【鹿野先生のおでかけレッスン ワン・2・3!】Vol.9 あって良かった!おでかけ先のお助けアイテム

愛犬との旅行やおでかけを、もっと安心して快適に楽しむためのコツをドッグトレーナーの鹿野正顕さんに教えていただくシリーズ。第9回は、外出先でいざというときに役立つ「お助けアイテム」とその使い方をご紹介します。

【鹿野先生のおでかけレッスン ワン・2・3!】Vol.9 あって良かった!おでかけ先のお助けアイテム

お助けアイテム1「フットウェア」

お助けアイテム1「フットウェア」

旅行中やおでかけ中は、いつもよりアクティブに歩き回ることが多いもの。
いつもとは違う景色を楽しみながらの愛犬との散歩は楽しいものですが、海岸や森の中など舗装されていない地面を歩くときは、要注意!
木の枝や植物のトゲ、貝殻やガラスのかけらなど愛犬の足を傷つけてしまうものが落ちているかもしれません。
できれば、愛犬用のフットウェア(靴や靴下)をはかせて、ケガを予防してあげましょう。

最初は慣れなくて上手に歩けないおそれがあるので、旅行やおでかけの前に何度か履かせて慣れさせておくことが大切です。
履きなれておくと、たとえば災害発生時にがれきの上を歩いて避難しなければならないときなどにも役立ちます。
また、万が一、ケガをしてしまったときに履かせると、傷口の保護効果も期待できます。

犬のフットウェアは足にフィットしやすいゴム製がおすすめ

フットウェアの素材は耐水性が高く、足にフィットしやすいゴム製がおすすめ。
ケガ予防だけでなく、雨や雪の日に足が汚れてしまうのを防ぐために履かせても良いですね。

ゴムには滑り止め効果もあるので、旅先のホテルで部屋の床が滑りやすい場合にも履かせてあげると安心です。

Pally編集部のおすすめアイテム「PAWSラバードッグブーツ」

Pally編集部のおすすめアイテム「PAWSラバードッグブーツ」

ジッパーやストラップを一切使用しないシンプルな構造で、愛犬の足に安全にフィットする天然ゴム100%のドッグブーツ。

底面にクッションが入っていないので違和感が少なく、自分の足で地面を踏む感覚を失わずに、安心して歩くことができます。

商品詳細 ラバードッグブーツ/PAWS

【価格】 2,090~2,585円(税込)
【材質】 天然ゴム100%
【サイズ】 TINY〜Lまで (詳細は下記販売サイトを参照)
【販売サイト】https://shop-alphaicon.com/products/detail350.htm

教えて!鹿野先生

教えて!鹿野先生

Q. フットウェアを履くと愛犬が歩くのを嫌がるので、代わりに肉球クリームを使って足を保護しようと思いますが、どうでしょうか?

A. 肉球クリームではケガ予防はできません。

肉球クリームは肉球を保湿して、ひび割れを防ぐために使われるものであって、塗布したからといってケガの予防にはつながりません。

また、肉球クリームを塗りすぎると肉球の角質が柔らかくなり、逆に怪我をしやすくなるという指摘もあります。

肉球が乾燥してひび割れがひどい場合で獣医師に指示を受けた場合などを除いて、肉球クリームを多用するのは避けたほうが良いでしょう。

お助けアイテム2「ドッグウェア」

お助けアイテム2「ドッグウェア」

ドッグウェア(愛犬用の洋服)も旅行やおでかけに持参したい、お助けアイテムの1つ。
目的は「おしゃれ」ではなく、愛犬の被毛の汚れや異物の付着を防ぐこと。

旅行中はすぐに愛犬をシャンプー&ドライしてあげることが難しいので、被毛が泥などで汚れやすい場所、草の実などが付着しやすい場所に行くときには、ウェアを着せておくと安心して遊ばせることができます。

アルファアイコン ダブルフルドッグガード

ポイントは、おしゃれよりも機能性を重視して、過剰な装飾がなく耐久性の強い素材のものを選ぶこと。
撥水加工のものを選べば、雨上がりの泥はねや、雪遊びなどで被毛が汚れるのを防ぐことができます。

Pally編集部のおすすめアイテム「アルファアイコン ダブルフルドッグガード」

Pally編集部のおすすめアイテム「アルファアイコン ダブルフルドッグガード」

北海道生まれの人気愛犬ブランド「アルファアイコン」のドッグウェアは、愛犬の快適さを追求した高い機能性が魅力。
中でも「ダブルフルドッグガード」は、撥水性に優れ、アウトドアシーンでの汚れ防止にぴったりです。

保温性にも優れているので寒い季節のお散歩や雪遊びにも最適です。

ストレッチが効いた素材で、体にフィットするすっきりとしたデザインにも定評があります。

商品詳細 ダブルフルドッグガード/アルファアイコン

【価格】 12,100円~22,000円(税込)
【材質】 ポリエステル94%、ポリウレタン6%
【サイズ】 S~FPMまで(詳細は下記公式サイトを参照)
【公式サイト】https://shop-alphaicon.com/products/detail638.html

お助けアイテム3「スリッカーブラシ」

お助けアイテム3「スリッカーブラシ」

どんなに気を付けていても、愛犬の被毛に草の実やゴミなどの異物が絡まったり付着してしまったりすることがあります。

こういう場合は、とにかく迅速に取り除いてあげることが大切。
「家に帰ってから取ってあげよう」と先延ばしにしていると、絡まりがきつくなって取りづらくなったり、愛犬が気にして周辺を搔きむしってしまったりするおそれがあります。

