【ドッグトレーナー監修】愛犬のストレス解消も!GoToトラベルを活用して、おトクに行く愛犬旅のススメ

犬とのお出かけにぴったりの秋。話題のGoToトラベルを利用して愛犬と旅行に行きたいですね。飼い主さんとって愛犬との旅は楽しいものですが、実は犬にとっても、旅行は多くの利点があるのです。 この記事では、ドッグトレーナーに「犬にとっての旅行のメリット」を教えてもらいながら、GoToトラベルの上手な活用方法をお伝えします。

【ドッグトレーナー監修】愛犬のストレス解消も!GoToトラベルを活用して、おトクに行く愛犬旅のススメ
出典 : iStock.com/igorr1

犬にとっての「旅行」とは?

犬にとっての「旅行」とは?

iStock.com/Wavebreakmedia

私たち人間にとって、旅行は日常から離れる事によるリフレッシュ効果やストレス解消、また新しいものと出会える楽しさなど多くの利点もありますよね。

それでは「犬にとって」はどうでしょう。

Pallyの連載記事「鹿野先生のおでかけレッスン ワン・2・3!」でもお染み、世界的なドッグトレーナーの資格を持ち、学術博士でもある鹿野正顕(かのまさあき)先生に聞いてみました。

鹿野先生に聞いた、犬にとっての旅行のメリット

1.子犬の社会化

鹿野 正顕 先生

鹿野 正顕 先生

新型コロナの流行に伴い、家にいる時間が長くなったこともあり、子犬を飼う人が増えています。
私が主催している犬の幼稚園でも、外出自粛の期間には子犬の参加が増えました。

その一方で、自粛期間になかなか外出ができなかったことによる、子犬の社会化不足が懸念されています。

犬がヒト社会で生きていく上では、子犬の段階でいろいろなことを経験することが重要で、そうすることで成犬になってから社会に順応しやすくなるのです。

飼い主さん以外の人に会ったり、いろんな場所に行ったりする経験は社会化を促します。
いつもの散歩や近所の公園へ出かけることが中心になりますが、プラスアルファとして、旅行に出かけるのもおすすめです。

普段あまりできない経験を多くすることが、子犬の社会化によい影響を与えます。

2.日常と異なる刺激を受ける

日常と異なる刺激を受ける

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コロナ禍で顕著だった「単調な限られた環境での生活」。人はもちろん犬にとっても負担となります。
刺激のない生活は気持ちを疲弊させますし、慢性的なストレス状態は免疫力の低下につながります。

また、いつも同じコースを散歩し、同じ公園に出かけてばかりだと、愛犬にとっては変化がなく、ワクワクする気持ちが減ってしまいます。
知らないものを見たい、聴きたい、感じたいという好奇心を満たす上で、旅行は大きな役割を果たすでしょう。

動物は本能的に自然を好む傾向があり、都会のように人工物に囲まれた環境をストレスに感じる愛犬も多いと考えられます。
旅先としては、自然豊かな場所がおすすめです。

絆が深まる

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

オーストリアの著名な動物行動学者であるコンラント・ローレンツ博士は、その著書「人イヌに会う」で、しつけは犬が不安に感じる場所で練習したほうが効率が良いと著書で述べています。

しつけがうまくいかない例として、愛犬が目移りしてコミュニケーションがうまくとれないということがあります。
「おすわり」と言ってもできなかったり、名前を呼んでも来なかったり。
これらは愛犬の意識が飼い主に向いていないことから起こります。

しかし、旅行などで知らない場所に行けば頼れるのは飼い主さんしかいないため、飼い主さんへの注目度が高まり、これまでできなかったことができる「成功体験」が増えていきます。

もちろん、しつけのために犬が不安に感じる場所に連れていくことは望ましくないですが、知らない場所で互いが頼りあう経験を積み重ねることで、飼い主さんと愛犬の信頼関係が深まるのです。

