【鳥取/大山】山紫水明な大山の麓で、愛犬とともに寛ぐ贅沢時間を“Hotel&Resort 狗賓”
中国地方最高峰・標高1,729mの大山は、その美しい山容から「伯耆富士(ほうきふじ)」「出雲富士」とも呼ばれ、鳥取県のシンボルのひとつに数えられています。その西麓に位置する「狗賓(ぐひん)」は愛犬とのお出掛けを充実させるために作られた、拘りのホテル&リゾート。上質で快適な滞在を約束するその魅力を、のぞいてみましょう。
- 公開日:

目次
開放的でモダンな雰囲気に、ステイへの期待が高まる

「狗賓(ぐひん)」という名前は、オオカミの姿をしていて犬の口を持っているという山の神様の使いに由来しています。
エントランスには、和歌山県出身のチェーンソーアート作家が作った狼の像が飾られ、愛犬たちの来訪を歓迎してくれています。

館内は、どこも大きなガラス窓が施され、開放的かつモダンな雰囲気。
大浴場を除き、基本的にすべての場所で愛犬はリードで歩くことが可能です。
なお、客室の入口にはエチケット袋、ティッシュ、ウェットティッシュ、タオルなどが入ったお散歩用トートバッグが用意されていて、愛犬との滞在を便利に快適にサポートしてくれます。
大型犬でも安心。広く快適なプレミアムツイン

プレミアムツインAのベッドルーム。モダンで使いやすい快適な空間
「狗賓」最大の広さを誇るのは、全4室が用意されている「プレミアムツイン」。
いずれも56㎡以上の広さがあり、大型犬飼い、多頭飼いのご家族でもゆったりと利用することができます。

窓の向こうに大山の自然が広がるプレミアムツインA
プレミアムツインAには、愛犬とともにくつろぐことができる、広いデイベッドを窓際に用意。
窓の外に広がる大山隠岐国立公園の自然を満喫することができます。
春の新緑、夏の鮮やかな緑、秋は錦絵のような紅葉、そして冬には雪化粧をした大山と、四季折々に様相を変える美しい山容に見惚れるひとときを愛犬と共に過ごせば、心からリフレッシュすることができそうですね。

ベッドサイドには、愛犬が快適にベッドに上がれるよう、階段が用意されている
※写真はプレミアムツインBのもの
また、ゲストルームの家具や床はすべて、防泥、防滑に配慮した素材を採用。
掃除道具も備え付けてあるので、万が一愛犬が粗相をしてしまっても慌てる必要はありません。
また、ベッドの上やソファの上など、室内のすべての場所で愛犬との同伴が可能になっていることも、「狗賓」流のうれしいホスピタリティです。
小型犬や高齢犬におすすめのジャパニーズプレミアム

ロータイプのベッド、ソファ、テーブルが用意されたジャパニーズプレミアムは、高いところが苦手な小型犬や、足腰が心配な高齢犬と利用するのに最適です。
ベッドやソファ、すべての場所で愛犬と寛げるのも嬉しいですが、それ以外にも細やかな気配りに驚きます。
例えばお部屋には、その日その部屋に宿泊する犬の種類に合わせて飾る写真を変更するなど、さりげないところにもしっかりと、愛犬家にとって嬉しい心遣いがちりばめられています。

居心地の良いソファは、愛犬の足でも滑りにくく、撥水性のあるスウェード素材を使用。
畳も防水素材のものを用意するなど、愛犬との滞在への備えは万全です。
すべては愛犬のために。「狗賓」が誇るホスピタリティ

チェックイン時。飼い主さんには季節によって変わるウェルカムドリンクが、愛犬にはおやつがふるまわれる
なぜ、ここまで愛犬のためのサービスを展開しているのか。
そこには、愛犬家でもある「狗賓」オーナーの真心が込められています。

ラウンジに隣接するテラスからは、日本海を望む絶景が楽しめる
「狗賓」をOPENする少し前、オーナーは愛犬とともに旅に出掛け、愛犬と滞在できる宿に泊まったといいます。
しかし、残念ながらそこは「愛犬を泊めてもいい宿」であり、「愛犬のための宿」ではなかったのだとか。
飼い主さんだけではなく、愛犬も主役になれる宿に泊まりたい、そういう宿が無ければ、自分で作ればいい。
そんな気持ちから生まれたのが、この「狗賓」なのです。

狗賓オーナーの愛犬の写真が、エントランス横の階段に。その柔らかい表情からも、オーナーの犬への愛情が感じられる
全3種のドッグランをはじめ、愛犬向けスポットが盛りだくさん

「狗賓」には、全ての犬種が遊ぶことができる700㎡のドッグランのほか、小型犬用の160㎡のスペースと、雨や雪の日でも快適に過ごせる、90㎡の屋内ドッグランが用意されています。
大山を一望することができるドッグランは、自然のままの林と傾斜を利用。
愛犬の冒険心をきっと満足させてくれるはずです。

