【まとめ】愛犬の気持ちが知りたい!絆をより深めるためにできること

「この子は何を考えているのだろう?」「人間が考えることを理解しているのだろうか」と考えたことはあるでしょうか?犬の気持ちが理解できれば、お互いにもっと安心して暮らせるのにと思うこともあるかもしれません。ここでは、愛犬の気持ちを理解できるポイントをご紹介していきます。愛犬との絆を深めていくためにも、確認してみましょう。

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【まとめ】愛犬の気持ちが知りたい!絆をより深めるためにできること
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犬はなにを考えている?飼い主さんの気持ちはわかる?

犬はなにを考えている?飼い主さんの気持ちはわかる?

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言葉を持たない犬たちが頭の中で何を考えているのか、人間と同じような感情はあるのか、そして飼い主の気持ちを理解してくれているのか、知りたいと思う飼い主さんはきっと多いでしょう。

犬は人間とは異なる感覚で、さまざまな情報を受け取っています。

犬の目は、人よりも光を吸収する能力に優れているため、暗闇でものを見る能力に長けています。
また、聴覚においても人間が聞き取れない可聴域の音を聞き取ることが可能です。

そのため、人間が「静かで落ち着く場所だ」と思っていても、犬が「ここは嫌だ」と示す場合があります。
もしかすると、人間が聞き取れる可聴域外の音が壁から聞こえてきているのかもしれません。

このように、人間にとっては同一としか感じられないものや、場所、状況でさえも、犬にとってはまるで違うものと捉えている可能性が十分にあります。
犬と人間では、見たり感じたりしている世界がまるで違うといってもいいでしょう。

では、愛犬は飼い主さんの気持ちを理解できているのかという点についてはどうでしょうか。
オーストリア・ウィーンの獣医大学が行った研究(Corsin A. Müller, et al., 2014)において、犬は人間の「笑った顔」と「怒った顔」を写真で見分けられることがわかりました。

さらに、麻布大学を中心としたチームが行った研究(Katayama M, et al., 2019)では、飼い主さんの「怖い」「うれしい」などといった感情が犬に伝染することもわかっています。

飼い主さんとの生活が長い犬の方が感情が伝染しやすいということも明らかになっており、犬は飼い主さんとの信頼関係ができると、飼い主さんの短い情動の変化も察知し、共感することがあらためて確認できました。
これらの研究から、愛犬は飼い主さんの気持ちを理解しているということが明確になったのです。

だからこそ、飼い主さんも愛犬の行動や思いを理解してあげたいところですよね。
しかし、犬の行動や仕草すべてに理由を求めるのには無理があります。

愛犬の行動に対して理由をあまり考えすぎず、目の前の行動の事実を受け入れる寛容さは、愛犬との生活において大切といえるでしょう。

愛犬との上手なアイコンタクトで、幸せホルモンが出る?

愛犬との上手なアイコンタクトで、幸せホルモンが出る?

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愛犬と見つめ合うことで、飼い主さんも愛犬も一緒に幸せになれることをご存知でしたか?

「愛情ホルモン」または「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンというホルモンがあります。
オキシトシンは人間の母と子の間で生じ、絆を強めることで知られていますが、実は、人間と犬との関係にも深く関わりがあることがわかってきました。

愛情と信頼で結ばれた飼い主さんと犬との関係では、飼い主さんが犬の世話をしたり話しかけたりすると、犬は嬉しくなって体内のオキシトシンが上昇します。
オキシトシンが上昇すると、飼い主さんと目線を合わせようとする行動が増えていきます。

そして、犬が積極的に飼い主さんを見る回数が増えれば増えるほど、見つめられた飼い主さんも体内のオキシトシンが上昇していくことが明らかになっています。
犬が自発的に飼い主さんを見ているときに飼い主さんが目線を合わせることで、お互いのオキシトシンが増えていくというわけです。

しかし、無理に犬と目を合わせるのはNG。
犬同士の関係でいえば、相手をじっと凝視することは威嚇の意味を持ち、緊張した状態となります。
ケンカに発展してもおかしくありません。

また、なかにはアイコンタクトに慣れていない犬もいます。
警戒心が強い犬は、目を合わせることを基本的に嫌うでしょう。
そのことを忘れずに、親しくない犬やまだ信頼関係が築けていない愛犬とむやみに目線を合わせるのは避けるのが賢明です。

