【鹿野先生のおでかけレッスン ワン・2・3!】Vol.8 必携!「ぱくぱくアイテム」の選び方

愛犬との旅やおでかけは楽しみな反面、「吠えて迷惑をかけないかな」「移動中、安全に過ごせるかな?」と不安な方も多いのではないでしょうか?でも事前準備と正しい知識、そして便利なアイテムがあれば大丈夫です!今回は愛犬の「食と給水」をキーワードに、外出先で大活躍間違いなしの「ぱくぱくアイテム」をご紹介します。

【鹿野先生のおでかけレッスン ワン・2・3!】Vol.8 必携!「ぱくぱくアイテム」の選び方

ぱくぱくアイテム1「とっておきのおやつ」

普段のお散歩のときにも必ず持参したいのが「とっておきのおやつ」

旅行やおでかけはもちろん、普段のお散歩のときにも必ず持参したいのが「とっておきのおやつ」。

カフェやレストランでお行儀よく過ごすことができたときのご褒美としてはもちろん、愛犬が他の犬や人を見て興奮してしまったときに与えると注意をそらすことができ、結果としてトラブルの回避につなげることができます。

たとえば、リードをつけて歩いているときに前方から他の犬がやってきたら、すれ違う直前に愛犬と一緒に脇に避け、愛犬にとっておきのおやつをあげて気をそらしながらすれ違いましょう。

そうすることによって、愛犬が相手の犬に吠えたり、飛びかかろうとしたりするのを避けることができます。

1回あたりのおやつの量は、ごく少量に抑える

なお、1回あたりのおやつの量は、ごく少量に抑えること。
一般的に、犬はあまり咀嚼をせず食べ物を丸呑みしてしまい、満腹感も感じにくいため、与えたら与えた分だけ食べてしまう傾向があります。

しかも、1回に食べる量が多くても少なくても満足度は変わりません。
たとえばササミ1本を丸ごと1回に与えると1回しか満足できませんが、5つにカットして5回に分けて与えると5回満足することができるということです。

ご褒美のおやつも、1回にたくさん与えるよりも、小分けにして少量ずつ回数を増やして与えた方が満足感を得ることができますし、1回あたりの量を少なくするとトータルの量を抑えられるので、結果として食べすぎによる肥満の抑制にもつながります。

また、旅行やお出かけ先での「ご褒美おやつ」には、初めて食べるものは選ばないようにしましょう。
初めての匂いや味にとまどって食べてくれない場合があるからです。
できれば事前に一度食べさせて反応を確かめ、反応の良いおやつをご褒美として持参するようにしてください。

なお、反応の良いおやつを普段から頻繁にあげてしまうと、徐々に慣れることでモチベーションが下がってしまうため、いざというとき以外は与えるのを控えたほうがよいでしょう。

教えて!鹿野先生

Q. うちの愛犬はあまり食べ物に執着がないタイプで、おやつの食いつきが良くない日もあります。どんなおやつをご褒美に選べば、喜んで食べてくれますか?

A. 匂いと素材、弾力性に注目して選びましょう。


一般的に、犬は次のような特徴のあるおやつを好む傾向にあります。
・お肉がメイン素材である
・匂いが強い
・発酵食品を含む
・ウェットタイプである

犬はもともと、狩りで捕らえた獲物の肉を引き裂いて食べていたため、お肉類など弾力があるものを好んで食べます。

また、人ほど味覚が発達していないので、食べ物の嗜好が匂いに影響されることが多く、匂いの強いものを好みます。
このため、カリカリした歯ごたえのドライタイプのおやつよりも、肉のようにモチモチとした弾力のあるウェットタイプのおやつを喜んで食べる傾向があります。

匂いの強い発酵食品であるチーズやヨーグルト、納豆を好む犬は多いですね。
これらは栄養的にも優れたヘルシーな食品で、愛犬の健康づくりに役立つ成分がたくさん含まれているので、ご褒美として与えるのに最適です。

ただし、いずれも食べ過ぎはNG。
特にチーズやヨーグルトなどの乳製品は人間用のものを与えるとおなかを壊してしまうおそれがあるので、必ず犬用のものを少量ずつ与えるようにしてください。

なお、納豆を与える際は「タレ」や醤油などをつけず、少し乾かしたものを数粒ずつ与えるようにしましょう。
乾燥納豆などが与えやすくおすすめです。

ぱくぱくアイテム2「フードポーチ」

腰のベルトに取り付けられるタイプのフードポーチ

おやつは愛犬が興奮・警戒しそうな場面でとっさに与えることができるよう、いつでもサッと取り出せる状態で持ち歩きましょう。

おすすめは、腰のベルトに取り付けられるタイプのフードポーチです。
手持ちのバッグなどにおやつを入れていると、いざというとき、取り出すのにもたついてしまいますが、このポーチに入れておけば、サッとスムーズに取り出して、愛犬に与えることができます。

ベルトにつけたまま歩けるので、片手がリードや荷物でふさがっているときにも使えて、とっても便利。
1つ持っておくと旅行やおでかけの際はもちろん、愛犬のしつけやトレーニングの際にも重宝します。

Pally編集部のおすすめ 犬旅アイテム「ベルトバッグ ブグリノ」

ベルトバッグ ブグリノ

ドイツの人気ペットブランド「HUNTER」のベルトバッグ。

丈夫なナイロン製で耐久性が強く、水洗いも可能です。

ヨーロッパのブランドらしいおしゃれな色使いも魅力の1つで、写真のGrey-blue/orangeのほか、blue/black、black/beigeの3タイプが揃っています。