旅行やおでかけにはスリッカーブラシを携帯し、被毛に異物がからまったときなどには、なるべく早めにブラッシングして取り除くようにしてください。

なお、泥や液体状の汚れがついたときは、ペット用品店などで売っているペット用のシャンプータオルで、すぐにふき取ってあげましょう。

Pally編集部のおすすめアイテム「ハンター 犬用スリッカーブラシ スパ」

「ハンター 犬用スリッカーブラシ スパ」

ドイツの老舗愛犬ブランドハンターのスリッカーブラシは、ブラシの背面を押すとブラシに絡まった毛や汚れが簡単に取り除けるすぐれもの。
いつでもブラシを清潔に保つことができるので、旅行やおでかけの際の携帯用にぴったりです。

小ぶりなサイズもそろっているので愛犬の体格に合わせて選んであげましょう。

なお、屋外でブラッシングする際に抜け毛をそのまま放置するのはマナー違反。必ず持ち帰る・ゴミ箱に捨てるなど適切に処理しましょう。

商品詳細 犬用スリッカーブラシ スパ/ハンター

【価格】 S:2,640円 M:2,860円 L:3,300円(いずれも税込)
【材質】 プラスチック、ステンレス
【サイズ】 S:16cm M:17cm L:18cm
【販売サイト】https://www.germanpet.com/c/hunter_dog/hunter_dog_etc/4016739655639

お助けアイテム4「包帯」

お助けアイテム4「包帯」

絶対に避けたいことではありますが、どんなに注意していても、外出中に愛犬がケガをしてしまう可能性はゼロではありません。

最も多いのが、歩いているときに異物を踏んでしまい、足を傷つけてしまうケース。
愛犬の歩き方がいつもと違うときや、足を引きずっているとき、足の裏をしきりになめているときなどは、ケガをしている可能性があるので、すぐに確認してください。

ケガをしていることが確認できたら、応急処置として包帯を巻きましょう。
包帯を巻くことによって、傷に雑菌が入ることを防ぎ、愛犬に傷をなめさせないようにすることができます。

携帯用には、はさみを使わずに手で簡単にちぎれる素材の包帯がおすすめです。

Pally編集部のおすすめアイテム「Petio 巻くだけ伸縮包帯」

Pally編集部のおすすめアイテム「Petio 巻くだけ伸縮包帯」

一般的な包帯は巻いた後で先端を結んで留めておかないと解けてしまったり、一人で上手く結べないことがありますよね。

その点、Petioの「巻くだけ伸縮包帯」は巻くだけで固定できるので、先端を結んだり留め具で固定する必要がありません。

また、はさみを使わず手でカットできるので、自宅にいるときはもちろん、外出先でのケガの応急処置にぴったりです。

旅行・おでかけ時に携帯するだけでなく、緊急時の持ち出しグッズの中にも入れておくと安心ですね。

商品詳細 zuttone 老犬介護用 巻くだけ伸縮包帯/Petio

【価格】 550円(税込)
【材質】 ポリプロピレン・天然ゴム・ウレタンフォーム
【サイズ】 5cm×4.5m
【公式サイト】https://www.petio.com/fs/pshop/4903588236211/

教えて!鹿野先生

万が一、愛犬がそそうをしてしまったときに重宝するトイレシート

万が一、愛犬がそそうをしてしまったときに重宝するトイレシート

Q. このほか、外出先に持参すると役立つお助けアイテムはありますか?

A. マナーとして持参したいのがトイレシートです。


普段はトイレトレーニングができている愛犬も、知らない場所や知らない人におびえたり興奮したりして、たとえば道の真ん中やお店の中など、普段では考えられないような場所やタイミングでそそうをしてしまうことがあります。

そんなとき、吸水性にすぐれたトイレシートがあれば、すばやく排せつ物の始末ができるので重宝します。

1~2枚、バッグに入れておくと、より安心して外出を楽しむことができますよ。

おわりに

持っておきたい愛犬のケアアイテム

旅行やおでかけには、愛犬の体が汚れたり傷ついたりしたときのためのケアアイテムが欠かせません。
特に海や山など舗装されていない場所で長時間歩く場合は、フットウェアを装着させるなどして足のケガの予防に十分気を付けてあげてください。

ケアアイテムを持っていくと荷物が少し増えてしまいますが、いざというときには、きっと「持ってきてよかった!」と思うはず。

フットウェアやドッグウェアは愛犬との相性もあるので、必ず事前に試着し、愛犬の体に合うものを選んであげるようにしてください。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・youtubeチャンネル 「スタディ・ドッグ・スクール 」 動物行動学博士&国際ライセンスドッグトレーナーが犬の習性や能力から飼い方やしつけまで目からウロコの情報を幅広く発信。 チャンネル登録はこちらから↓ https://www.youtube.com/channel/UCqSmNCaYUEUFObbBW4Xn9nw ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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ライタープロフィール

相山 華子 Hanako Aiyama

相山 華子 Hanako Aiyama

【経歴】 1997 年慶應義塾大学卒業。同年、株式会社山口放送(日本テレビ系列)に入社、テレビ報道部記者として各地を取材。99 年、担当したシリーズ「自然の便り」で日本民間放送連盟賞(放送活動部門)受賞。同社退社後、2002 年から拠点を東京に移し、フリーランスのライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修、翻訳(英語→日本語)も手掛ける。 【受賞歴】 サントリー「横浜開港150周年記念エッセイコンテスト」最優秀賞受賞、 JR東日本「列車の旅エッセイコンテスト」最優秀賞受賞 など 【資格】 英検1級、ファイナンシャル・プランナー(AFP) 【暮らし】 仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。

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