目線を合わせるのは、犬が自ら飼い主さんを見つめているときがベストです。
また、警戒されないために、いきなり目を合わせないようにすることも大切です。

普段からおやつなどのごほうびを使いながらアイコンタクトの練習をして、「目が合ったときに、いいことがあるよ」というポジティブなイメージを与えておくのもおすすめです。

犬の嗅覚がすごい?その理由や特徴とは

犬の嗅覚がすごい?その理由や特徴とは

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よく知られている通り、犬の嗅覚はとても優れています。
犬はにおいを受け取る場所(嗅上皮)の面積が広く、細胞の数も多いため、人より敏感ににおいを嗅ぎ取ることができるのです。
具体的な上皮の面積は、人間は3〜4㎠であるのに対し、犬は18〜150㎠にもなります。

また、犬はにおいの情報処理を行なう嗅球とよばれる脳の部位が発達しています。
そのため、犬の嗅覚は人に比べて数千倍から1億倍優れているともいわれています。

これはにおいを「100万倍強く感じている」「100万倍遠くからでも嗅ぎ取れる」というわけでなく、「人が感じ取れる最小の物質が、さらに100万倍薄まっても感知できる」ということです。

マズル(口吻)の長さによって嗅覚の鋭さは異なり、鼻が長い犬種は嗅上皮の面積が広く細胞の数も多いため、より優れた嗅覚を持ちます。
逆にパグやフレンチ・ブルドッグ、ボストンテリアなど、鼻が短い「短頭種」と呼ばれる犬は、ほかの犬種にくらべて嗅覚が劣るといわれます。

さらに、家庭犬として暮らす犬は、嗅覚をフル稼働して情報を得る機会が少なくなっています。
視覚で判断することも多い犬たちは、優れた嗅覚を持っていても、意識的に使っていなければ能力は発揮できません。

嗅覚を使うトレーニングを日常のゲームや遊びとして取り入れてみると、嗅覚を使うことが習慣になり、より研ぎすまされて犬の本能的欲求が満たされるでしょう。

犬の聴覚。怖がる音や理由、怯える犬への接し方

犬の聴覚。怖がる音や理由、怯える犬への接し方

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犬が怖がるものとして有名なのが「雷の音」です。
しかし、雷の音を録音してスピーカーで犬に聞かせても、本物の雷と同じようには驚かないのだそう。
このことから、犬は雷の音だけが怖いのではなく、音以上に、空気の振動や揺れに恐怖と不安を感じていることがわかります。

そのほかにも、

●地震、台風(風)などの自然の音
●掃除機、ドライヤー、洗濯機などの家電製品の音
●バスやトラックなど大型車のエンジン音
●花火の音

を苦手としている犬が多いようです。
耳が後ろに傾き、口を真一文字に結ぶ表情をしていたら、恐怖を感じているでしょう。

犬が音に怖がっている様子がみられたら、環境やその場の状況を変え、恐怖を感じている対象から犬を遠ざけてあげてください。
今以上の刺激を与えず、音が聞こえないようなるべく遮断します。

このとき、犬への接し方は“何もしない”で、いつも通りに振る舞うことが大切です。
なだめるために声をかけたり、落ち着かせようと身体を揺すったりすると、余計に怖がってしまう場合があるので注意しましょう。
ましてや「ダメ!」などと怒ったりすると、恐怖心をいっそうあおることになってしまいます。

不安な気持ちや恐怖心を完全に取り去ることは難しいかもしれませんが、音を聞かせることで少しずつ慣れさせることはできます。
怖がる対象の音を録音して聞かせ、段階的に慣らしていくという方法です。

ただし、嫌いな音を聞かせるのですから、無理に慣れさせようとすると逆効果になることもあります。
愛犬の様子に十分注意しながら行いましょう。

愛犬が嬉しい撫で方(触り方)、場所やタイミングなど

愛犬が嬉しい撫で方(触り方)、場所やタイミングなど

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ひとことに犬といっても犬種の特性や個性があるため、「どんな人にでも撫でてもらいたい」と思う犬もいれば「飼い主さんだけにしか撫でられたくない!」と思う犬もいます。