愛犬と旅行をしたいが少し不安がある人へ。鹿野先生からのアドバイス

公園などで愛犬の反応を見ながら徐々に慣らしていく

iStock.com/supercat67

頻繁に旅をしている愛犬と飼い主さんは、旅先でものびのびとして、いろんなことを楽しめるようになっていきますが、年に1回くらいの頻度で出かけるという場合だと失敗してしまうこともあるかもしれません。

愛犬との旅行に不安を感じる人におすすめしたいのは、いつもの生活圏から少し足を伸ばしてみることです。
時間が取れる時には車に乗せて、少し家から離れた場所にある大きな公園に行ってみる。
愛犬の反応を見ながら徐々に慣らしていくのがいいでしょう。

そして、「春夏秋冬と、季節を感じられるタイミングには旅に出る」というのを、ひとつの目安にしてもいいかもしれません。

改めて知りたい!GoToトラベルとは?

改めて知りたい!GoToトラベルとは?

YakobchukOlena / PIXTA(ピクスタ)

10月1日から東京発着についても対象となり、ますます注目が集まる「GoToトラベル」。
その内容を改めて説明します。

「GoToトラベル事業」は、宿泊を伴う、または日帰りの国内旅行の代金総額の2分の1相当額を国が支援する事業です。
旅行代金の総額のうち35%が割引に、15%が旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。
支援額の上限は1人1泊あたり20,000円、日帰りの場合は10,000円です。

GoToトラベル事業で割引旅行商品を予約する際は、対象の旅行会社の窓口や旅行予約サイト、または対象の宿泊施設に直接申し込みます。

ペットに発生する料金に対しては基本的にはGoToトラベル事業の適用対象外ですが、旅行会社が販売する「ペット料金を含んだパッケージ商品」などでは適用となる場合もあるので、予約の際に確認をしましょう。

愛犬との“GoTo”旅行なら、ここから予約するのがおトク!

愛犬との“GoTo”旅行なら、ここから予約するのがおトク!

愛犬と泊まる上質な宿」では、ペット専門編集者・ライターからなるPally編集部が厳選した「愛犬と行きたい、ペット同伴で楽しめる宿泊先」を紹介。

ここから予約すると、GoToトラベルの割引が適応されるだけではなく、ANAマイルも貯まって、大変おトクです。

おわりに

GoToトラベルを活用し愛犬とワクワクを感じる旅へ

iStock.com/talip

人間と同じく愛犬にとっても、旅行は心と体が満たされる時間。

コロナ禍でたまったストレスを解消するためにも、GoToトラベルを活用し、愛犬と一緒にたくさんのワクワクを感じる旅に出かけてみてはいかがでしょう。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・youtubeチャンネル 「スタディ・ドッグ・スクール 」 動物行動学博士&国際ライセンスドッグトレーナーが犬の習性や能力から飼い方やしつけまで目からウロコの情報を幅広く発信。 チャンネル登録はこちらから↓ https://www.youtube.com/channel/UCqSmNCaYUEUFObbBW4Xn9nw ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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ライタープロフィール

瀬田 尚子 Naoko Seta

瀬田 尚子 Naoko Seta

【経歴】 お茶の水女子大学卒業後、出版社に入社。雑誌編集者として勤務した後、フリーランスのライター・編集者に。ライター歴は約20年。得意とする分野は旅・食・健康。一般財団法人日本健康開発財団 温泉入浴指導員としても活動。 【執筆歴】 「るるぶ」「ブルーガイドシリーズ」「旅色」といった旅の媒体のほか、健康・医療系などの執筆を多く手がける。 【愛犬との暮らし】 飼ったことがある犬種はヨークシャー・テリア。いつか東京を離れ、大きめの日本犬とのんびり暮らすことを夢見ている。 【趣味】 最近はアイスランドでパフィン、ラオスでゾウなど、かわいい動物に出会える旅がお気に入り。

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