犬が吠える理由とは?鳴く意味を理解してストレスなく過ごそう

愛犬が吠えることに困っている飼い主さんは少なくないでしょう。しかし、犬が吠えるのにはちゃんと理由があります。どんな理由で鳴いているのか、吠えている意味を知ることできちんと対策することができるでしょう。ここでは、犬が吠える理由とその対処法をご紹介します。

  • 公開日:
犬が吠える理由とは?鳴く意味を理解してストレスなく過ごそう
出典 : pixta_47064346

愛犬が吠える理由とは?その原因は人間にもある

愛犬が吠える理由とは?その原因は人間にもある

pixta_56923586

犬が吠えるのには、必ず理由があります。
そして「吠えが増してしまう」のは、吠えることによって犬に何らかの「メリット」があるということです。

犬にとって「吠える」という行動は、遺伝子レベルで組み込まれた自然な行動です。
群れで暮らす習性のある犬にとって「吠える」「唸る」などの行為は、仲間とのコミュニケーションツールのひとつ。

そんな犬に対し人間は、吠えている原因を考え、吠えを止めさせるために何かしらの行動を起こしますが、実はそれこそが犬が吠えてしまう原因のひとつになることがあります。

例えばケージの中で犬が吠えているとします。飼い主さんは「ケージから出してあげる」「おもちゃ・おやつをあげる」「そばにいって声をかける」といった対応をするかもしれませんが、実はどの対応も、犬に吠えることを教えてしまう行動です。

また、宅配のインターホンに吠えるときは「ここは僕の家だ!入ってくるな!」という理由で吠えることが多いでしょう。
さらに、吠えたことで宅配便の方が帰ったと思い、達成感まで味わってしまいます。

このように、犬が吠える理由はその時々で異なり、犬の性格によっても変わります。
しかし、愛犬が吠える理由さえわかれば、対策も可能なので安心してください。

愛犬の吠え、どんな種類がある?

愛犬の吠え、どんな種類がある?

pixta_56047600

犬が吠えるのにはさまざまな理由があり、吠え方も違います。

そのひとつが「要求吠え」。
これは、飼い主さんが知らずしらずのうちに教えてしまうことが多い吠えの種類のひとつです。

●家族の食事中に吠える
●夜中や明け方寝ているときに吠える
●ケージの中で吠える

これらの状況に置かれた飼い主さんは、「少しだけ」と食卓の上からおすそ分けをしたり、「トイレがしたいのかも?」と心配になりわざわざ起きて確認したりといった対応をするかもしれません。
これらは全て愛犬のことを思っての行動ですが、しつけという面では全く反対の行動。
時には「反応しない」ことも大切です。

また、不安や恐怖を感じたときに出る「警戒吠え」があります。
知らない人が家に来る(近づいてくる)ことだけでなく、親しい人以外からじっと目を見つめられることも、犬にとっては警戒すべき出来事です。
警戒心が強いタイプの愛犬なら、できる限り意識をそらしてあげてください。

そして、愛犬が嬉しいときや怒っているときにする「興奮吠え」もよく見られます。
中には「尻尾を振っているから喜んでいると思っていたのに、触ろうとしたら噛まれた」という経験がある人もいるかもしれません。
吠えの原因が「興奮」である場合は、まず落ち着かせることが最優先です。

愛犬の急な悲鳴や、悲しそうな鳴き声の意味とは?

愛犬が突然悲しそうな鳴き声を発したら「何が起こったの?」と飼い主さんは心配になってしまいますよね。
悲しそうな鳴き声には「これをして欲しい」という欲求や「飼い主さんに甘えたい」という意味が込められている可能性があります。

このような場合は鳴き声だけでなく、態度にも注目して愛犬を観察してみてください。
例えば、

●飼い主さんの目を真っすぐに見つめる
●飼い主さんの顔をペロペロと舐める
●後ろ足だけで立ち上がる
●しっぽをフリフリ!

といったような態度がみられたときには、飼い主さんに甘えているのかもしれません。

もちろん愛犬が望む要求を満たしてあげることも必要ですが「キュンキュン鳴けば飼い主さんが自分の言うことを聞いてくれる」と、わがままになってしまうことも考えられます。
必要なときには、しつけとして無反応を貫くことも大切です。

同じような鳴き声でも、甘えではなく不安を感じているケースも考えられます。

●わざと飼い主さんと目をそらす
●耳を伏せる
●体が震えている

ほんの一部ではありますが、これらのような仕草をしていた場合には不安を感じている可能性が高いと考えられます。
不安を覚えている物をすぐに取り除いたり、その場所から離れるなどの対応をしましょう。

そのほかにも、突然「キャイン!」と鳴くこともあります。
飼い主さんも驚いてしまうような悲鳴に近い鳴き声には「痛い」「降参」「助けて」といった意味が込められていることが考えられます。

病気や怪我のおそれもあるため、身体を見たり触れたりして、異常がないかチェックしてあげましょう。

「警戒吠え」への正しい対処法とは?

