【ドッグトレーナー監修】《ゴールデンレトリバー》散歩の役割や必要な運動量は?注意点も解説

大きな体でありながら、とても優しく人懐っこい性格の持ち主であるゴールデンレトリバー。体を動かすことが大好きなため、ストレスを抱えさせないためにも毎日のお散歩が必要です。ここでは、ゴールデンレトリバーのお散歩量やお散歩時に注意すべき点についてご紹介していきます。愛犬がいつまでも健康でいられるために、確認してみましょう。

【ドッグトレーナー監修】《ゴールデンレトリバー》散歩の役割や必要な運動量は?注意点も解説
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【ゴールデンレトリバー】の散歩はいつからしていいの?

【ゴールデンレトリバー】の散歩はいつからしていいの?

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ゴールデンレトリバーに限らず、どの犬種にも共通しますが、お散歩で直接地面を歩かせるのは《ワクチンプログラムが終了してから》が基本です。

ワクチン接種が終わっていないのに地面を歩かせたり他の犬と接触をさせてしまうと、病原菌や細菌に感染してしまうおそれがあります。
犬には、特効薬がない病気や感染力が強い病気、さらには後遺症が残りやすい病気があるため、ワクチン接種は必須です。

しかし、最近では「ワクチンプログラムが終了する 生後3ヶ月よりも前に、外の刺激を受けた方が良い」とも言われています。

ワクチンの接種が終わる前に外出する場合は、直接地面を歩かせたり他の犬と触れ合ったりすることがないよう、抱っこをしたり、キャリーに入れることで外の環境を経験させるのがおすすめです。
抱っこで少しずつ外の世界に慣れることで、スムーズなお散歩デビューが期待できるでしょう。

初めてお散歩する時はどうしたらいい?

ゴールデンレトリバーは、生後4ヶ月頃で10kgを超えるほど成長します。
お散歩ができるようになった頃にはすでに小型犬サイズを超えているため、飼い主さんは引っ張られて怪我をしないように注意が必要です。

子犬の頃から褒めることを中心にお散歩の練習をすることも大切ですが、飼い主さんの歩調に合わせて歩いてくれるようになるためには時間がかかるため、飼い主さんにも犬にも負担が少ない引っ張り防止用のハーネスを利用することをお勧めします。

小型犬を超えるサイズではありますが、骨や筋肉は未発達です。
大型犬と同じくらいの時間や距離のお散歩をしてしまうと、体に負担がかかってしまいます。
1回の時間は15~30分程度を目安に、愛犬の様子をよく見ながら散歩をしましょう。

【ゴールデンレトリバー】の散歩は毎日必要?しなくていい?

【ゴールデンレトリバー】の散歩は毎日必要?しなくていい?

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ゴールデンレトリバーは、運動が大好きな犬種です。
そのため、できるだけ毎日お散歩をするのが好ましいと言えます。
運動不足になってしまうとストレスが溜まる、肥満になるなどの原因になりかねません。

ときにドッグランに連れて行き、思いっきり走らせてあげるのもおすすめです。

雨の日、忙しい時、難しい時、お散歩はどうする?

飼い主さんや天候の都合で、お散歩に行けない日もあるでしょう。
大雨や雪の日にお散歩に出かけてしまうと、視界が悪かったり、滑ってしまったりするおそれがあります。

どうしてもお散歩に行けない場合は無理をせず、室内遊びに切り替えてください。
とはいえ、ゴールデンレトリバーを遊ばせるとなると、広い空間が必要です。
ゴールデンレトリバーを家に迎える段階で、愛犬が遊べるほどの広さを自宅に確保するのが好ましいでしょう。

万が一、自宅で遊びきれない場合は、屋内のドッグランなどに連れて行き思い切り遊ばせてあげてください。

【ゴールデンレトリバー】の散歩の「回数」「時間」「距離」の目安は?

体力があるうえ、とても活発な犬種のゴールデンレトリバーは、毎日2回、1回につき1時間程度のお散歩をするのが適しています。
ただ歩くだけだと距離にして3~5kmと長距離になり、飼い主さんもかなり大変になってしまいます。
そのため、歩くだけでなく、ボール投げや引っ張りっこなどの遊びを取り入れることで、歩くよりも運動量が確保でき、お互いのコミュニケーションも深まります。
1日2回1時間程度の時間を取るのが難しいときは、1回目を30分、2回目を1時間30分など調整してあげると良いでしょう。

もともと狩猟犬だったこともあり、体を動かすことが大好きなので、お散歩だけでなく飼い主さんが一緒に遊んであげる時間も確保するのがおすすめです。

【ゴールデンレトリバー】の散歩に適切な「時間帯」「季節」

【ゴールデンレトリバー】の散歩に適切な「時間帯」「季節」

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ゴールデンレトリバーに限ったことではありませんが、季節によってお散歩時間に注意しなければいけません。
愛犬の健康を守るためにも、確認しておきましょう。

暑さに弱いため「夏」のお散歩は早朝&夕方に!