冬になると、ドッグランは一面の銀世界に。
雪が大好きな愛犬を、ドッグランでたっぷりと走らせてあげましょう。

小型犬用スペースは建物に囲まれたスペースにあり、風が強い日でも安心して遊ばせることができます。
屋内ドッグランは、防滑素材の床が使われているので、足腰が少し弱くなった愛犬にもおすすめ。
また、奥には愛犬が雨などで濡れてしまった時に重宝する乾燥室も用意されており、自由に使う事ができます。

ホテルのフロントやショップの横に、フォトスポットが設けられているのも、「狗賓」の特徴。
ひまわり畑、ハロウィン、クリスマス…と、フォトスポットは季節によって内容が変わり、ここでの撮影を楽しみに来館するお客様も多いといいます。

ショップには、作家さんが作った愛犬用の洋服や、リードなどの小物がずらり。
中には飼い主さんと愛犬がお揃いで着られるものもあり、オンリーワンのアイテムを探すことができます。
ちなみに、大型犬用の服が多いのも、「狗賓」ならではの特徴とのこと。
ぜひ、お気に入りの一点を探してみてください。
人も愛犬も大満足。大山の自然の美味しさがあふれる食卓へ

ディナーには見た目も鮮やかな会席料理が

朝食の一例
「狗賓」に滞在するもうひとつの喜び。
それが、料理長・田中智樹さんが手掛ける、美味なる料理の数々です。
ディナータイムには、大山のめぐみが育んだ野菜やお肉、日本海から直送された新鮮な魚介類と、こだわりの地元食材をふんだんに使った会席料理がふるまわれ、愛犬との一夜を美味しくうれしく盛り上げてくれます。
朝食ももちろん、大山の魅力をたっぷりと。和食・洋食からチョイスすることができます。

愛犬用のメニューは要予約。S、M、Lの3サイズから選ぶことができる
もちろん愛犬用のメニューも充実。
オージービーフを使った自家製ローストビーフや、白身魚とお豆腐を使ったヘルシーなハンバーグ、スモークポークにペンネのチーズ和えを添えたワンディッシュ、パンケーキなど、愛犬の喜ぶ顔が浮かんでくる素敵な料理が用意されています。
いずれもカロリーが表記されているので、愛犬の体調に合わせて選んであげることもできますね。

お食事は、夕食・朝食ともにレストランで。
大山の雄大な自然を望む開放的な店内は、テーブル間の距離がゆったり取られています。
他の家族を気にすることなく食事をいただけるのは、うれしい限りですね。
また、愛犬と目線を合わせられるよう、小型犬向けにキャリーカートが用意されているので、こちらを利用して愛犬を落ち着かせてあげましょう。
写真のテーブル席の他、個室が3室用意されているので、他の犬が苦手な愛犬連れの場合は、そちらを利用することをおすすめします。
飼い主さんだけのお楽しみ。自家源泉の湯

皆生温泉、豪円湯院、大山火の神岳温泉など、大山の麓には様々な温泉が湧き出ていますが、「狗賓」ではその中のひとつ「桝水(ますみず)温泉」を楽しむことができます。
泉質は、含鉄炭酸水素塩・塩化物泉で、神経痛や打撲、疲労回復といった一般的な効能のほか、胃腸機能の低下や糖尿病に効能あり。
気になる方はゆっくり浸かって、自然の恵みによる治癒に期待しましょう。
おわりに