商品詳細 ベルトバッグ ブグリノ スタンダード/ハンター

【価格】 M:4,070円 L:4,180円(いずれも税込)
【材質】 ポリエステル
【サイズ】 M:(8x6x10cm) L:(11x8x16cm)
【公式HP】https://www.germanpet.com/c/hunter_dog/hunter_dog_etc/4016739663023

ぱくぱくアイテム3「ペット用水飲み器&フードボウル」

近所への散歩にも必ず持参したいのが、愛犬用の給水アイテム

旅行やおでかけはもちろん、近所への散歩にも必ず持参したいのが、愛犬用の給水アイテム。

水飲み用のボウル+水を持参しても良いですが荷物になってしまうので、水を入れたペットボトルタイプの容器に小さな皿がついたペット用水飲み器がおすすめです。
水とボウルを別々に持ち運ぶよりコンパクトで、水道がない場所でもサッと愛犬に飲ませることができます。

ペットボトルタイプの容器に小さな皿がついたペット用水飲み器がおすすめ

また、地面や床に置かなくても愛犬の口元で飲ませることができるので、ドライブ中の車内やカートの中でも給水しやすいというメリットも。
こまめな水分補給で愛犬の熱中症や脱水症状を防いであげましょう。

食事時間をまたぐ外出や泊りがけの旅行には、フードボウルの持参を。
愛犬用のフードボウルを用意しているホテルも多いですが、移動中の車内など、ホテルの部屋以外の場所で食事をする場合に備えて1つ持っていると安心です。

いつも自宅で使っているフードボウルを持参しても良いですが、どうしてもかさばって荷物になってしまうので、軽くて、できれば折り畳めるタイプのものをおすすめします。

Pally編集部のおすすめ 犬旅アイテム「お散歩ハンディシャワー」

お散歩ハンディシャワー

屋外でのこまめな給水にぴったり

水を入れたペットボトルに取り付けるだけで使える愛犬用給水器。
キャップ部分を引き上げてペットボトル部分を押すと水が出てくる仕組みになっており、受け皿に溜まった水を愛犬に飲ませることができます。

さらに、受け皿を閉じると愛犬の排泄の後を洗い流すハンディシャワーとしても使えるすぐれものです。
カラビナがついているので、バッグやカートに取り付ければ楽に持ち運ぶことができます。

受け皿を閉じてハンディシャワーとして使っても◎

受け皿を閉じてハンディシャワーとして使っても◎

商品詳細 お散歩ハンディシャワー/リッチェル

【価格】 S:605円 M:880円(いずれも税込)
【材質】 ネジ・キャップ:ポリプロピレン、シャワーキャップ:ポリエチレン、カラビナ:アルミニウム
【サイズ】 S(超小型犬・小型犬用):W7.2×D7.8×H13.8cm M(小型犬・中型犬用):W7.5cm×D8.1cm×H20.2cm ※写真はSサイズ
【受け皿容量】 S:49.5ml M:105ml
【カラビナ耐荷量】1kg
【公式HP】https://www.richell.co.jp/shop/pet/detail/059952

Pally編集部のおすすめ 犬旅アイテム「ぺたんこボウル」

ぺたんこボウル

商品詳細 ぺたんこボウル/Dexas

【価格】 S:770円 L:935円(いずれも税込)
【材質】 ボウル・ボトルホルダー:TPE(樹脂の一種)、カラビナ:アルミニウム
【サイズ】 (使用時)S:W115xD135xH50mm L:W151xD173xH64mm
【重さ】 S:42g L:74g
【容量】 S:260ml L:600ml
【ショップHP】https://www.lhouse.jp/products/petanko/

おわりに

旅やおでかけには、必ずとっておきのおやつを持参しよう

旅やおでかけには、必ずとっておきのおやつを持参しましょう。
おやつを「ご褒美」として活用すれば、愛犬が喜ぶだけでなく、愛犬と他の犬や周囲の人とのトラブルを上手に防ぐことができます。

また、季節を問わず、外出先での脱水症状や熱中症には要注意。
ペットボトルに取り付けられるタイプの給水器を使えば、水道がない場所でもすぐに水分補給ができるので安心です。

ただし、旅行中はいつもと違う生活リズムになり胃腸の調子を崩しがちですので、食べすぎ・飲み過ぎにならないよう、十分注意してあげてください。

他のアイテムと同じく、ぱくぱくアイテムも出先で初めて使ったり食べたりするのは避け、必ず自宅で試して愛犬に慣れさせておくようにしましょう。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・youtubeチャンネル 「スタディ・ドッグ・スクール 」 動物行動学博士&国際ライセンスドッグトレーナーが犬の習性や能力から飼い方やしつけまで目からウロコの情報を幅広く発信。 チャンネル登録はこちらから↓ https://www.youtube.com/channel/UCqSmNCaYUEUFObbBW4Xn9nw ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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ライタープロフィール

相山 華子 Hanako Aiyama

相山 華子 Hanako Aiyama

【経歴】 1997 年慶應義塾大学卒業。同年、株式会社山口放送(日本テレビ系列)に入社、テレビ報道部記者として各地を取材。99 年、担当したシリーズ「自然の便り」で日本民間放送連盟賞(放送活動部門)受賞。同社退社後、2002 年から拠点を東京に移し、フリーランスのライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修、翻訳(英語→日本語)も手掛ける。 【受賞歴】 サントリー「横浜開港150周年記念エッセイコンテスト」最優秀賞受賞、 JR東日本「列車の旅エッセイコンテスト」最優秀賞受賞 など 【資格】 英検1級、ファイナンシャル・プランナー(AFP) 【暮らし】 仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。

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