「警戒吠え」への正しい対処法とは?

pixta_43604604

「警戒吠え」とは犬が身の危険を感じ、相手に対して注意を促すための吠えです。
一見、私たち人間からするとなんでもないことも、感覚の優れている犬からすると警戒すべき十分な理由になることがあります。

警戒吠えの中でも特に多いのが「家の中での警戒吠え」です。
「来客によるインターホンの音」や「窓から歩く人が見える」ことは、犬が警戒する要因となります。

犬が警戒して吠えた後に対象の人がいなくなるという経験を積むと「吠えるといなくなる」と学習してしまいます。
そのため、慣れさせようと玄関に犬を連れていっても、吠え続けた状態で来客が帰ってしまえば、さらに吠えを助長させてしまうことになりかねません。

飼い主さんができる対処法としては、

●知らない人の気配が感じられる玄関や窓の近くに犬のハウスを設置しない
●外が見える窓にガラスフィルムを張る、カーテンを閉める、簾をかける

など、外の様子に気づきにくくする対策が有効的です。

「知らぬが仏」という言葉があるように、犬にしても気が付かなければ警戒心を持つことなく安心して暮らせるでしょう。

また、嗜好性の高いおやつを用意して、インターホンが鳴ったらそのおやつをあげるということを繰り返す方法もあります。

今までは「インターホンが鳴る→知らない人が来て不安」と感じていたのが、この練習をすることで「インターホンが鳴る→おやつをもらって嬉しい」と感じるようになるため、インターホンの音に対する警戒心を和らげることができるでしょう。

子犬の頃であれば、生活音が収録されている音響CDなどを流してあげることで音に慣れていくことも可能です。
しかし「インターホンの音=知らない人が来る」ということをすでに学習している犬であれば、たとえ前述したような対策をしてもインターホンの音に反応して吠えてしまうこともあります。

その場合には「インターホンの音=楽しいことがある」という結びつきに変えてあげることが有効的です。

「散歩中の吠え」への対処法とは?

「散歩中の吠え」への対処法とは?

pixta_29059048

愛犬が、散歩中にすれ違った他の犬や通行人に吠えて困っている飼い主さんも多いかもしれません。
「ワンワン」と同じように聞こえる犬の吠え声も「自分の身を守る」「遊びに誘う」「相手に挨拶をする」「注目してもらう」など、原因や理由はさまざまです。

共通する原因のひとつとして挙げられるのは「子犬の頃の経験不足」です。
子犬の時期に限られた環境で育ったり、他の犬や人との接触が少なかったりすると、成犬になってからお散歩などで見かける他の犬や人、さまざまなものに興味や極度の恐怖心を持つようになり、自分の身を守ろうとして吠えるようになってしまいます。

こういった場合は、吠える対象に慣らすことで、警戒による吠えを軽減することが出来るでしょう。
飼い主さんが一人で悩み続けることなく、早い段階で専門家に相談をした方が良い場合もあります。
しつけ教室や幼稚園などに通うことを検討するのもおすすめです。

そのほかの対処法としては、愛犬が通行人や自転車などといった吠える対象とすれ違う際に、大好きな食べ物を活用して意識を飼い主さんの方に向けるのもアリ。

吠えを防止する際に使用する食べ物は、愛犬が好きな食べ物を使うようにしてみてください。
また、こうしたおやつは吠えを防止するとき以外は極力使わないようにし、特別感を持たせるとより効果が高いでしょう。

散歩中に吠えるとき、吠えるだけでなく対象のものに飛び掛かろうとしてしまうケースもあります。
こうした場合は、首輪だけでなくハーネスを使用し、しっかりとリードを持ってお散歩するようにしてください。

「初対面での吠え」への対処法とは?

「初対面での吠え」への対処法とは?

pixta_46400950

初対面で吠えてしまう理由には「要求吠え」と「社会化不足」が考えられます。

散歩中に出会う人と愛犬を積極的に近づけてはいませんか?近づくことが習慣になっていると、人を見たりすれ違う際に近づくことができないとストレスとなり、興奮して吠えることがあります。

見知らぬ人とすれ違うときや初対面の人に会わせるときは、故意に距離を縮めて近づくのではなく、対応にメリハリをつけることを意識しましょう。
近くに寄って挨拶をすることもあれば、しないこともあると教えてください。

ただ物理的に抑えるだけでは犬はストレスを感じてしまうため、それよりも嬉しいご褒美を用意し、そのご褒美を与えながら人とすれ違うとよいでしょう。

ただし、子犬の時期にたくさんの人と触れ合うことは「社会化トレーニング」として大切な経験です。
生後6ヶ月頃を目安に社会化トレーニングを完了し、見知らぬ人とのコミュニケーションに慣れたらステップアップを。
「近づく」「距離を取る」など、行動を取捨選択することを学習させます。

警戒心や恐怖心から吠えている場合には、時間をかけて徐々に慣らしていく必要があります。
人が多く立ち寄るような公園や広場などで、飼い主さん以外の見知らぬ人がいる状況に慣れさせましょう。

まとめ

愛犬が吠えることには理由があり、その理由によって対処法も変わります。
愛犬が飼い主さんに何を伝えようとしているのか、何を考えて鳴くのかを理解し、愛犬と共にストレスフリーな生活を送ってくださいね。

ライタープロフィール

PECO

PECO

PECO[ペコ]は、月間 1000万人が利用するペット情報サイトです。 「ペットとの毎日がもっと楽しくなる」をテーマに、 おもしろ&かわいいペット動画や、飼い方・病気に関するお役立ち情報、 最新のペットイベント情報など、毎日配信しています。 ペットを心から愛する人たちのために、PECOはこれからもより良い情報を提供しつづけていきます。 コーポレートサイト https://corp.peco-japan.com/ Facebook https://www.facebook.com/PECO.japan/

続きを読む

編集部のおすすめ記事

今週の「ライフスタイル」記事ランキング