大山の自然を眺めるすてきなお部屋、旬に彩られる美味しい食事。ゆったりくつろげる温泉。
そして、楽しみがあふれるドッグランやフォトスポット。
飼い主さんも愛犬も、高いホスピタリティで迎えてくれる「狗賓」は、私たち愛犬家にとって、一度は訪れてみたい憧れのお宿のひとつと言えるでしょう。
大山と日本海が織りなす雄大な自然の中で、心ゆくまでくつろぐひとときを味わってみてください。
編集部より
2018年に誕生したばかりの、大山の麓に堂々と佇む「Hotel&Resort 狗賓」は、愛犬家にとって「理想型のリゾートホテル」と呼ぶにふさわしい、全てがハイレベルな愛犬同伴宿。
美しい木々に囲まれた壮大な自然と見事にマッチし、敷地内のどこで過ごしても爽快な気分が味わえる最高のロケーション。
ホテル内の共用スペースはほぼ全面ガラス張りで、全方向から自然採光が取れとても明るく伸びやか。
視界も大きく開けているため、背後の大山はもちろん対面の日本海まで綺麗に見渡せるなど、鳥取のリゾートホテルの中でも屈指の景観を誇ります。
また、天井も高く設計されているため、施設内の開放感は特筆もの。ステイ中は終始ゆったりとした気持ちで過ごせるはずです。
また、デザイン性にも富んでおり、エントランスの巨大オブジェからロビー周り、客室間の廊下に至るまでの館内全てがフォトジェニックで、写真映えをする場所を探す苦労も皆無と言って良いでしょう。
スタッフのホスピタリティや料理の美味しさももちろん一級品。山陰エリアでは貴重な、プレミアムクラスの愛犬同伴リゾートを愉しんでみてはいかがでしょうか。
施設基本情報
Hotel&Resort 狗賓
【住所】〒689-4213 鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷793-109
【電話】0859-57-7257(9:00~18:00)
【チェックイン/アウト】15:00~18:00/11:00
【宿泊料金(税込)】平日2名利用時1名あたり:プレミアムツイン34,100円~、ジャパニーズプレミアム30,800円~ ※2020年11月11日現在
【アクセス】
車の場合:米子自動車道溝口ICから約10分
電車の場合:JR伯備線 米子駅より送迎サービスあり(約30分、無料、事前予約制)
【公式HP】https://guhin.jp/
ペット宿泊基本情報
・同伴可能種別 犬のみ
・同伴可能サイズ 全犬種OK
・頭数制限 小型犬(おおむね10kgまで)1室6頭まで(スーペリアツインは3頭まで)、中型犬以上は1室あたり4頭まで(スーペリアツインは2頭まで)。ひとりで宿泊する場合は、サイズ・犬種を問わず2頭まで
・宿泊料金(税込) 1頭につき2,200円
・同伴条件 1年以内に狂犬病予防注射および5種以上の伝染病混合ワクチン接種を受けていること(子犬については、生後4ヶ月を過ぎ、2回以上のワクチン接種を終えていること)/基本的なしつけが出来ていること/生理中の愛犬の宿泊は不可
・客室への同伴 可
・客室でフリーにする 可
・レストランへ同伴 可
・共有スペースへ同伴 可
・ペット食事 あり(要予約、お問い合わせください)
・備え付け備品 トイレシート/お散歩用袋/エチケットタオル/粘着ローラー/消臭・除菌スプレー/他
・持参するもの クレート、おもちゃ・ブランケットなど普段利用しているもの
・その他 超大型犬の宿泊については、事前に問い合わせを
ライタープロフィール

わぐり めぐみ Megumi Waguri
【経歴】 1970年生まれ、東京都出身。相模女子大学短期大学部国文科卒。編プロ勤務を経て、23歳でフリーランスのライター・作家として独立。ストリートカルチャーからインタビュー、ゲームシナリオ、CDドラマシナリオ、美容、不妊治療などジャンルを問わず様々な媒体で執筆。著書に愛犬との別れを記した「そして、ありがとう… ―犬とわたしの12の涙―」、夫との日常を赤裸々に描いた「毎日がグチLove B型妻 VS A型夫」等がある。 【執筆歴】 雑誌=美容系フリーマガジン『AI creative』、愛犬とのお出掛けをサポートする『ワンコとトキメキ旅行』、20代女性の応援マガジン『小悪魔ageha』、男性向けヘア雑誌『メンズヘアカタログ』、妊娠したい女性向け情報誌『妊活Style』他。 web=ヘアスタイルのトレンドを発信する『HAIR』、情報NEWS系『All About NEWS』、ライフスタイルweb『Hint-Pot』、ぽっちゃりメンズ向けサイト『Mr.Babe』、大人男女の食を応援する『東京カレンダー』他。企業系オウンドメディアも多数手がける。 【愛犬歴】 人生のほとんどの時間を犬との暮らしに費やし、それ以外の時間でハムスター、うさぎ、インコとの生活を経験。現在は、ブリーダーからカニンヘンだと言われたが、明らかにスタンダードサイズとなったダックスフントの草太(オス)と、枕を奪い合う日々。 【趣味】 旅、宝探し、愛犬との昼寝。そして少々の酒と肴。
…続きを読む編集部のおすすめ記事
- 【長野】愛犬と一緒に泊まれるペット可ホテル5選&おすすめスポットをご紹介
- 長野といえば、観光地として有名なのが軽井沢や白馬。愛犬と一緒に観光できるスポットも充実しているため、犬の飼い主さんからも大変人気のエリ...
- 【東京】愛犬と一緒に行きたいペット同伴OKのカフェ・レストラン10選
- 東京には、愛犬と一緒に訪れることができるペット同伴OKのカフェやレストランがたくさんあります。なかには本格的なコース料理をいただけるレ...
- 犬と行ける関西の旅行まとめ。おすすめの人気宿泊施設5選
- 今回は、関西での特別な時間にぴったりの宿泊施設をご紹介します。これら人気の宿はゴージャスな雰囲気に包まれたスイートルームや、心地よい機...