ゴールデンレトリバーの被毛は、オーバーコートとアンダーコートの二重構造になった「ダブルコート」で、暑さが苦手です。

そのため、夏の暑い時期は涼しい時間帯である「早朝」や「夕方」以降にお散歩に出かけるようにしましょう。

また、アスファルトが熱を持っている時間帯にお散歩をしてしまうと、肉球が火傷してしまうおそれがあります。
夏のお散歩には注意してください。

食事の2時間前後のお散歩は避けましょう

大型犬であるゴールデンレトリバーは、胃が拡張してねじれてしまうことで、呼吸困難や脈圧の低下、ショック症状などを引き起こしてしまう「胃捻転」になりやすい犬種です。

食前や食後(食事の2時間前後)は「胃拡張」といい、腹部に空気やガスが溜まることがあります。
お腹にガスが溜まった状態で胃がねじれる「胃捻転」が起きてしまうと、犬はゲップなどで空気を出すことができず、血流も悪化します。
血流が悪くなることで、胃が壊死してしまうことがあるのです。

胃捻転はお散歩をしているときや遊んでいる最中など、ちょっとしたはずみで起こる場合があり、最悪の場合、命を落とす危険もあります。
ゴールデンレトリバーの命を守るためにも、食事の2時間前後にお散歩をすることは避けてください。

【ゴールデンレトリバー】を散歩する際のトイレ(排泄)はどうする?

ゴールデンレトリバーに限らず全ての犬種にいえることですが、お散歩時に排泄した場合、必ず持ち帰るのが基本です。
散歩時には必ずウンチ袋を持って出かけてください。

またゴールデンレトリバーには、1回1時間程度のお散歩が必要です。
長時間の外出となるため、ウンチ袋を入れるバッグはリュックやショルダーバッグのような、両手が空くものを選ぶのがおすすめです。

【ゴールデンレトリバー】が散歩を嫌がる(歩かない)場合の理由と対処法は?

【ゴールデンレトリバー】が散歩を嫌がる(歩かない)場合の理由と対処法は?

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体を動かすことが大好きなゴールデンレトリバーですが、なかにはお散歩が嫌いという子もいるかもしれません。
お散歩の途中で歩かなくなるような仕草を見せたときは、周辺にゴールデンレトリバーが警戒する何かがないか、確認してみてください。

また、毎回同じ場所でお散歩を嫌がるようであれば、その場所で過去に何か嫌なことがあったのかもしれません。
お散歩ルートを変えてみてもいいでしょう。

体調不良が原因でお散歩を嫌がることもあります。
愛犬の体を触って、嫌がる箇所や痛がる箇所がないか確認することも必要です。

吠える時

“番犬に不向き”と言われるほど、人に懐きやすい犬種であるゴールデンレトリバー。
吠えることが少ないため、お散歩中に吠えたら飼い主さんもびっくりしてしまうでしょう。

お散歩中に愛犬が吠えたら、歩くのを嫌がる仕草をみせたとき同様、愛犬が警戒するものが近くにないか確認してみてください。

また、屋外で飼育しているゴールデンレトリバーは、室内で飼育されている場合に比べて過度な吠えが多いようです。
室内で飼育できるように環境を整えるのもおすすめです。

運動不足やしつけ不足で吠えてしまうこともあります。
愛犬の運動量が足りているか、再確認してみるのも良いでしょう。

【ゴールデンレトリバー】が散歩から帰った後のお手入れ方法!

【ゴールデンレトリバー】が散歩から帰った後のお手入れ方法!

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お散歩から帰宅したら、家に入る前に足を拭いてあげてください。
基本的には、乾いた布や濡れた布、ウェットティシュで拭くだけで良いでしょう。

汚れが気になる場所は、ぬるま湯で絞ったタオルでふき取るか、その部分だけ洗ってください。
このとき、濡れたまま放置してしまうと皮膚の質を低下させてしまうおそれがあるため、洗った後はドライヤーを使用し、しっかりと乾かしてあげることも大切です。

ゴールデンレトリバーの下毛は細く柔らかいため、毛玉になることがあります。
お散歩で付着したゴミを取る意味も込めて、お散歩の後にブラッシングしてあげるのもおすすめです。

まとめ

ゴールデンレトリバーには運動が大好きな子が多いため、できるだけ毎日お散歩に出かけてあげましょう。
毎日1時間程度のお散歩をするのは大変かもしれませんが、愛犬がストレスを溜めずに過ごせるようにするには重要なことです。
愛犬の健康を維持するため、お散歩量にも注意してみてくださいね。

監修者情報

鹿野 正顕(学術博士)

鹿野 正顕(学術博士)

