお散歩が適しています。
熱中症になる危険があるため、夏のお散歩は地面が熱くなる前の「早朝」や、地面の熱が抜けた「夜」に出かけるのがベストです。
その逆に、冬は暖かい時間を選んでお散歩をするといいでしょう。
ビーグルは寒さが苦手なため、ドッグウェアや犬用の靴下を着用するのもおすすめです。
ビーグルがお散歩を嫌がる(歩かない)時の対処法

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遊ぶことが大好きなビーグルには、お散歩好きな子が多くみられます。
しかし、時にはお散歩を嫌がる仕草を見せることがあるかもしれません。
それは、もしかしたら「お散歩コース」に飽きているのかも。
ただ「歩く」だけのお散歩では、物足りなく感じている場合もあります。
公園に立ち寄る、定期的にドッグランに出かけるなど、いつもとは違う運動の時間を作ってあげましょう。
ビーグルのお散歩後、お手入れ方法

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お散歩から帰宅したら、家に入る前に足を拭いてあげましょう。
基本的には、乾いた布で拭く、汚れが気になる所を濡れた布やウェットティッシュで拭くだけでOKです。
ビーグルは抜け毛が多いため、できれば毎日ブラッシングをしてあげたいところ。
お散歩後のお手入れの中に組み込むことで忘れずにブラッシングができるので、おすすめです。
ビーグルのまとめ
人間と過ごすことが大好きなビーグルだからこそ、初心者でも飼育しやすい犬種と言えます。
好奇心旺盛なのでお散歩中には注意してあげなければいけないことも多くありますが、賢い犬種であるため、しっかりしつけをすれば問題ありません。
ドッグランで過ごす時間を設けてストレスを発散させてあげるなどすれば、飼い主さんも愛犬と楽しい時間が過ごせるでしょう。
かかりやすい病気などにも注意して、愛犬と幸せな時間を過ごしてください。
ライタープロフィール

PECO
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