寝ている時に過度に撫でられたり触られたりすると犬は安心して休むことが出来ないため、唸ったり噛みついたりといった抵抗をすることもあるでしょう。
犬が望んでいない時に人の都合で「無理に撫でる」ことは、幸せに感じるどころかストレスとなってしまいます。

一方、犬が撫でられたり触られることをよろこぶのは、犬が「撫でて!」と寄ってくる時です。
犬が自ら撫でられたり触られたりすることを好むような仕草が見られた時は、優しくたくさん撫でてあげましょう。
そして「もういいよ。ありがとう。」と離れていったら、しつこくかまわず一旦終了してください。

犬が撫でて欲しい場所・撫でられると心地いい場所は、

●耳の後ろ
●首周り
●背中
●身体の横
●顎の下

などといわれています。
だからといって、ただ撫でればいいというわけでもありません。
犬は100センチより近い距離にはっきりと焦点を合わせることが出来ないため、あまり近い位置で激しく手を動かされると不安に感じてしまいます。
そのため、顔の周りをワシャワシャと激しく撫でることはやめましょう。

また、犬は上から覆いかぶさられるような人の動きにも不安を感じます。
そのため、立って前かがみになった状態で犬の頭の上から手を出すことはNG。
座ったりしゃがんだりして姿勢を低くし、撫でる手も上からではなく下からゆっくり出して、毛並みにそって優しく撫でるのがポイントです。

逆に撫でられたくない場所もあり、

●足(特に足先や指の間の水かき部分)
●お腹
●尻尾
●目の周り
●口周り(口の中)
●耳の中

は、嫌がることがあります。

犬に限らずその動物にとって弱い部分(急所)や神経が密集している敏感なところは、触られたくないものです。
犬自身がリラックスして、自らお腹を出して「撫でて欲しい」とアピールする時以外は撫でられることを嫌いますので、注意しましょう。

犬との遊び。犬が遊びを好きな理由や、犬の喜ぶ遊び方

犬との遊び。犬が遊びを好きな理由や、犬の喜ぶ遊び方

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動物は家畜化が進むと、見た目や性格が子供の時のまま成長するようになります。
このような家畜化による変化のことを「ネオテニー(幼形成熟)」と呼びますが、犬もオオカミから家畜化された動物であるため、多くの犬が成犬になっても遊びを好む傾向があります。

家庭犬は実際に狩りをして獲物を取ることはしませんが、もともと狩りをしていた犬には本能的に狩りをする能力が備わっているため、遊びを通して狩りを模倣し、この本能を満たします。
犬種によって差はありますが、狩りの流れをイメージして遊びに取り入れると、犬の満足度はより高まるでしょう。

犬はおもちゃを獲物に見立てて遊びます。
ですから、犬が夢中になっておもちゃを追うように、地面を這わせるなどして上手く動かすのがコツです。

犬種によって得意な遊びは異なりますが、例えばラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーといったレトリーバー種は、追いかけることを強化して作られた犬種なので、「走って追いかけ、捕まえて持ってくる」遊びが得意です。
ボールなどの投げて遊ぶおもちゃを好み、おもちゃを投げてほしくて、飼い主さんのもとへと何度も咥えて持ってくるでしょう。

シェパードやコーギーは噛むことを強化されてきたため、おもちゃに噛みついて引っ張りっこすることに夢中になります。

犬は飼い主さんと触れ合うとき、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが多く分泌されます。
飼い主さんと遊ぶことが大好きな犬は、遊ぶことで幸福を感じていることがわかっています。

このオキシトシンには絆を深める効果もあるため、飼い主さんがたくさん遊んであげることで、飼い主さんと犬との絆はさらに深まっていくでしょう。

とはいえ、人間と一緒に遊ぶためのおもちゃを与えたままにしてしまうと誤飲の危険があるため、おもちゃだけを与えて放置することは避けてください。
ひとり遊びをさせるときは、ガジーやコングなどゴム製の知育おもちゃを活用しましょう。

まとめ

愛犬の気持ちをきちんと理解することで、より愛犬との絆を深めることができます。
どんなことをしたら喜ぶのか、どんな遊びが好きなのか、どこを触られたいのかを把握し、適切に対応してあげましょう。

誠意のある正しい対応をすることで、飼い主さんはもちろん、愛犬も幸せな気持ちになってくれます。
愛犬の気持ちをたっぷりの愛情で受け止めて、より幸せな日々を過ごしてくださいね。

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