・学歴(大学・院、学部、専門分野) 麻布大学大学院 獣医学研究科 博士後期課程修了  専攻:人と動物の関係学、犬の行動学 麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。 ・資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed) (世界最大家庭犬トレーナー資格) ・youtubeチャンネル 「スタディ・ドッグ・スクール 」 動物行動学博士&国際ライセンスドッグトレーナーが犬の習性や能力から飼い方やしつけまで目からウロコの情報を幅広く発信。 チャンネル登録はこちらから↓ https://www.youtube.com/channel/UCqSmNCaYUEUFObbBW4Xn9nw ・職業 スタディ・ドッグ・スクール® 代表 株式会社 Animal Life Solutions(ALS) 代表取締役社長 ・所属団体、学会 日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT) 理事長 動物介在教育療法学会(ASAET) 理事 ・受賞歴 平成16年度さがみはら青年アントレプレナービジネスコンテスト 優秀賞 ・著書 ◆ 「犬の行動学入門」 監修:森 裕司 著:鹿野 正顕/中村 広基    ◆ 「アニマルセラピー入門」   編集:NPO法人 ひとと動物のかかわり研究会 監修:太田 光明 ◆ DVD「子犬と暮らす前に 準備と選び方」   ◆ DVD「子犬を家に迎えたら 飼い方・しつけ方」 販売元:アイディーマグネテック株式会社 監修:鹿野 正顕 ◆ 建築知識 創刊60周年記念出版「犬のための家づくり」 発行:エクスナレッジ ◆Oral tyrosine changed the responses to commands in German shepherds and Labrador retrievers but not in toy poodles   Masaaki Kano,Hidehiko Uchiyama,Mitsuaki Ohta,Nobuyo Ohtani (2015) ◆ 応急仮設住宅における人とペットが共棲する住環境に関する音響特性評価 浅見 樹里, 田村 雅紀, 金巻 とも子, 鹿野 正顕, 長谷川 成志 ジャーナル:工学院大学総合研究所・都市減災研究センター (Research Center for Urban Disaster Mitigation: UDM) 研究報告書 (平成25年度) ・職業上でのペットとの関わり ドッグトレーナーとして飼い主指導 獣医師、ドッグトレーナーなどの専門家に対する犬の行動・しつけ・トレーニング等の教育 学校機関での専門家の育成 メディアを通した情報発信 企業に対するペット関連コンサルタント ・飼っている動物 スタンダード・プードル(♀:柔、11歳) ・ペット歴 犬:Mix(4匹)、ミニチュアシュナウザー(1匹)、ジャーマンシェパード(1匹) スタンダード・プードル(1匹) ネコ:2匹 シマリス:2匹 ウサギ:1羽 セキセイインコ:5羽 ・ポリシー(ペットに関する) 動物の習性を客観的に理解し、人と動物互いのバランスを保った共生を追求する ・エピソード(ペットに関する) 畜産を兼業していた農家出身の両親は、ともに動物が好きだったことから、よく捨てられた犬を拾ってきて家で飼っていました。そのため、私は幼少のころから常に犬と一緒の生活を送り、鍵っ子だった私の寂しい気持ちを犬はいつも癒してくれ支えとなってくれました。  当時の犬の飼い方は今とは全く異なり、犬は外で飼うのは当たり前で予防接種をしたり動物病院に連れていくこともあまり一般的ではありませんでした。特に私の父親は、戦後間もない、物のない時代で生まれ育ったため、動物にお金をかける意識が低く、予防接種や病気の治療なども満足には行わなかったため、我が家の犬たちも非常に短命で、大学に進学するまでの12年間で4頭もの犬を飼育してきました。  そんな犬の飼い方に、幼いころから何となく疑問を感じていた私にとって、小学生の頃、今の仕事を志すようになった衝撃的な事件が起きました。避妊もしていなかった我が家の犬は、ある日、家に迷い込んできた野犬と交配してしまい、自宅で1匹の子犬を産みました。私は父に、産まれた子犬を飼うことをお願いしましたが、2頭も同時に飼うことができないという理由で拒まれてしまいました。そこで、子犬の里親を見つけることを懇願すると、父は承諾をしてくれたと思ったのですが、次の日の朝、子犬はいませんでした。  気が動転した私は、すぐに父のもとへ行き子犬の行方を尋ねると、父は夜中に山に捨ててきたと答えました。ショックでした。言葉が出ないくらい、頭の中が真っ白になるぐらいショックでした。私は、泣きじゃくりながら父親に怒りをぶつけましたが、もうその子犬が家に帰ってくることはありませんでした。  このことがきっかけで、私は、「犬をもっともっと大切にする社会に変えたい」、「家族の一員としてもっともっと犬との絆を深められる社会にしたい」、そう決意し犬の専門家になることを強く志し、「犬とのより良い共生社会の確立」という夢をかなえるべく、麻布獣医大学の獣医学部動物応用科学科に進学をしました。  大学院の博士課程が修了後、同じ志をもち、共に学生時代に犬の研究チームをまとめ、同期共に、さらなる夢をかなえるべく、大学のベンチャー企業として株式会社アニマルライフ・ソリューションズを立ち上げ、現在でも「犬とのより良い共生社会の確立」を目指した事業活動を行っています。

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